先日、お友達から、黒ぶどう二房のおすそ分けがあった。
町内会の行事でぶどう狩りに行って来たのだそうだ。
品種はわからなけれど、ぶどう園の試食で一番甘かったとかで、とても美味しかった。
我が家では、ぶどうは滅多に買わない。
なぜぶどうを買わないかというと、糖分が多くて、いかにも太りそうだから。
といって、ワインを飲んでいたら、意味ないんだけど
15年ほど前、母が胆石で入院していたとき、糖尿病の患者さんが同室だった。
70代くらいの女性で、まだかなり重量級だったから、そう重症だったわけではないと思う。
今なら入院させないレベルかも知れない。
ある日、その患者さんが、隣のベッドの人と話しているのが聞こえてきた。
前日、他の人に巨峰を勧められて、ほんの一粒食べたら、翌日の検査でしっかりばれて、先生に叱られたというのだ。
「食べたらそうなると思ったけれど、 あまりに美味しそうだったからつい食べちゃって・・・」
それを聞いて、ぶどうの糖分ってスゴイんだと思った。
それから、「ぶどうといえば糖分」と、セットになってしまった。
ほんとうはりんごのほうが糖分が多いという話も聞いたことがあるけれど、りんごは平気で買って食べている。
ケーキだって、カステラだって食べている。
でも、ぶどうを見るたび、巨峰一粒の話が蘇って、買ってまで食べたいという気にならない。
ただし、頂き物は別。
頂き物って、運命のようなものだものね。
ありがたく、完食しました。
三日かけてだけど