明日のコンサート、後半では、ショパンの24の前奏曲集から1~16番までを演奏します。
作曲されたのは1836~39年頃とされています。
1838~39年、ショパンはジョルジュ・サンドと一緒にマジョルカ島へ転地療養旅行に出かけていますが、それまでに前奏曲の大半は作曲され、マジョルカ島で残りを作曲し、推敲して仕上げたようです。
24の前奏曲というのは、24調すべての長、短調で作曲されたということ。
ショパンはJ.S.バッハを敬愛していましたから、24調で作曲された平均律クラヴィーア曲集と同じように24調に挑戦したのでしょう。
バッハは、ハ長調、ハ短調、嬰ハ長調、嬰ハ短調~というふうに、同主調を半音ずつ上がって行きましたが、ショパンは、ハ長調、イ短調、ト長調、ホ短調~というふうに、平行調を5度循環で作曲されています。
曲は、短いものでは30秒くらいですが、それぞれが曲として完成されていて、それぞれの調性のもつ性格をよく表現していると思います。
24曲は、ひとまとめの組物として演奏されるのがふさわしいでしょう。
私は、個々には独立した曲であっても、順番に並べる中に、物語性がある…と感じています。
全曲続けたかったのですが、24曲のうち数曲しか弾いたことがなかったので、ちょっと大変か…と、今回は16番までです。
私的には、後半の曲がフラット系で好きな曲が多いのですけど、次回に持ち越しです。
第4番ホ短調と第6番ロ短調は、ショパンのマドレーヌ寺院での葬儀の際演奏されました。
第7番イ長調は、某胃腸薬のCMで長く使われていますね。
16小節ほどの曲に、起承転結がある…そんな感じの曲です。
第15番変二長調は、「雨だれ」として知られています。
第8番嬰へ短調、第16番変ロ短調は、難曲…。
第14番変ホ短調は、何かわけがわからない…不安定な曲です。
CDは、ダン・タイ・ソンの演奏が一番好きですね。
ショパン作品集
作曲されたのは1836~39年頃とされています。
1838~39年、ショパンはジョルジュ・サンドと一緒にマジョルカ島へ転地療養旅行に出かけていますが、それまでに前奏曲の大半は作曲され、マジョルカ島で残りを作曲し、推敲して仕上げたようです。
24の前奏曲というのは、24調すべての長、短調で作曲されたということ。
ショパンはJ.S.バッハを敬愛していましたから、24調で作曲された平均律クラヴィーア曲集と同じように24調に挑戦したのでしょう。
バッハは、ハ長調、ハ短調、嬰ハ長調、嬰ハ短調~というふうに、同主調を半音ずつ上がって行きましたが、ショパンは、ハ長調、イ短調、ト長調、ホ短調~というふうに、平行調を5度循環で作曲されています。
曲は、短いものでは30秒くらいですが、それぞれが曲として完成されていて、それぞれの調性のもつ性格をよく表現していると思います。
24曲は、ひとまとめの組物として演奏されるのがふさわしいでしょう。
私は、個々には独立した曲であっても、順番に並べる中に、物語性がある…と感じています。
全曲続けたかったのですが、24曲のうち数曲しか弾いたことがなかったので、ちょっと大変か…と、今回は16番までです。
私的には、後半の曲がフラット系で好きな曲が多いのですけど、次回に持ち越しです。
第4番ホ短調と第6番ロ短調は、ショパンのマドレーヌ寺院での葬儀の際演奏されました。
第7番イ長調は、某胃腸薬のCMで長く使われていますね。
16小節ほどの曲に、起承転結がある…そんな感じの曲です。
第15番変二長調は、「雨だれ」として知られています。
第8番嬰へ短調、第16番変ロ短調は、難曲…。
第14番変ホ短調は、何かわけがわからない…不安定な曲です。
CDは、ダン・タイ・ソンの演奏が一番好きですね。
ショパン作品集