珊瑚の時々お絵かき日記

夫と二人暮らし、コロナ自粛するうちに気がついたら中国ドラマのファンになっていました。

古着を売る

2011年10月08日 | 日々のこと

             

衣替えというのではないけれど、これからの季節に向けて、どんなものがあったかなと、クローゼットや、段々に重ねたプラスチックの引き出しなどかき回していたら、何年も着ていないものがたくさんあった。

ときどき、整理しているから、よれよれした物や、食べ物のしみなどついたものはない。

だから、すべて着られないわけではない。

でも、着られるか着られないかではなく、着るか着ないかで判断しなければ、いらないものが増えるばかり。

着ないものは捨てようと決心して、まずは丈や袖の短いものをターゲットにした。

少し前かがみになってみて、背中の出そうなものはゴミ袋へ。

着たときは結構たっぷりしていても、動くうちに裾があがってくるものもゴミ袋へ。

袖が七部のものも、手首が寒くて着ないので、一部のお洒落着や重ね着用を除いてゴミ袋へ。

2,3年前までは、裾や袖の丈など気にしていなかった。

短かくても長くても、それなりに着て何の不自由もなかった。

でも、最近はダメ、寄る年波で、腰や手首に冷えを感じるようになってきているからだ

「年はとりたくないわ」とため息をつきながら、ついでに、長いこと着たことのない秋のジャケット、色が気に入らないスカーフ、旅行用スリッパ、衝動買いしたけれど使い道のない手提げ袋などもゴミ袋へ。

あっという間に40Lのゴミ袋がいっぱいになった。 

その中から、売れそうなものをより分ける。

何度か売りに行ったことがある「ブックオフの中の古着屋さん」へ行くつもりだ。

古着といえども、品定めは結構厳しい。

店員さんは、少しのシミや汚れ、ほつれなどを見逃さない。

だから、未使用のもの、十分きれいなものを10数点選んで持っていった。

買取金額をだすのに30分くらいかかるというので、その間、店内をブラブラ見て歩いた。

久しぶりに来て見ると、所狭しと並べられている衣類は、古着というには少しお高いような気がする。

まあまあかなと思うものには、結構いいお値段がついている。

2980円や3980円くらいの商品になると、ヨーカドーやダイエーのシーズンラストバーゲンあたりで新品が買えるんじゃないかと思うくらいだ。

100円均一、200円均一などは確かに安いけれど、それなりのものだ。

多分、金額がつかなかった商品を、お客が置いていった中から選んだものじゃないかしら。

あくまで、私が勝手に思っていることだけれど。

 

古本、食器なども一通り見て疲れてきたころ、やっと呼び出しがかかった。

そして、「この金額でよろしいですか?」と提示されたのは、何と270円!

1270円の間違いでは?と、

「270円・・・ですか?」

と、訊いてみると、

「はい、270円ですけど、お止めになりますか?」

と、可愛らしい顔の店員さんが、そっけなく言う。

金額に対して不満顔をする人が多いのだろう。

季節はずれで返されたものが3点。

仕方がないので、「それでいいです」と言って、返されたものも面倒くさいから置いてきた。

270円か~~今までの経験から1000円くらいにはなると思っていたけれど・・・。

明らかに買い取り金額の基準が変わっていると思う。

明細を見ると、最高額が何と50円!それが3点で、あとは10円、5円が並んでいる。

購入金額を思うと、涙が出る。

正札がついたままのカットソーもあったのよ。

だけど、自分ではいらなくて捨てるつもりだった物だものね。

270円でも良しとしよう。

ク・・・・

それにしても、待ち時間の30分が悔しいわ。

「ゴミにはならなかった」という「エコ心」だけが、わずかに救いというところか。

40Lのゴミ袋は、売りに行ったものを抜いた分だけ、まだ余裕がある。

もう少し置いておいて、いっぱいになったら捨てよう。

もう売りには行かない。