マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

「ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜」のこと

2018-03-31 01:06:01 | お勧め
今月上旬に観に行ったのに、なかなかアップできず、東京展は4月1日までになりました。
この後、愛知、北海道と巡回するようです。
ブリューゲルと言えば、昨年は「バベルの塔」が来ていました。
これは、ブリューゲル一族の長である、ピーテル・ブリューゲル1世の作で、その後、長男がピーテル・ブリューゲル2世、次男がヤン・ブリューゲル1世、その息子がヤン・ブリューゲル2世等々、代々にわたり画家として活躍した家系です。
ブリューゲル展については、2月に朝日カルチャーで講座を受講しましたが、その際の講師の方は、あまり有名どころの作品が来ていないので、ちょっとがっかりかも…というお話でした。
…が、さにあらず、とても堪能しました。
作品は大きくないのですが、細部まで緻密に描かれた絵は、なんかすごいなぁ…と。
私的には、ヤン・ブリューゲル1世、2世の絵が割と気に入りました。
小さくて細かい絵は、短時間でじっくり見ることはできず、図録を買いました。
本物とはずいぶん違っていますが、それでも細かい部分までじっくり見ることができるので。

図録は横浜に置いているので、どの作品が1世だったか2世だったか忘れましたが、いずれも奥の方に描かれた風景に心惹かれました。
  
これは、たぶんヤン・ブリューゲル2世だったと思いますが、赤い花や実ががアクセントになっていて面白いな…と。

細かい描写が何とも言えずいい。
  
他には、花の絵。
 
まだまだ気に入った絵がたくさんありましたが…。
大半が日本初出展とのこと。

ピーテル・ブリューゲル2世の「野外での婚礼の踊り」などは、動く映像化して興味をひくようになっていました。

ところが、今日、ちょっと探し物をしている時偶然見つけたのがこれです。

同じ絵でした。
以前に大阪で見ていたようです。
すっかり忘れてしまっていました。
まぁいろんな絵画展に行っても、それぞれすご~くしっかり覚えているわけではないし、すべては日々忘却の彼方…なので…。
ホントにたまたま見つけて、そうだブリューゲル展をアップしていなかったと思い出したわけです。