撮り散らかし鉄の記憶

撮り散らかした鉄道写真の中から記憶に残るシーンを

広島電鉄 福島町(2023.5.1) 1915、5201A並び/旧京都市電 1915 3号線 広電西広島行き

2023年05月06日 12時05分06秒 | 広島電鉄、岡山電気軌道
5/1に広島電鉄本線 福島町電停で旧京都市電1900形とグリーンムーバーエイペックス5200形の並びを撮りました。
1枚目は、福島町電停の広電西広島電停寄りで並んだ左側は1915(旧京都市電1931)の3号線 広電西広島行き、右側はグリーンムーバーエイペックス5201Aの2号線 広島駅行きです。



2枚目は順番が逆ですが、福島町電停に向かう1915です。



3枚目は後追いですが、福島町電停を出発する1915です。



福島町電停で3100形を待っている間に撮れることができました。
以下の記事は過去に書いたブログの再掲になります。
京都市電は1978年9月に全線廃止となりましたが、前年10月の河原町、七条線廃止時に2両、1978年の全線廃止時に13両が広島電鉄に譲渡されました。
1900形は京都市電900形として1955年に間接制御車は901~915、1957年に直接制御車は916~935が登場しています。
前面は600形以降の京都市電スタイルが継続されて傾斜角のついた緩やかな丸妻流線型構造で、上部中央に半埋め込み式の砲弾型ケーシングに収められた前照灯が行先方向幕の上に取り付けられていました。
1970年に直接制御車の内、916~931がワンマン化改造され、旧車番に1000を加えた1900形1916~1931に改番されています。
ワンマン化改造に当たって、後部扉を閉鎖して中央に降車扉を新設され、前照灯が白熱灯1灯からシールドビーム2灯に変更されて前面上部左右に振り分けられ、さらに旧前照灯取付位置付近に行灯式のワンマンカー表示が掲げられました。
1900形は1974年に交通事故で廃車となった1922以外の15両が広島電鉄に譲渡され、車番は1901~1915に整理されています。
さらに、前面の行先表示器は電動化されるとともに大型になり、京都市電時代の前面上部ワンマンカーの行灯は撤去され、現在のスタイルとなりました。

京都市電時代の集電装置はビューゲルでしたが、広島電鉄ではZパンタに交換されて活躍していました。
最近、広島電鉄ではシングルアームタイプに交換が進んでいるようですが、1915も交換済みでした。
広島電鉄に来る時には市内線で他都市からの譲渡車両などの旧型車両を撮ることが多かったのですが、今回は3100形中心で市内線は福島町電停でしか撮りませんでした。
そのために、旧型車両に遇う機会は少ないだろうと思ってましたが、今回はこの1回切りでした。