もふもふランド♪

たくさんのわんこと もふもふしてます。
    by ぷーどる♂ & ぷーどる♀

魂の色 ④

2011-06-24 16:07:57 | らんちゃん
さて、そんなこんなで夏の終わり頃らんちゃんは無事我が家にやって来ました。

想像していたよりも元気で、人なつっこくてとても可愛らしいです。

最初は緊張し、うろうろとあちこちを探検しておりましたが、

やがては気持ちの良い場所を見つけ出し、ちゃっかりリラックス。

心配していた先住犬たちとも、すぐに馴染んでくれました。

その後、登録と予防注射のためにかかりつけの獣医さんに行ったのですが、

体の随所に今までこの子の暮らしていた条件の悪い飼育環境のあとが見て取れました。

それもそのはず、保健所から出したばかりの頃の状態はこのような感じだったのです。



身体はボロボロで、目はすべてをあきらめたかのようで、光も生気もない。

このときは自力で立つのがやっとのことで、

「引き受けられても長生きしないかもしれませんよ。」とお伺いいたしておりました。


でも環境が変れば、変わるもので…

この写真なんかは、まるで笑っているように見えませんか?



お散歩も大好きで、後ろ足が悪いにもかかわらず、

みんなと表に出るとこのはしゃぎよう!




さて、話は少し変わって…

実はこの頃、「広島ドッグパーク」破綻に伴う犬の虐待が大きな社会問題になっておりました。

丁度ランちゃんを引き受けたばかりだったので、

とても人事とは思えず、私たちはそこから保護された子たちに会いに行きました。

そこには想像を絶するひどい姿の子達がいました。



全身の毛が抜け落ちた子、やせ細りまるで骨格標本のような子、

栄養失調で眼球が萎縮し失明している子。などなど…


そして、多くの場合、このように患った子達は、

「汚い」、「見苦しい」といわれて、遠ざけられてしまうのです。

この子たちには何の罪もなく、こんなに可愛いのに。


無論この子達も最初からこうだったはずもなく、

ドッグパークが開業されたころは、愛らしくふさふさで、モフモフだったことでしょう。


一体この子達に何があったのか!?



それはすべて人間の仕業。

文字通り生かすも殺すも。

いや…

殺されるなら、ある意味まだまし。

この子達はもっとひどい生き地獄のなかで苦しませ続けられていたのです。


それらはすべて人間次第。

悲しいけれど、本当に人間しだい。


しかし、そんな状態にも関わらず、私たちが会った子達は、

人間を見ると、尻尾をフリフリ喜んでくれるのです。

だから、反対にこうも言えるのですよ。


このような子達に笑顔を取り戻してやることができるかどうかも、

それもすべて人間次第。


今日の一曲

Lynyrd Skynyrdで「Free Bird」

http://ameblo.jp/uchino-toramaru/
コメント (3)
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