今日も練習と作業。
作業はなかなか遅々として進まずですが、
それでもちょっとは進んだか…という感じ。
最近、2台ピアノのコンサートのための練習で、様々な作曲家の作品を弾いていると、音の使い方はやはり時代が新しくなるにつれて複雑になっているし、作曲家それぞれの個性があって、実に面白いな…と。
時代様式も考えつつ弾くわけですが、それにしてもラヴェルの音使いにはホントに苦労させられます。
どこからあの発想が出てくるのか??です。
この音の重ね方や動きはどうやったら思いつくのかなと思うのですが、特に、ラ・ヴァルスはやはり原曲がオーケストラだというのが大きくて、管楽器や弦楽器ではさらっと流せる音が、ピアノだと複雑になって、オケを聞いてみるとあぁそういう流れね…とわかるわけです。
作曲家自身が2台ピアノに編曲していると言っても、やはり原曲はオーケストラなわけで、オーケストラ的な発想で作られていることには変わりがないのです。
初めからピアノ曲として作っていたら、どんな風になっていたのかな…と、考えないでもない…。