珊瑚の時々お絵かき日記

夫と二人暮らし、コロナ自粛するうちに気がついたら中国ドラマのファンになっていました。

「宇宙ミュージアムTenQ」

2014年10月28日 | 国内旅行

東京ドームシティの「宇宙ミュージアムTenQ」は、娘のお奨めでした。

JRAの場外競馬場の6階という、ギャンブル欲と家族サービスを同時に叶えてくれる、

お父さんには有りがたい場所にあります。

平日ということもあり、子供の姿はなくて、カップルが多かったです。

確かに、デイトの場としても良いわね。

東京ドームの軒下を通って行り、ビルの谷間を駆け抜けるジェットコースターを見上げて行きます。

そして、「黄色いビル」の6階へ。

 

 TenQの一番の見どころは、シアター宙(そら)でしょう。

プラネタリウムを逆さまにした感じとでもいうのかな、宇宙を上から覗き込むような感じで見ます。

宇宙飛行士の視点から見た宇宙と地球なのかな~

青い海と緑の森に覆われた地球が現れた時の感動は、思わず涙ぐむほどです。

何て美しい地球。

夜のとばりが降りると、地球のあちこちに灯された灯りが輝きながら広がっていきます。

あの下で、たくさんの人々が守られ、癒されいる。

何て豊かな地球。

何としても守らねば、そんな気持ちにさせられます。

ほんの10分ほどなのですが、とても満足感のあるプログラムでした。

他にもいろいろ楽しい仕掛けがあるのですが、

 受付には、こんな方々もいらっしゃいました。

 カラータイマーがピコピコ、絶体絶命のウルトラマンを見下ろし、勝ち誇るゼットン。

頑張れウルトラマン!

 

さて、わたくし、ちょっとときめいてまいりました。

うふでございます。

 


帰ってきました。

2014年10月27日 | 国内旅行

東京の娘のところから帰って来ました。

東京ドームシティの「宇宙ミュージアムTenQ」に行ったり、高尾山に登ったり、楽しんできました。

娘は社宅に住んでいるのですが、今回はそこのゲストルームに泊まりました。

娘は、いつものペースで出勤の用意ができるし、私たちは、ゆっくり起きてから、

娘の部屋へ行って、適当に朝食を食べればいいので、お互いにとても楽でした。

東京は雨で、思いのほか気温も低く、インナーを外したコートを着て行って良かったのですが、

行くたびに寒い思いをしているような気がします。

娘によると、私たちが行く前日までは暑かったんだそうです。

私は寒気を呼ぶ女なのかな~

それでも、昨日今日は暖かくなって、歩くと汗ばむ陽気でした。

だけど、こちらへ帰ってきたら、やっぱり寒い。

天気予報では、「明日は雪が降るかもしれません」なんて、言っている

もう冬ね~~

 

 

 


明日から東京へ行ってきます

2014年10月21日 | 国内旅行

明日から東京へ行ってきます

一応用はあるんですが、行かなきゃ行かなくてもいいという程度の用です。

それでも、何となくどこかへ行きたい気分で、出かけてきます。

夫は久しぶりに東京のお友達と飲むとかで、ウキウキしています

私は、娘と食べ歩きかな

27日に帰ってきます。

 


神戸 クルーズ前日

2014年06月20日 | 国内旅行

順番が前後してしまったけれど、5月14日神戸です。

神戸から出航するならついでに観光しようと、一日前に行きました。

 

有名な風見鶏の家

 

これ、ちょっと気に入っています。

 

北野天満神社

 

石段の上から眺める神戸の街

 

何を祈りましょうか

 

素敵

 

一つだけ無料公開の家

わんこは銅像ですが可愛いです。

 

お洒落な街並み

 

中華街

神戸にも中華街があったんですね。知りませんでした。

 

生田神社

 

 

この日は朝いちばんの飛行機だったので、4時起きでした。

この年齢で4時起きは辛いです

神戸観光にも気合が入らず、よく憶えて居ません。

写真を見ても何が何やら・・・

 

 

 

 


台風が直撃!

