全部じゃなくて、一部。

「怒られた」。「また注意された」。
「やっぱり私はこのままでは行けないんだ」。
「でも、今までこういう生き方しか知らなかったのに、どうすればいい」。
そうして嘆いていたら、
「そのままでいい」「変わらなくていい」
と、言ってもらえた。
けど、だめだ。このままでは駄目なんだ。
ほら、また否定された。
変わらなきゃ、ダメなんだ。


そうやって、堂々巡りで、ちっとも前に進めなかった。


でも、そうだね。
否定されているのも、肯定されているのも、
私の「全て」ではないんだ。
なら、考えようもあるじゃないか。
「全て」を肯定し、許し、受け入れてくれる場所は、おそらくどこにもない。
それは寂しく、辛いことだけど。
否定されているのが私の「一部」なら、そこだけを変えよう。
肯定されているのが私の「一部」なら、そこは残しておこう。
まずは、そうだな…
仕事上の否定に関しては、仕事上だけ変えていこう。
割り切ってしまおう。
「職場での自分」を、演じて行こう。


どこをどう変えても、きっと「誰からも愛される」なんてことはあり得ない。
変わるのは、私だけでなく、周りもそうだから。
周りの判断基準も、刻々と変わるものだから。


この生き方も、やり方を間違えれば、きっとまた、暗闇まっしぐらだろう。
でも、今の自分にとっては、やっと目が開けた気がするから。
変えるのも「一部」だけ。
残すのも「一部」だけ。
結果、どんな「私」が出来上がるか…？

さて、それはその時考えよう。


それにしても。
↑と同じようなことを、もしかしたら、
今までも人から言ってもらえてたのかもしれないと、ふと思う。
「××はダメだよ、○○はいいとは思うけど」って。
あれは、そういう意味だったのかな。
「非難されてる」という部分しか耳に入らなかったから、
後半部分はちゃんと聞きとれていなかったよ。