「いや~、なんかもう、めちゃくちゃスッキリですわ~♪」ポコ
「ほ~、どないしましてん?」ムク
実は10日ほど前に、ポコは去勢手術を行いました。
父犬のぷー君と、このムクと一緒に預かり犬でやって来た時から、
マーキングの癖がひどく、隙あらばいたるところにおしっこをひっかけるので、
家の中ではほぼずっとおむつをして暮らしているので、人呼んで「おむつ王子」!
ですので、去勢すれば少しはましになるだろうと思ってはいたものの、
この子たちが来てすぐに、なな、以蔵、そしてピーコの容体が悪くなり、
ついつい先延ばしにしていたのです。
そういうわけで今月に入ってやっと手術をすることにしました。
また、来た時から歯の状態が悪かったので、
併せて歯の様子も見てもらい、必要ならば抜歯も行うことに。
(結局ほぼすべての歯を抜くことになりました。)
そして手術は無事終了し、先日抜糸を終え只今絶好調なわけであります。
「私もこっちに来てタマ取ってもろてから調子よろしいわ~♪」
「なんか身軽になりましたな♪
こんなんやったら、もっと早くしてもろたらよかった。」
「いやいや、今日で良かったんでっせ。
去勢だけに、きょうせ~い!ってね! わっはっはっは!」
「……」
「今の、シャレ、わざとちゃいまっせ、偶然!偶然!
ほんま、去勢だけにタマタマやぁ~!
わははは!どっかぁ~ん!」
「……」
「で、さっきからひとつ気になってますねんけど…」
「ん?なんなん…?」
「なんで、私ら同じ場所なのに、ずっとこうして別ショットなんでしょ?」
「そら、ぼくらメチャクチャ仲悪いから、
顔つき合わしたら大げんかになるからやんか!」
「あははは!その心配はもう必要おまへんやん♪」
「なんで?」
「だって、あんた、抜歯したさかいに私の相手になりまへんやん♪
歯無しだけに、話になりまへんわ~♪
「……… 噛むよ?」