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2度目です。
年老いたお母さんとトトのカギのやり取りが一番泣けた。
何で99日目に兵士はあきらめたか。
こんなにがんばって答えてくれない人なら、一緒になってもうまくいくはずないと判断したのではないかと自分は思いましたが、そうですか・・・100日がんばって嘘だったらつらいからか・・・なるほど・・・そういうもっていき方だったんですね。
おれは、あの女の子が映写室に現れた時になんだこの馬鹿野郎!とつぶやいてしまいました。
お母さんとの会話で、一人に尽くす性分のことを、あまりいい性格じゃないみたいにいうところも、なんとなく納得です。深く思い込まないほうが結構楽に人生歩んじゃったりして幸せをつかんじゃったりするものなのかも。なんて思いました。
でもね、踏ん張って踏ん張って手に入れた幸せと、気楽に手に入れちゃえる幸せは質的に違うのでしょうけど・・・
映画で成功したのはいいけれど・・・心に空いてしまった穴はずっと埋まらずに来ました。彼は故郷に帰ってすばらしいフィナーレ(?)を迎えて、その穴は埋まったのだろうか・・・どんな賞をとったって、その空虚さは残ってしまうのではないか。と思います。うじうじしてる性格の人は、ただのすれ違いだとわかったらさらにうじうじしちゃいますよね。きっと。
男はだめだね。夢に生きてる。女は現実に生きている。
お前の声を聞きたくない。噂を聞きたい。というのはなんか深いと思います。
しかし、2人を別れさせた選択は正しかったのでしょうか。燃えた炎が強いほど、さめた時のショックも大きいと思いますけど、それを乗り越えさせなかったからこそ、2人の中にくすぶって、結果的に、結婚しているのにあんなことになってしまって・・・一度それをしたからって、そこで「はい、おしまい。すっきり!」とはならないだろうに・・・むしろ、そのくすぶっていたものが燃え出してしまうのではないかと、思うのですが・・・
山田洋次さんだったらこんな演出はないだろうと思います。
トトのついた仕事が映画監督だというのが最後のほうまで明かされないところがすごい演出です。
映画がみんなから愛される時代、キスシーンはカットされて・・・でも、どんどん刺激が強くなって、殺伐としたものも出てきて・・・テレビやビデオの登場で映画館が消えていく・・・映画の中身が変わるのと同じように広場の景色も変わっていく・・一つの時代が終わったって感じもしますが・・・
でも、映画を愛する人たちがいる限り、映画は残るのでしょう。そして残された映画もずっと愛され続けていますからね。映画は永遠です。(たぶん・・・)