この暖かさで、わが「哲学の道」の、野武士の桜も一気に七・八分咲きになりました。よくみると一ッポンの野武士が出遅れて莟のまま固まっているのでございます。桜の世界にも、吉天爺のようなトロイのがいるもんでござるよ。
こぶしの白い花、紫もくれん、木々の芽吹き、れんぎょの黄も仲間入り、すぐに梨の花も一面に白いじゅうたんをひきつめ、梨園が続きます。こんな「哲学の道」に、いっぱいの春有難う。
哲学も、何も考えずに、俳句も うかばず、のほほんと春を満喫する幸せ。ほんと、上野公園のように大勢の人が押しかける事もなく、一人占めじゃて。
しかし草庵(湖子庵)に戻って、ニュースで、地震の被災地の人たちの事見ると、気の毒で早く余震がおさまり、平穏が戻り一日も早い復興を祈るばかりです。何時どこで、どんな災害が起こるかわからない列島のこと、人ごとでなく春を愛でてばかりいられない気持ちでもあります。
どちらも同じ自然で表裏一体なんですね
人間はその中で生かされている事を忘れちゃいけませんよね
私も窓の外の桜を見ている時、テレビの映像が目に入り
吉天さんと同じ気持ちになりました
okanさんは優しいから、先日も、地震の被災地の方へのお見舞いの投稿をされてましたね。またまた古い話ですが、映画「愛染かつら」の主題歌「旅の夜風」の唄に「花も嵐も~ふみこえて・・」とあったように記憶しています。人生も花も嵐も・・です。