御神酒たる純米燗
「月の井 純米酒H3BY」
純米燗金太郎です。
今朝の冷え込みは厳しかったです。
「ー6℃」
で、窓は開かないし、外の水道は凍てついて、出ませんでした。
ようやく寒さに慣れてきましたが、まだ冷え込みも序の口。
どこまで冷えるのやら。
^_^
さて、日本酒は神の御加護で出来る穀物の代表であるお米で醸し、これを御神酒として、五穀豊穣を祈念して、神様にお供えし捧げます。
そんな神秘的な呑みものである日本酒ですが・・
今日は若くて渋いお酒を紹介します。
よーく虐めて呑みましょう。
熱くしたり、デキャンタージュしたり、放置プレイしたり・・ね。
酒器は、陶器の厚みのあるもの。
これで、まろやかさが倍増します。
「月の井 純米酒H3BY」
中心に酸がしっかりと存在し、その周りを旨味がまとう。凄く強さを感じる酒質。まだ旨味の開き方が浅く、酸も角があり、余韻の渋味も強く、熟成感は足りない。でも、これからの熟成でどんどん進化して行く酒質であることを、ひしひしと感じる。熟成過程を愉しみたいなぁ、と思わせる。
燗につけると、旨味と酸の輪郭がクッキリとしてくるが、若い香りも立つ。
「熟成純米酒呑み方」
1.純米酒の色が山吹色なのは、純米酒本来の色で、無ろ過あるいは必要以上ろ過をしてない、そして熟成の証しです。決して劣化や変質ではありません。
2.冷やで呑んでも旨いのですが本領を発揮するのは燗酒です。燗につけると米の旨みが増幅します。
3.燗につける温度はまず60度から70度まで上げてください。そこから50度、40度と燗冷めしていく間に味わいが変化します。この味の変化を楽しんでください。この酒は燗冷めして味の骨格が崩れるような弱い純米酒ではありません。
4.栓を開けたばかりの時は多少渋みが存在します。まだ味が開いてないのです。味が固いときは栓をせずに瓶の口にガーゼなど被せて3日から1週間放置しましょう。(これを通の間では放置プレイと呼びます。)こうすることで味が開きます。ぜひ試してください。
5.火入れした純米酒の場合、開栓後は常温で保存してください。そのほうが味が開き易いです。冷蔵していると味が開くのに時間がかかりますヨ。保存方法には気をつかわずズボラにお願いします。(笑)また現状の味を、なるべく変化させたくない場合は、冷蔵してください。
6.熟成酒の場合、澱おり(おり・白い浮遊物・たんぱく質のかたまり)が浮遊していますが、たんぱく質の塊ですので、呑んで頂いて大丈夫です。熟成酒の勲章のようなものであり、澱の凝固で、酒質は、より綺麗で透明感が出てきます。
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