小春日和に心和む純米燗
「玉櫻 きもと改良雄町純米H29BY」
純米燗金太郎です。
朝は「2℃」
昼は「ポッカポカ」
小春日和で心和みます。
そんな11月の晩酌は、
一層心が和むこの純米燗で・・
熟成の旨味にとろけそう・・
「玉櫻 きもと改良雄町純米H29BY」
(熟成して、こなれて優しい酒質だが・・)
島根県ではポピュラーな酒米の「改良雄町」で醸した「きもと造り」の純米酒。
乳酸由来の爽やかな含み香に香ばしいカラメル様の香りも感じる。改良雄町らしい、まろやかで優しい旨味に癒される。酸は大人しめで、全体に滋味深く落ち着いた印象。余韻に渋味と苦味が出現してくるがアクセントになり、酸とあいまってキレが良い。まだ旨味は、もっと凝縮していくはずなので、桃源郷はもう少し先だ。
燗につけても滋味深い酒質。酸のキレは一層良くなる。精神がとろけそう(笑)
*注目の酒米「改良雄町」
酒米の「改良雄町」は、島根や広島ではポピュラーな酒米です。
俗に言われる「広島雄町」とは、「改良雄町」のことです。
(改良雄町系譜図)
愛国 日の出
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銀坊主 朝日
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近畿15号 近畿9号
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近畿33号 比婆雄町(純系雄町)
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【 改良雄町 】
「雄町米」は、本来、鳥取の大山の麓の原生種であり、「強力米」とともに一番古い種のお米であり、「山田錦」「五百万石」「玉栄」などの酒米の祖先でもあります。ただ、「改良雄町」は、比婆地方(広島)で栽培された純系雄町の「比婆雄町」と「近畿33号」を掛け合わせて品種改良したもので、古来の雄町の系譜としては、少し遠い関係になります。雄町として各地で栽培され、その優良種を純系淘汰したものが地方名のついた「備前雄町」「比婆雄町」「赤磐雄町」などで、それぞれ、古来の「雄町米」とは系統が異なってきているものもあるのですが、他の品種の血が入っていないという意味で、これらは「純系雄町」といえるのです。
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