11日のプロムナード・コンサートで、私が演奏する曲についてです。
チラシに掲載している3曲については、以前に掲載していますので、そちらをご覧いただければと思います。
モーツァルト:「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲 ハ長調
ショパン:バラード 第2番 ヘ長調 作品38
リスト:歌劇「ファウスト」のワルツ(グノー) S.407
チラシに掲載していない曲をもう1曲弾くことにしたのですが、プーランクの「3つの無窮動」という曲です。
プーランク(1899~1963)19歳の1918年に作曲され、初期の代表作となり、とても人気のあった曲でした。
タイトルのごとく常に動きを止めないで続けていく…そんな曲です。
第1曲は、機械的な単調さを故意に装った伴奏型を用い、第2曲は無表情にメロディーを歌い、第3曲は一転して快活にダンスを踊るがのごとく…。
「全楽章を通じて統一感を保ち、余分な色付けを排して演奏すること」とプーランク自身は語っていたようです。
すべてを繰り返すように指示されていますが、今回は繰り返しなしで演奏する予定。
5分ほどの短い曲ですが、プーランク独特の音使いが印象的で、何故か耳に残る…そんな曲です。