2013年09月15日 | 国内旅行

ほんとうなら、今頃は明日のクルーズ出発のために、大忙しで準備しているはずだった。

はずだったということは、実際にはしていないということだ。

何故かといえば、キャンセルしたからだ。

あちこちで大雨を降らせている大型台風18号が、よりにもよって明日関東地方を直撃する。

クルーズは、一日遅れで出発して予定通り帰ってくるという日程に変更になった。

削られた一日は、何故か和歌山、高野山。

高野山は、私たちとしてはメインだったのに。

そのうえ、船はまだ函館にいるという。

16日どころか、17日も横浜から出港できるかどうか。

それをHISの担当さんに聞いてみると、

「何とも言えないんですよね~、一応出るとは思うんですけど・・・」

というお返事。

それはそうでしょうね~、相手は台風だもの。

それに、たとえ船は出港できても、私たちが横浜にたどり着けなくればその船には乗れない。

飛行機は16日は殆ど全便欠航だそうだけれど、17日だって、千歳からちゃんと飛ぶかどうかわからない。

台風は北上して北海道の太平洋側を通るようだけれど、どのくらい影響があるかは、来てみないと何とも言えない。

出港に間に合わなければ、支払った代金はすべてパーだ。

一瞬迷ったけれど、安全策をとって解約させてもらった。

ほっとしたと同時になんだか気が抜けて、ぐったりしてしまった。

私、かなりガッカリしているらしい

夫はスーツケースに詰めた衣類を早々と片付けて、まるで何事もなかったようだ。

私は何もする気がしない。

しばらく立ち直れないかも・・・

 


豪華じゃないけど、クルーズの旅

2013年09月07日 | 国内旅行

自己紹介にも書いてあるけれど、私の夢は豪華船クルーズの旅だ。

できれば飛鳥Ⅱでの世界一周がしたい。

とはいえ、宝くじにでも当たらない限り実現はほぼ無理。

当然ながら、経済的事情だ。

夢は夢のまま終わるのだろう。

夢見るしかない豪華クルーズとは別に、カジュアルクルーズというのも外国にはある。

エーゲ海クルーズでも一般のツアーの1.5倍くらいの価格だ。

日本からの飛行機代込だからさほど高くない。

それでも二人となると、考えてしまう。

それに、現地までのなが~いフライトが嫌。

結局、3年前の3泊4日のナイル川クルーズが最初で最後になるのかと思っていた。

ところが、今年、HISで格安のクルーズツアーを見つけた。

横浜で乗船し、和歌山、高知、韓国の済州島まで行って横浜に帰ってくる。

幸いなことに、和歌山、高知、済州島のどこにも行ったことがない。

正直なところ、韓国には行きたくない。

でも、コースに入っているのだから仕方がない。

せめてもの抵抗で、「済州島でお金は使わないぞ!」と子供じみた決心をしている。

実はこれ、5月頃だったか、どこかの旅番組で紹介された。

日程がちょうどよく、

内側窓無の部屋の価格設定が約10万という安さに目が眩んで、

早速ネット検索、翌日には電話申し込みをした。

その2~3日後には、カウンターで本格的に申し込んだ。

世界一周には程遠いけれど、宝くじが当たらないのだから、この程度がせいぜいだ。

船の名前は「コスタビクトリア」、HISがチャーターしたとかで、なかなか素敵。

でも、実はこの船、昨年か一昨年に座礁して沈没したイタリア船の会社のものだ。

一抹の不安がないわけではないけれど、ああいう事故があった後だからこそ

かえって安全対策が強化されていると信じたい。

それより心配なのは、船長がイタリア人だということ。

日本の9月は、言わずと知れた台風シーズン。

台風の経験のない船長が、その恐ろしさを知らずに

「行けー!突き進めー!」

なんて無謀な挑戦をしないかしら?

