故宮博物館で、不覚にも迷子になった
あの有名な「ヒスイの白菜」に止まっているコオロギだかバッタだかを見ているうちに、周りに市内観光のツアーのお仲間が1人もいなくなっていた。
白菜をライトアップしていて周囲が暗いのと、メンバーが市内観光のにわかグループだったため、私がよく把握していなかったためだろうと思うけれど、ほんとうにあっと言う間に迷子になっていた
焦って探し回ったが誰がメンバーやら見分けがつかない。
友人のM子さんの姿も見えない。
イヤホーンからガイドさんの声だけは聞こえるのだが、それもだんだん遠くなりついには聞こえなくなった。
そこで、「まあいいや、集合場所に時間までに行っていればいいんだ」と諦めて、一人で見て回ることにした。
ちょっと寂しいけれど、自分の見たいものだけ見て歩いているうちに、ガイドさんの声がまた聞こえ始め、「次は青銅器を見に行きます」と言う言葉が。
すぐにパンフレットで青銅器の間を探して直行した。
いち早く私に気づいたM子さんが「ああ、よかった~」と言って迎えてくれた。
彼女は、私がいないのに気づいて探したけれど見当たらなかったとのこと。
私のことだから、きっと集合場所に来るだろう、来ていなかったらガイドさんに言おうと思っていたそうだ。
というわけで、ガイドさんにもメンバーのみなさんにも迷子のことはばれていなくて、気恥ずかしい思いをしなくてすんだ。
「心配かけてごめんね~」とM子さんに謝って、二人でほっとした。
それにしても初めての経験、私が迷子になるなんて、ちょっとショック。
これからは、迷子になった人を笑えないな~