マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

期待以上のコンサート

2018-07-09 00:39:06 | 日記
エリック・ハイドシェックのコンサートに行きました。
私が子供のころから活躍していたピアニストなので、今年で82歳になるけど、現役で演奏をしていると知って、絶対行きたいと思って行くことにしたのです。
カメラータ・ジオンという室内管弦楽団との共演で、モーツァルトのコンチェルトを数曲…というプログラムでした。
数曲といっても、すべて2楽章のみ!
速い楽章がないのは物足らないかと思いきや、素晴らしい音楽と表現力で、充実した時間を過ごすことができました。
芸術…なのですよねぇ。
うまさを見せるのではなく、音楽を聴かせる…演奏とはこうあるべきとつくづく思い、自分もそうありたい…と。
まぁなかなかその域には近づけませんけど。

モーツァルトの2楽章を4曲、その後にアンコールでソロを4曲の演奏でしたが、当然のことながらすべて暗譜でした。
そして何よりも見た目…足にわずかに年齢を感じさせるところがありましたが、シャキッとした姿勢で背中も丸くはなっていないし、細い体形も維持しているし…もう、かっこいい!!と言いたくなるくらいでした。
サイン会で写真も撮らせてもらいました。

ちょっと古いCDでしたが、聴きたい曲が入っていたのを3枚買い、すべてにサインをもらいましたが、1枚だけ、なんか失敗したと言ってぐちゃぐちゃっと、ごまかして書かれました。


アンコールの最初の曲が、バッハのフランス組曲6番のサラバンドで、バッハというのは確かなのだけど、こういう演奏ありかぁ…と、すご~く感動してしまいました。
2曲目のドビュッシーも、子供の領分の「小さな羊飼い」でしたが、ドビュッシーらしいという演奏だったかな。
時間的には休憩もアンコールも含めて1時間半でしたが、すごく充実した時間で、幸せな気分でしたね。

秋に向かって注目しているコンサートがけっこうあるので、そちらも楽しみ…。
シャルル・リシャール=アムランのショパンのコンチェルト https://eplus.jp/ath/word/81559
ルーカス・ゲニューシャス http://eplus.jp/sys/T1U89P0101P006001P0050001P002074865P0030004P0006 
エフゲニー・キーシン https://eplus.jp/ath/word/546
ヴァンサン・ラルドゥレ http://eplus.jp/sys/T1U89P0101P006001P0050001P002258964P0030001P0006


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