本気でそう質問したら、係のお姉さんは大笑い。

そして

「日本人スタッフが大勢乗っていますから、大丈夫ですよ」

と言ってくれた。

そうよね、いざとなればみんなで羽交い絞めにして止めてくれるわね。

 

今日、最終案内が送られて来た。

船内での服装や過ごし方など、いろいろ説明が書いてある。

いつも、切羽詰まらないと用意を始める気にならないのだけれど、今回はクルーズ。

フォーマルナイトなども用意されていて、余分な持ち物が多くなりそうだ。

ホテルのように、ちょっとお洗濯なんてこともできるかどうかわからない。

早めに用意を始めなければ。

ああ、面倒くさい。

旅行は楽しみなんだけど・・・

 

 

 


「小麦畑と青い池」のカレーうどん

2013年06月29日 | 国内旅行

  青い池の駐車場内に「小麦畑と青い池」というレストランがある。

http://www.recruit-hokkaido-jalan.jp/guide/g02105

札幌から飲まず食わずで ひたすら走ってきたので、みんなお腹がぺこぺこ。

取りあえず腹ごしらえをしないと、青い池どころじゃないというので、

そのレストランへ直行した。

カレーうどんが売りのようだ。

テーブルは4人掛けが4卓ほど、小さなセルフのレストランだ。

地元の主婦と言う感じの女性たちが運営しているらしい。

カレーうどん4っつと注文すると、

つけですか?焼きですか?という声が返ってきた。

つけ?焼き?

何かと思ったら、つけはつけ麺風、焼きはグラタン風ということだそうだ。

焼きは時間がかかるということで、全員つけを注文した。

ちなみにカレーラーメンもあるそうだ。

5分ほどででてきたのがこれ。

夫が一口食べて、美味い!

息子も、うん、美味い

Tちゃんは、辛い~

私には、少し濃いかな~

感想はそれぞれだけど、まあ、美味しく完食。

次は焼きを食べてみたいわ。

 

 


青い池で

2013年06月26日 | 国内旅行

最近人気急上昇の美瑛の「青い池」へ行ってきた。

札幌から3時間半くらい。

ピルケの森横のインフォメーションセンター 駐車場で駐車。

平日なのにかなりの車が停まっていた。

観光バスも次々とバス用駐車場に乗り入れてくる。

 

人の流れについて行くと、森の木々の間から青い水面と白い木立が見えてきた。

写真ほどきれいじゃないだろうと予想していたけれど、その予想に反して

とても綺麗なトルコブルーだ。

私のカメラの腕では見た通りの色は伝えられないのが残念。

 

つい2,3年前、すぐ近くまで来て、ピルケの森でパークゴルフをした。

その時は、こんな池があることを全然知らなかった。

きっと名もない池だったのだろう。

プロの仕事は凄い。

たった1枚の写真で、名もない池を観光バスが連なる景勝地に変えてしまうのだから。


大原三千院

2012年12月26日 | 国内旅行

比叡山の次に貴船に行く予定だった。

でも、標識を見ると、貴船への道は更に登り坂になっている。

山を越えて行くらしい

雪は、たいした降りではないけれど止む様子はない。

積もらなくても凍るかもしれない。

夏タイヤでその道を進むのは、やはり無謀だろう。

貴船は諦めて、一度山を下りて大原へ向かうことにした。

山道は上りより下りが怖い。 

でも、下りるにつれてお天気が良くなっていくのは嬉しい。

八坂神社の辺りで少し渋滞に巻き込まれたけれど、無事大原へ着くことができた。 

 駐車場で車を降りて、三千院までの上り坂を歩く。

時折り観光客とすれ違う。

大原の里という呼び名が、ぴったりの閑静な場所だ。

ところが、三千院付近で、いっきょに視界が変わった。

たくさんの出店が並び、お客さんで賑わっているのにびっくり。

出店のコーヒースタンドの前を通ると、コーヒーの良い香が漂ってきた。

寒さの中、心惹かれたけれど、後で寄ることにして、早速院内へ。

 

 本当に趣があって美しいお庭  

 紅葉が終わって枯れ始めた木々の葉と緑が鮮やかな松がすごくいい感じ 

 

池の水面を覆う落ち葉が素敵 

童地蔵(わらべじぞう)

可愛らしい子供の姿のお地蔵さん

一面苔に覆われた庭、苔って枯れないのね。

セピア色に変わりつつある風景の中で、とても鮮やかです。

 

