マズルカと言えば、ショパンを思い浮かべますが、ドビュッシーにも1曲だけマズルカという題名の曲があります。
マズルカは、ポーランドの民族舞踊、舞曲で、3拍子で、2拍目、3拍目にアクセントがある…というのが大まかな概念ですが、ドビュッシーのマズルカにそれはありません。
3拍子ですが、ボロディンやショパンの影響はありつつも、ドビュッシーにとって、1拍を2分割するリズムと3分割するリズムを入れ替わり立ち替わり使うための口実だった…という説があります。
1890年ごろの作曲と言われていますが、1881〜82年という説もあります。
いろいろな経緯があって、ドビュッシーが反対しているにもかかわらず、1903年にアメル社から出版されました。
軽やかに弾けば、2分半くらいの短い曲です。