嫁入りが決まった純米酒たち・・信越地方へ
本日は4本の純米酒たちが人々に、たくさんの癒しをお届けするため旅立っていく。
「天穏きもと改良雄町R3BY」
優しく伸びていく余韻の長さは比類無し!
「天穏 純米酒(白ラベル)R3BY」
旨味と酸、柔と剛の輪郭クッキリ!
「辨天娘きもと玉栄純米H 29BY 22番娘」
優しくてクール、まるで貴婦人!
「大正の鶴 熟成純米(朝日・雄町)2017BY」
強い酒質で滋味深し!
どれも人を「ほっこり」させる良い酒だ。
(熟成純米酒呑み方講座)
1.純米酒の色が山吹色なのは、純米酒本来の色で、無ろ過あるいは必要以上ろ過をしてない、そして熟成の証しです。決して劣化や変質ではありません。
2.冷やで呑んでも旨いのですが本領を発揮するのは燗酒です。燗につけると米の旨みが増幅します。
3.燗につける温度はまず60度から70度まで上げてください。そこから50度、40度と燗冷めしていく間に味わいが変化します。この味の変化を楽しんでください。この酒は燗冷めして味の骨格が崩れるような弱い純米酒ではありません。
4.栓を開けたばかりの時は多少渋みが存在します。まだ味が開いてないのです。味が固いときは栓をせずに瓶の口にガーゼなど被せて3日から1週間放置しましょう。(これを通の間では放置プレイと呼びます。)こうすることで味が開きます。ぜひ試してください。
5.火入れした純米酒の場合、開栓後は常温で保存してください。そのほうが味が開き易いです。冷蔵していると味が開くのに時間がかかりますヨ。保存方法には気をつかわずズボラにお願いします。(笑)また現状の味を、なるべく変化させたくない場合は、冷蔵してください。
6.熟成酒の場合、澱おり(おり・白い浮遊物・たんぱく質のかたまり)が浮遊していますが、たんぱく質の塊ですので、呑んで頂いて大丈夫です。熟成酒の勲章のようなものであり、澱の凝固で、酒質は、より綺麗で透明感が出てきます。
注:「H28BY」とは、平成28酒造年度(H28年7月~H29年6月の時期に搾られた清酒)の事です。
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播州佐用の酒屋
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