次に往生極楽院へ

ここの脇侍の観音様は正座されている。

正座する仏様はとても珍しいそうだ。

ややうつむき加減なのがやさしく親しみやすい印象で、とても好ましい

娘はここが大好きになったそうだ。

 

さて、これで、京都の旅はおしまい。 

年内に終われてよかったわ~

 お付き合いくださって、ありがとうございました 

 


阿弥陀堂

2012年12月24日 | 国内旅行

だらだら続いてすみません。

あと2回です。

阿弥陀堂

扉が閉じているので入れないものと思ったら、中から人が出てきた。

「入れるんですか?」と聞いてみると、「入れますよ」という返事。

そっと扉を開けて入ってみると、中では何か法要が催されていた。

ご家族らしき方達が横に座っていらっしゃった。

関係のない私たちがいるのは申し訳ないような気がしたけれど、

ほかにも観光客が何人かいたので、まあいいかと、

しばらく座って拝観させていただいた。

お坊様が三人、お経を上げている。

それがあまりに美声で、しばし聞き惚れてしまった。

三人の読経は揃っているようで微妙に揃っていない。

でも、揃っていないようで揃っている。

合わせるでなく、離れるでなく、

ハーモニーが絶妙だ

外にでて、「良い声だったね~」と娘に話しかけると、

「ほんと、さすが延暦寺よね~」と娘も大きくうなづく。

なんだか心の洗濯をした気分だ。

でも、この清々しい感動を分かち合えない人が約一名・・・

夫が、一言、「そうか~?」

こういうのって、まさに「馬の耳に念仏」って言うのよね 

 

 

 


比叡山延暦寺

2012年12月22日 | 国内旅行

12月1日、レンタカーを借りて比叡山へ向かった。

運転は、前回の湖北巡りですっかり自信をつけた娘。

天気予報は「雨、ところにより雪」だったけれど、たいしたことはないだろうと、取りあえず出かけた。

タイヤは夏タイヤだ。

最近の天気予報は結構当たる。比叡山に登る少し前辺りから雨が降ってきた。

比叡山は高校の修学旅行で行ったことがある。

山道をバスでくねくね曲がりながら登った記憶がある。

窓から振り向くと所々で琵琶湖が見えた。

そうそうこんな感じだったと思い出しながら、雨が降ったり止んだりする中を登って行った。

もうずいぶんと高くなったと思った辺りで雨が雪に代わった。

夏タイヤだ。ちょっとばかり不安になる。

ヒラヒラと舞い落ちる程度だった雪は高地になるほど激しくなって行く。

まさか積るとは思わないけれど、比叡山は諦めて帰りたくなった。

でも、夫と娘はけっこう強気。

「だいじょぶ、だいじょぶ」と言ってひたすら進む。

土曜日だというのに、前にも後にも車が見えない。

いくらシーズンから外れているとはいえ、こんなことってある?

この時期に比叡山って、もしかしたら無謀なんじゃないかしら?

でも、私の不安をものともせず、無事延暦寺に到着した。

着いてみると、観光客はそれなりにいるじゃない。

なんとなくほっとした気分になった。

雪は舞ったり止んだりで、かなり寒い。

 40年以上前、私たちが訪れたときは、もう夕闇が迫っていた。

根本中堂でお参りしようと靴を脱ぐとき、若い僧侶が懐中電灯で足元を照らしてくれたのを思い出した。

今の言葉で言えばイケメンだったけ。

 根本中堂は、参拝者がご仏様のお顔と対面できるように、名称がわからないけれど、お参りする場所が高くなっている。

だから、須弥壇でお経を唱えたり、ゴマを炊いている姿を、2階から見下ろすような形になる。

以前来た時には、夕暮れ時だったこともあり、うっそうと暗い穴のような内陣に須弥壇が浮かび上がって、

何だか不気味で怖かったという印象があった。

今回は日中、こちらも十分すぎるほど大人になっていて、ああ、こうなっていたのか、と、落ち着いて見回す余裕があった。

「不滅の法灯」なども説明を受けたはずなのに、全然憶えていない。

開祖最澄の時代から、1200年も絶やさず灯し続けてているそうだ。

最澄の志を守り続けているということだろう。

 

