Amazonプライムで「日日是好日」のエンドロールを終わった後、画面の下の方に希林さん関係の映画が表示されるのでクリックしてみました。この映画や小説のことは知っていたのですが、まだ見ていなかったのでした。
あらすじとか
ベストセラーとなったリリー・フランキーの自伝小説を、オキダリジョーと樹木希林の共演で映画化。
幼いボクを連れてオトンの家を出たオカンは、女手ひとつでボクを育て上げた。やがて美大に通うため上京したボクは、オカンへの罪悪感を感じながらも自堕落な日々を送ってしまう。
数年後ようやくイラストやコラムの仕事が軌道に乗り始めた頃、オカンのガンが発覚し……。監督を「さよなら、クロ」の松岡錠司、脚本を松尾スズキが手掛ける。
2007年製作/142分/日本
配給:松竹
配給:松竹
主人公が大学時代にパチンコと麻雀に明け暮れた自堕落な生活を送っていたことに好感が持てます。私と一緒です(^^;
私と時代背景がだいたい一緒なんで、なじみやすい映画でした。
描かれているのは、樹木演ずる母親の主人公に対する無償の愛。迫真の演技に感動しました。私も主人公と同じで、父母にお金を送らせて遊んでばかりいたので、身につまされました。
オダギリジョーの物憂げで不安な雰囲気も良かったと思います。それと友情出演っぽく、小泉今日子や田中哲司、宮崎あおい等々多彩な面々がちょい役で出てくるのも面白かったです。
東京タワーが題名についていますが、夜の東京タワーの赤い色は、なにか現実離れした雰囲気を持っているので、むかし東京へ出張などで出かけると必ずホテルはタワービューをリクエストしたものです。特に夕暮れの帝国ホテル新館のプールから見えるタワーは、非日常的で大好きでした。
家でも母が脊柱管狭窄症の手術で東京の病院に1カ月入院したことがあり、その時、窓から見えたタワーならぬ富士山にとても勇気づけられたのを思い出しました。その後母は、乳がんの手術をしたり認知症になったりですが、幸いなことに健在です。本当に親というのはありがたいものですね。