純米燗オヤジの戯言 佐用の酒屋 地酒のDON

「完全発酵の純米酒を燗で呑む文化を普及させたい」そんな純米燗伝道師を自負する酒屋のオヤジ奮闘記。

熟成酒・・・呑み頃っていつ?

2018年02月02日 | 純米酒
当店には

「熟成酒」「古酒」など

熟成年数5年、10年、20年・・の純米酒もある



もちろん

熟成して

旨味が凝縮し

落ち着いた酒質の純米酒を

燗につけて呑むのが好きな私なので

自然と、そういう品ぞろえになっていく



お客様も当然のごとく

熟成酒を燗につけて呑むことに目覚めたかたが多い



最近、

「今が呑み頃の純米酒は・・・どれ?」

「この純米酒の呑み頃って・・・何年後だろ?」


こんな質問がお客様方のなかで増えてきた


熟成酒に通じたお客さまが増えてきた証拠なので

大変うれしい質問なのだが・・・


この答えに窮することも、また多い・・・なぜか?



*お客さまの熟度に対する嗜好が千差万別であるため

*合わせる料理によって、熟度をセレクトしないといけないため

*未来に向けて変化する熟成の味わいを、自分の中で想像することは容易ではあるが、数年後の実際の味わいとのギャップは私のなかでは悲喜交々、正確なイメージを見いだすことは、かなり難しいことを経験値として自覚してきたこと

*純米酒でなくとも、醸造用アルコール添加の弱い酒質の日本酒であっても、常温熟成5~6年で、とんでもない大化けけをした日本酒に出会ったこと

等々・・・


こんな体験のなかで・・・

正確な情報を発することが困難な

「熟成酒の世界」・・・


また想像を絶する熟成の変化が期待できるだけに

面白くて惹きこまれる・・・

ということもできる



私が

純米燗の世界

に魅了された理由は突き詰めれば

ここになるんだよね!

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