 

 

 


郡上八幡

2012年12月11日 | 国内旅行

 

11月30日、娘が出勤した後、夫と二人で郡上八幡へ出かけた。 

行きは高速バスで、列車の鈍行を乗り継いで帰ってこようという予定だ。

バスで2時間ほどかしら、着いたらまずは郡上八幡城へ。

急な坂道をぜいぜい言いながら登った。

その甲斐あって、なかなか素敵なお城だ。 

 

次にテレビの旅番組でよく紹介されている 宗祇水の湧水。

今は湧水は枯れてしまっているそうだ。

一番上は飲み水に、2番目は野菜を洗い、3番目で何とか~だったかしら 。

柄杓がおいてあって、飲めるようになっていたけれど、水の流れがまったくないので、

口をつける気にはなれなかった。

地元の方たちも残念だろうな。

 

やなか水の小道 

 

 古風な家並の間を作られた素敵な遊歩道。

綺麗なせせらぎが心地よい。

 

郡上八幡駅

食事をしたり、たらたら歩いたりしているうちに、あっという間に帰りの時間になってしまった。

鍾乳洞なんかにも行きたかったけれど、時間的に無理。

ほんとうに郡上八幡の一部しか行かれなかった。 

公共の乗り物利用だと、 こんなものかしらね

 

 

 


湖北 渡岸寺十一面観音

2012年12月09日 | 国内旅行

随分間が開いてしまっって今さらという感じだけれど、一応書いておきたい。

木之本地蔵院で怖い思いをした後で、いよいよ湖北観音さま巡りとなった。

己高閣、石道寺、鶏足寺を訪れる。

それぞれに趣のある観音さまがいらっしゃった。

特に石道寺の観音様は、お顔や衣装に色が残っていて、紅い唇が可愛らしい。

そして最後に、湖北観音巡りのクライマックス、長年憧れていた渡岸寺十一面観音にお会いできた

門前に斜めに立ちはだかる大木は、まるで守護神のよう。

その門をくぐったずっと奥の観音堂にいらっしゃった。

観音堂は大型金庫のようで、いささか風情に欠けるけれど、火事や盗難などを防ぐためだ。

やむを得ない。

写真やテレビでは何度も見ていたけれど、実際にお会いしてみると、

ほんとうに優美

月並みな言葉しか出てこない

文章力があったらな~とつくづく思う。

でも、その魅力についてはいろいろな著名人が書いているから、私が書けなくてもいいよね。

とにかく、この観音様を一目見たら、誰だって、どんなことをしても守らなければと思うだろう。

まあ、そんな感じで、とても満足した「観音さま巡り」だった

 

時間があったので、彦根城に寄ってみた。

ひこにゃんに会えるかと期待していたら、お休みなのか姿が見えなかった。

観光客はたくさんいたのに・・・

ちょっとがっかり。

 

 

 


御戒壇巡り(胎内巡り)

2012年11月27日 | 国内旅行

御戒壇巡り?胎内巡りね

真っ暗闇の迷路を仏さまの胎内に見立てて、その中を巡り、遂には光の中へ出て来ることで、再生の意味があるとか。

一度やってみたいと思っていたのよ。

子供たちは二人とも修学旅行の時、京都の清水寺で経験して、けっこう楽しいと話していたっけ。

夫には断られたが、経験者の娘が付き合ってくれた。

右手で壁に触れながら6つ目(7つ目かも?)の角を曲がると錠前があるそうで、その錠前はお地蔵様のお手と結ばれているとか。

その錠前に触れたまま願をかけるのだそうだ。

入口は、申し訳ないけれど、何だかお化け屋敷に入るような感じ

「一度入ったら戻らないでください」と書いてある。

むむ・・・

ちょっとびびるけれど、暗闇の中へ勢いで突入する。

ところが、一歩入った途端後悔がどどっと押し寄せた

あっという間に漆黒の闇 

怖い!とにかく怖い!半端じゃない!

