こどもの日だけど純米燗
「武蔵の里 純米吟醸」
純米燗金太郎です。
ゴールデンウィークも終盤ですね。
今日は「こどもの日」。
店頭の軒下に営巣した燕夫婦にも昨日、
子供が生まれました。
そして当店に営巣している燕は、もう1組。
当店裏の2階の軒下に・・
「コシアカツバメ」がいます。
普通の燕より、一回り大きく
文字通り腰の部分が赤い(赤褐色)燕です。
早朝にはベランダの物干し竿に夫婦仲良く留まっている姿を見せて、微笑ましいのですが・・
ただ、軒下に瓢箪を半分に割って貼り付けたような巣を作りますので、中がどうなっているのか伺いしれません。
それ故、子供が生まれているのかどうかも
わからないので、情が湧きにくいのが玉に瑕。(苦笑)
でも毎年新しい生命が巣立っています。
😊
「こどもの日」の晩酌は、
ふるさとを懐かしく思い浮かべる・・
望郷の酒で・・
「武蔵の里 純米吟醸」
(熟成するほどに望郷の旨味が凝縮していく!)
冷やで呑むと、バナナを感じる含み香があり、きれいな酒質の良い酒だが、なんだか味がふくらまないし特徴が無いよなぁ、、と思える。
だが、燗につけると一変する。一気に旨味が膨らみ酸もたち、キレがよくなる。燗につけてこそ真価を発揮するお酒だ。
また、日が経つほどに上品な熟成をして旨味が凝縮していく。2〜3年寝かせたいのが本音。(笑)
「吟醸酒の強い香り」が日本酒の幅を狭める!
*吟醸酒は香りが穏やかなものを選ぶ事をお勧めします。
吟醸酒の香りも、わずかなら上品であり、気にならないのですが、香りが立ち過ぎると興ざめしてしまいます。これを燗に付けると、なおさら鼻が曲がりそうになり、せっかくの料理の邪魔者となってしまいます。
日本酒は本来、色々な温度帯でその味わいが変化するのが趣深く、それを楽しむものです。
それなのに我々酒屋が、「吟醸酒は冷酒で楽しまなきゃもったいない」というようなことを吹聴したものだから日本酒の本来の魅力が半減しちゃったのです。
吟醸酒などのアルコール添加された酒を燗につけると、吟醸香やアルコール臭が立ち過ぎて呑めないものが多いです。これらの酒は冷酒で呑んでください。
しかし、純米吟醸酒で上立香が穏やかなものは、冷酒でも品が良く美味しいし、さらに燗につけても旨いものです。
吟醸酒だからといって冷やして呑むことにとらわれていると日本酒の世界感が狭くなります。
もっと突っ込んで言うなら、純米大吟醸酒などの最高級なお酒といえども、燗につけて料理を引き立てる酒質でなければ、半製品だと考えても良いぐらいです。
ただ酒質設計的に「冷酒」としてキンキンに冷して呑ませたい蔵元の思惑がある吟醸酒が多いのが実情で分かりづらいと思いますので、是非、酒屋店主に、選んだ純米酒の「呑んで美味しい温度帯」も訊いてみてくださいね。その方が失敗がないと思います。
色々な温度帯で呑んでみて、日本酒の懐の深さに触れてほしいと思います。
お酒を電話で取り置き予約もできます。
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当店webショップ3店舗の紹介
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