私が個人的な嗜好で注目している酒米がある
島根県では、ポピュラーに醸されている「改良雄町」
その親の「近畿33号」
そのまた祖先の「銀坊主」
私は、この系譜の酒米で醸した純米酒が気になってしょうがない(笑)
その中心を通る酸から、濃い旨味がピョンピョンと飛び出してくるような
独特の味の組成をしているように思えるからです
柔らかくて優しく、透明感があり、またキレもあり、強さもある
(系譜図) 改良雄町
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近畿33号 比婆雄町(純系雄町)
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近畿15号 近畿9号
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銀坊主 朝日
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愛国 日の出 (改良雄町の祖先)
「改良雄町」「近畿33号」は、「銀坊主」の系譜をひく酒米なのですが
この「銀坊主」の純米酒が、以前「日置桜 穿」として醸されたことがありました
覚えていらっしゃる方も多いかと思います
今また、山根酒造場から「銀坊主」と「強力」で醸した純米酒が新登場しました
それが・・・
「日置桜 復刻ラベルH28BY」です
これ、注目です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/7d/06fbbc98c3c7362b3d007cb8241f5d55.jpg)
まだ、スレンダーな旨味であるが、上品で清楚。そして夏みかんのような強めの酸が跳ねる・・・なんだ??口中で温められるほどに急速に旨味が膨らみ始める。まるで焼いているお餅が膨らむような感覚だ。余韻にはまだ渋味が残る。面白い味の組成だ。酒米の「銀坊主」の特徴が出ているようだ。
燗につけると旨味が膨らみ、酸も程よく立って、より落ち着いた酒質になる。
しかし、これ、何か急激に変貌する予兆がある。メッチャ惹かれるなぁ。(笑)
原材料: 米・米麹
酒米: 強力(24%)銀坊主(76%)
(数馬豊郎氏栽培米)
精米歩合: 65%
アルコール度: 15〜16度
日本酒度: +7.5
酸度: 2.7
アミノ酸度: 2.1
酵母: 協会7号
また、「改良雄町」の親の「近畿33号」で醸したのが
「玉櫻(島根)純米近畿33号」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/16/457b4db364c2776c2221bfd3fc4116a9.jpg)
「改良雄町」の純米酒はこちら
「玉櫻生酛改良雄町」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/14/887251e5bef38de1e6b6f90d45dcebb8.jpg)
「十旭日生酛改良雄町」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/e1/8419d3e4ede349367b75d0dc2ba92fb7.jpg)
【ぷち薀蓄】
「雄町米の系譜について」
「雄町米」は、本来、鳥取の大山の麓の原生種であり、
「強力米」とともに一番古い種のお米であり、
「山田錦」「五百万石」「玉栄」などの酒米の祖先でもあります。
「改良雄町」については、
比婆地方(広島)で栽培された純系雄町の「比婆雄町」と
「近畿33号」を掛け合わせて栽培しやすく品種改良したもので、
古来の雄町の系譜としては、少し遠い関係になるのかもしれません。
雄町として各地で栽培され、
その優良種を純系淘汰したものが
地方名を冠した「備前雄町」「比婆雄町」「赤磐雄町」などで、
古来の「雄町米」とは系統が異なってきているものもあるそうですが、
他の品種の血が入っていないという意味で、
これらは「純系雄町」と呼んでいるそうです。
ひとくちに「雄町米」といっても奥が深いですね。
島根県では、ポピュラーに醸されている「改良雄町」
その親の「近畿33号」
そのまた祖先の「銀坊主」
私は、この系譜の酒米で醸した純米酒が気になってしょうがない(笑)
その中心を通る酸から、濃い旨味がピョンピョンと飛び出してくるような
独特の味の組成をしているように思えるからです
柔らかくて優しく、透明感があり、またキレもあり、強さもある
(系譜図) 改良雄町
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近畿33号 比婆雄町(純系雄町)
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近畿15号 近畿9号
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銀坊主 朝日
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愛国 日の出 (改良雄町の祖先)
「改良雄町」「近畿33号」は、「銀坊主」の系譜をひく酒米なのですが
この「銀坊主」の純米酒が、以前「日置桜 穿」として醸されたことがありました
覚えていらっしゃる方も多いかと思います
今また、山根酒造場から「銀坊主」と「強力」で醸した純米酒が新登場しました
それが・・・
「日置桜 復刻ラベルH28BY」です
これ、注目です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/7d/06fbbc98c3c7362b3d007cb8241f5d55.jpg)
まだ、スレンダーな旨味であるが、上品で清楚。そして夏みかんのような強めの酸が跳ねる・・・なんだ??口中で温められるほどに急速に旨味が膨らみ始める。まるで焼いているお餅が膨らむような感覚だ。余韻にはまだ渋味が残る。面白い味の組成だ。酒米の「銀坊主」の特徴が出ているようだ。
燗につけると旨味が膨らみ、酸も程よく立って、より落ち着いた酒質になる。
しかし、これ、何か急激に変貌する予兆がある。メッチャ惹かれるなぁ。(笑)
原材料: 米・米麹
酒米: 強力(24%)銀坊主(76%)
(数馬豊郎氏栽培米)
精米歩合: 65%
アルコール度: 15〜16度
日本酒度: +7.5
酸度: 2.7
アミノ酸度: 2.1
酵母: 協会7号
また、「改良雄町」の親の「近畿33号」で醸したのが
「玉櫻(島根)純米近畿33号」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/16/457b4db364c2776c2221bfd3fc4116a9.jpg)
「改良雄町」の純米酒はこちら
「玉櫻生酛改良雄町」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/14/887251e5bef38de1e6b6f90d45dcebb8.jpg)
「十旭日生酛改良雄町」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/e1/8419d3e4ede349367b75d0dc2ba92fb7.jpg)
【ぷち薀蓄】
「雄町米の系譜について」
「雄町米」は、本来、鳥取の大山の麓の原生種であり、
「強力米」とともに一番古い種のお米であり、
「山田錦」「五百万石」「玉栄」などの酒米の祖先でもあります。
「改良雄町」については、
比婆地方(広島)で栽培された純系雄町の「比婆雄町」と
「近畿33号」を掛け合わせて栽培しやすく品種改良したもので、
古来の雄町の系譜としては、少し遠い関係になるのかもしれません。
雄町として各地で栽培され、
その優良種を純系淘汰したものが
地方名を冠した「備前雄町」「比婆雄町」「赤磐雄町」などで、
古来の「雄町米」とは系統が異なってきているものもあるそうですが、
他の品種の血が入っていないという意味で、
これらは「純系雄町」と呼んでいるそうです。
ひとくちに「雄町米」といっても奥が深いですね。
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