お化け屋敷なんかと比べようもない

何も見えない、真っ暗闇ってこんなに怖いものなのだ。

 

昔の人が暗闇の中で聞いたかすかな音や、ささいな気配を、「もののけ」と恐れたのがわかる気がする。

きらめく星や月のある夜は、どんなにか勇気づけられたことだろう

でも、ここには、星も月も、蛍の光も、何にもない

引き返したい、でも、罰当たりよね。

もともと観光客は私たちだけ。

先に中に入っている人はいない。

後に続いて来る人もいない。

娘と左手をしっかり握り合って、右手で壁をたどりながら進む。

一刻も早く出たい一心で、角を幾つ曲がったかも憶えていない。

長~い時間が経った頃、娘が、「あ、あった」と、声を上げた。

そうか、錠前があるんだっけ。

その錠前に触ったまま、願をかけるのよね。

ここまで来たら出口はすぐそこだ

娘に続いて触ってみると、時代劇によく出てくるような形状の錠前だ。

それに触れたまま、ゆっくり願をかける。

家族の健康を、幸せな人生を、日本の繁栄を、世界の平和を・・・etc。

入らなきゃよかったと、さんざん後悔していたくせに、出口を前にすると、途端に気が大きくなる

無事この世に戻ってきて、娘に訊いてみた。

「前もあんなに怖かった?」

すると、彼女が言う。

「修学旅行だもん、みんなでキャーキャー言いながら歩いたし、前にも後ろにも観光客がいっぱいで、全然怖くなかったよ。でも、今日は怖かったー」

そうか、やっぱり、「みんなで渡れば怖くない」ないのね

でも、それじゃあ、ありがたみもないわね~。

再び光に触れたその瞬間の喜びは、怖ければ怖いほど大きいように思う。

でも、私、一度でいいわ

 

 ところで、用ができまして、今日の午後から、また娘のところへ行ってきます。

帰りは10月2日です。

よろしく~

 

 


湖北へ 木之本地蔵院

2012年11月26日 | 国内旅行

先月の旅のもう一つの目的は、渡岸寺(向源寺)の十一面観音を拝観することだった。

私たちだけで列車で行く予定をたてていたら、娘も前から行きたいと思っていたそうで、お休みをとって一緒に行くことになった。

レンタカーを借りて娘が運転すると言う。

娘は札幌にいたころは殆どペーパードライバーだった。

こちらへ来てから仕事で運転しているとはいえ、イメージ上ちょっと恐いものがある。

けれど、土地勘のまったくない私たちが運転するのとどちらが恐いかと言えば、どちらとも言えない。

新穂高へ登った翌々日、張り切る娘に命を預けることとなった

レンタカーを借りたことで、渡岸寺の十一面観音だけでなく、周辺の仏様を拝観する時間ができた。

「地図の得意な男」の夫と、自称優良ドライバーの娘が相談して道順を決める。 

「地図の読めない女」の私は、どこをどう行ったのかわからないまま、木之本地蔵院へ着いた。

眼病平癒の地蔵として信仰を集めているそうだ。

 

逆光で残念な写真になってしまった・・・

ご本尊は秘仏だそうで、このお地蔵様はご本尊の写し。

お地蔵様としては日本一の大きさだそうだ

 

お地蔵様の足元を埋め尽くすように積み上げられた陶器の蛙。みんな片目をつぶっている。

目を患ってお地蔵様にお参りに来る人たちの苦しみを引き受け、治癒を祈願して片目をつぶっているとか。

そのため、身代わり蛙と呼ばれているそうだ。

地面に落っこちたらしい蛙を見つけて、戻してやろうとしたけれど、一瞬ためらった。

こういうのってどうなんだろう?

誰かが祈願して奉納したものに他人が手を触れてもいいんだろうか?

にしても、せっかくの祈願が地に落ちてしまっているのも気の毒だ。

安定しそうな場所にそっと戻しておいた

 

この蛙に囲まれたお地蔵様のおみ足の下に御戒壇巡り(胎内巡り)がある。