しこたまらいふ

岩手県奥州市で、スローライフを実践中♪ 田舎暮しや食べ物の話題。

誰も知らない(2004)

2021-02-15 | この頃見た映画とか

          

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あらすじとか
12歳の長男役を演じた柳楽優弥が第57回カンヌ国際映画祭最優秀男優賞を受賞。

父親が異なる4人の兄妹と母の母子家庭。アパートを追い出されないために、父が海外赴任中で母と息子の2人暮らしだと偽って暮らす彼らは、そのため学校にも通ったことがない。

だが母親に新たな恋人が出来て、兄妹に20万円を残して失踪、子供たちはなんとか自分たちで暮らしていこうとする。監督は「ワンダフル・ライフ」「ディスタンス」の是枝裕和。
2004年製作/141分/日本
配給:シネカノン

子供たちの可愛さとは裏腹に、母親・近隣・友人等々関係者のネグレクト。「誰も知らない」というより「誰も知りたがらない」というのがほんとのところ。田舎であればすぐに表ざたになってしまうことが、都会では希薄な人間関係の故に、意図するしないにかかわらず埋没してしまう。映画を見ていると早く誰かにづいてほしいとジリジリした焦燥感を覚えてしまう。

巣鴨で実際にあった、児童置き去りの事件をモチーフにしているとのこと。本来であれば収入の少ない母子家庭で子供が4人もいれば生活保護の対象となり、子供たちも学校に行けたのであろうけれども、この母親の生育・生活歴のどこかで何か理由があってこのような状態になってしまったのだろうが、その辺については、描かれていない。また、子供は病気になりやすいのだが、健康保険とかはどうしていたのか。細かい疑問が最後まで残ってしまった。

2004年にこの映画で問題提起されているにもかかわらず、いまだに育児放棄や児童虐待が当事者の意識しないうちに行われていることを改めて認識させられた。主演の柳楽優弥の厳しい眼と時折見せる笑顔のギャップがとても印象的。

この映画、食べ物に例えると緑のタヌキだな。
 
 
コメント (2)
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鮨あらた 【水沢】けむい…

2021-02-15 | 奥州市・北上市のごはん
水沢の「鮨あらた」に久しぶりに行ってきました。このコロナの御時世なんですが、早い時間は意外にお客さんがいます。お刺身は、とてもおいしい。特にマグロがうまいですねー。シメサバの閉まり具合はいいんですが、ちょっと塩が強いかな。


白ゴマ油で揚げた天婦羅は、薫り高くて非常に香ばしい。ハゼのホロホロ感はまだまだ。真鱈白子はクリーミー。


握りは、江戸の仕事をしているものもあり、穴子とサヨリがおいしかった。それと赤貝のヒモキュウ。


問題は、カウンターのお客の紫煙だな。換気も不十分で何とかしてほしいレベル。客の健康に気づかいをして欲しい。
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