田植えの疲れを癒す純米燗
「諏訪泉 純米酒(うさぎラベル)熟成2夏」
純米燗金太郎です。
田園風景の中を今朝もランニング。
ほとんどの田圃には水が入り、今日か明日には田植えをする所が多いみたいです。
お疲れ様です。
田植えを終えたら、是非この純米燗で癒されてください。
積算温度Σ8000度の熟成の旨味が凝縮して、洗練された酸のキレがたまりません。
「諏訪泉 純米酒(うさぎラベル)熟成2夏」
黒糖にナッツの香ばしさが混じる熟成香が強めにある。まろやかに練れた旨味がはんなりと口中に広がって非常に心地よい。後半には檸檬のようなフレッシュな酸が跳ねるように立って独特の存在感がある。はんなりとして、爽快な酒質。
燗につけると、旨味と酸のバランスが良く、呑み飽きしない落ち着いた燗あがりする純米酒だ。
日本料理はもとより、味わいの濃い中華やイタリアン、チーズ料理などとも合わせ易く、安心・安定の食中酒だ。
はんなりとした燗酒を愉しんでください。
「山吹色の純米酒が美味しそう・・って変??」
「山吹色の純米酒」って、美しいし、旨いですよね。
また「妙なことをいう酒屋だな」と言われるかもしれませんが、これ大事です。
確かに炭でろ過して透明にした清酒がほとんどでして、これらのお酒が劣化すると黄色く変色してくるのも皆さんご存知だと思います。
ですが、本来、日本酒というものは山吹色なのです。なのに見た目が悪いから炭でろ過して透明にします。
そしてもう一つの要因は炭でろ過することにより雑味をとり除くためです。もちろん雑味とともに日本酒の肝ともいうべきお米の旨味成分も取り除かれます。つまり搾った酒の味に自信がないので、炭を使いさし障りのない味の酒にしようとしている行為なのです。こんなのが美味しいわけがないのです。
一方、醪を「完全発酵」させ、
杜氏さんが自信をもって搾った純米酒なら、無ろ過にするか、軽くフィルターろ過するだけで、炭をかけて肝心の日本酒の旨味や個性を取り除くような野暮なことはしないのです。
また、山吹色は熟成度合のパラメータにもなりますもんね。
だから私は、透明な日本酒を見ると、すごく不安になります。「このお酒って絶対美味しそうには見えないだよなぁ。」という逆の観念に支配されてしまうのです。そういう意味で、「山吹色」の純米酒を選んでみてください。でも日本酒の瓶の多くは透明ではないので、これも見た目では確かめられませんので、店主に聞きましょう。
(*「完全発酵」: 強健な酵母を育てると、醪を搾る直前まで死滅せずに「米」を「でんぷん」から「糖」へ、そして「アルコール」へ変化させ続けるので、醪の糖分がどんどん減少し、どんどん辛口になっていきます。その甘辛の指標である日本酒度が+10以上の超辛口になることもざらで、日本酒度の+表示の数字が高い純米酒ほど強健な酵母だったとも考えられます。
このように酵母にギリギリの極限まで発酵を促すのが「完全発酵」です。ただし醸造用アルコールを添加したお酒は別ですよ。アルコール添加するほどいくらでも辛口にできるのですから。)
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