19日の第26回プロムナード・コンサートまで10日ほどになりました。
前回コンサートから今まで、とにかくいろんなことがあって、なかなか練習に身が入りませんでした。
もちろん練習はしていますが、気持ちが今一つ乗らないというか…。
10日と迫った今となっては、そんなことは言ってられませんけど。
このところ毎回取り上げているショパンのワルツ、今回は、作品70の3曲です。
これらはいずれも死後出版された遺作です。
全部で19曲あるワルツのうち、生前に出版されたのは10曲のみです。
ワルツは、ショパンの友人で協力者でもあるフォンタナが校正した版のあるものは、フォンタナ版で演奏されることが多いですが、作品70もその例にもれず。
作品70-1変ト長調は、以前弾いたときはフォンタナ版でした。
高音域を駆け回るような軽快な旋律は美しく、中間部もしっとりしたしゃれた感じの曲です。
昔リサイタルで弾いたのですが、その時の印象として、どうしてもこの曲を練習すると退屈する…そんな感じを覚えています。
今回は、ヘンレ版に掲載されている自筆楽譜による方、つまりオリジナルで演奏します。
ゾルタン・コチシュの ショパン:ワルツ集
を聴いて、やっぱりショパンオリジナルだ!と思ったのです。
弾いてみると、退屈しないのですね。
変な冗長さがなくなっているし、単調な和音の進行に変化があって一段とおしゃれ…。
若干弾きにくいですけどね。
聴いてのお楽しみ…ということで。
23歳の時の作品。
作品70-2ヘ短調は31歳の時の作品で、甘美な感傷に富んだ旋律があふれています。
ただ、歌を歌っているという域からは出ない…。
これも、オリジナルの方で演奏します。
作品70-3変ニ長調は、19歳の時の作品。
青年時代の恋人であり、歌手であったコンスタンチン・グラドコフスカを想いながら作られた曲です。
青春のせつない憧憬があふれた、甘く美しい作品です。
3曲の中では一番の傑作…かも。
前回コンサートから今まで、とにかくいろんなことがあって、なかなか練習に身が入りませんでした。
もちろん練習はしていますが、気持ちが今一つ乗らないというか…。
10日と迫った今となっては、そんなことは言ってられませんけど。
このところ毎回取り上げているショパンのワルツ、今回は、作品70の3曲です。
これらはいずれも死後出版された遺作です。
全部で19曲あるワルツのうち、生前に出版されたのは10曲のみです。
ワルツは、ショパンの友人で協力者でもあるフォンタナが校正した版のあるものは、フォンタナ版で演奏されることが多いですが、作品70もその例にもれず。
作品70-1変ト長調は、以前弾いたときはフォンタナ版でした。
高音域を駆け回るような軽快な旋律は美しく、中間部もしっとりしたしゃれた感じの曲です。
昔リサイタルで弾いたのですが、その時の印象として、どうしてもこの曲を練習すると退屈する…そんな感じを覚えています。
今回は、ヘンレ版に掲載されている自筆楽譜による方、つまりオリジナルで演奏します。
ゾルタン・コチシュの ショパン:ワルツ集
弾いてみると、退屈しないのですね。
変な冗長さがなくなっているし、単調な和音の進行に変化があって一段とおしゃれ…。
若干弾きにくいですけどね。
聴いてのお楽しみ…ということで。
23歳の時の作品。
作品70-2ヘ短調は31歳の時の作品で、甘美な感傷に富んだ旋律があふれています。
ただ、歌を歌っているという域からは出ない…。
これも、オリジナルの方で演奏します。
作品70-3変ニ長調は、19歳の時の作品。
青年時代の恋人であり、歌手であったコンスタンチン・グラドコフスカを想いながら作られた曲です。
青春のせつない憧憬があふれた、甘く美しい作品です。
3曲の中では一番の傑作…かも。