
患者さんや患者さんの家族がラウンジでくつろげるように、コーヒーやお茶などの用意をします。
わたしの第一番目のお客さんは患者さんの”佐藤さん”です。
看護士さんに車椅子を押してもらってきてくれました。
”コーヒーをごちそうになりにきました”ってにこにこ顔で、ラウンジに入ってきました。
佐藤さんはとってもかわいいおばぁちゃんです。
昔々の牛乳瓶の底のようなメガネをかけております。
ですから、佐藤さんのお顔のおめめがとってもでかくみえるのです。
入れ歯をはずしているのですが、言葉がはっきりとしております。
そうこうしているうちに・・・
患者さんのマージャンの相手をしてくださいとのことでした。
わたしは前回がはじめてのマージャンでしたが、今回が初めてのボランテアさんがおりました。
その方が、佐藤さん教えてくださいね!と言ってました。
( ‥) ン?佐藤さん・・・
”これがきたけど佐藤さんどうしたらいい?”
”これがいらないね・・・”と佐藤さん。
( ‥) ン?佐藤さん すごぉ~い・・・
マージャンはじめてのボランテアさんが、あがってしまいました。(*^^*)
マージャンが終わって、後片付けをしながら佐藤さんに聞きました。
”佐藤さんのお年はいくつですか?”
”わたしの年?うんとねぇ~90・・・90・・・100かな?”
”えぇ~~”
”もうすぐ100なのよ。たしか98・・・”
”じゃ 100歳までがんばってくださいね。みんなでお祝いしましょうね”
”うん!うん!”佐藤さんのかわいいお顔が、くしゃくしゃになってもっとかわいくなりました。
佐藤さんは、ラウンジに来てマージャンをしているのをそばでみて覚えたとか・・・
それまで、見た事もしたこともなかったらしいです。
佐藤さんは確かに98歳だということも判明いたしました。(*^^*)
足腰が弱って移動は車椅子ですが、後はいたって身体的には不自由はないみたいです。
佐藤さんは、病院の行事には必ず参加してくれております。
時々 ラウンジにもきてコーヒーを飲んでくれます。
あの 生きているという姿勢はみならわなくては・・・
そして あのくしゃくしゃの笑顔もね (^_-)☆バチッ
わたしも いつか・・・かわいいおばぁちゃんになれたらいいなぁ~ (=^^=)