滋味深き熟成純米燗
「日置桜 きもと玉栄純米 本懐の盃R2BY」
純米燗金太郎です。
今日は店頭のお客様が少ないのに
朝からバタバタ・・忙しい・・
なんでやろぉ。
このバタバタは売上に繋がっているのか?
甚だ疑問ではあるが、
まぁ、暇よりは良い、としておこう。
😊
今日のこのお酒。
まさに滋味深し。
「滋味」という言葉は、日置桜のためにあると言っても過言ではない。
「日置桜 きもと玉栄純米 本懐の盃R2BY」
(冷やで、酸のインパクトあり! 燗で、落ち着き,滋味深し!)
バニラにも似た芳香がある。口に含むと、ナッツ、栃餅の様な香ばしさがあり、味噌様の旨味はギュッと引き締まり、同時に太めの柑橘系の酸が存在感を発揮してキレも良い。余韻の渋味と苦味は、レモネードの余韻に似ている。
燗につけると、旨味の立体感が膨らみ、酸とのバランスがよくなり、落ち着きがでる。滋味深く癒される酒質だ。
熟成純米酒呑み方講座
⓵純米酒の色が山吹色なのは、純米酒本来の色で、無ろ過あるいは必要以上ろ過をしてない、そして熟成の証しです。決して劣化や変質ではありません。
②冷やで呑んでも旨いのですが本領を発揮するのは燗酒です。燗につけると米の旨みが増幅します。
③燗につける温度はまず60度から70度まで上げてください。そこから50度、40度と燗冷めしていく間に味わいが変化します。この味の変化を楽しんでください。この酒は燗冷めして味の骨格が崩れるような弱い純米酒ではありません。
④栓を開けたばかりの時は多少渋みが存在します。まだ味が開いてないのです。味が固いときは栓をせずに瓶の口にガーゼなど被せて3日から1週間放置しましょう。(これを通の間では放置プレイと呼びます。)こうすることで味が開きます。ぜひ試してください。
⑤火入れした純米酒の場合、開栓後は常温で保存してください。そのほうが味が開き易いです。冷蔵していると味が開くのに時間がかかりますヨ。保存方法には気をつかわずズボラにお願いします。(笑)また現状の味を、なるべく変化させたくない場合は、冷蔵してください。
⑥熟成酒の場合、澱おり(おり・白い浮遊物・たんぱく質のかたまり)が浮遊していますが、たんぱく質の塊ですので、呑んで頂いて大丈夫です。熟成酒の勲章のようなものであり、澱の凝固で、酒質は、より綺麗で透明感が出てきます。
注:「H28BY」とは、平成28酒造年度(H28年7月~H29年6月の時期に搾られた清酒)の事です。
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