珊瑚の時々お絵かき日記

夫と二人暮らし、コロナ自粛するうちに気がついたら中国ドラマのファンになっていました。

初めての吟行

2019年10月07日 | 日々のこと

最近イベントが続いている。

秋風が吹き始めると、あれよあれよという間に木枯らしが吹き、

雪虫が飛び、初雪が降って、すぐに冬がやって来る。

だからか、北国の短い秋にはイベントが続く。

さあ、今のうちに行きたいところへ行って、したいことをしなくっちゃ。

自然にそういう気持ちになるのだろう。

 

昨日、吟行に参加した。

句会で一緒のR子さんと二人で申し込んだ。

初めてのことで、その場で俳句が作れるものか不安で躊躇していた。

すると「関係ない句を出しても構いませんよ」と先生が言ってくださった。

そうかそれなら、今までに作った句の中から選んでも良いのね。

ぐっと気楽になって申し込んだ。

場所は、平岡樹芸センター、総勢36名。

 

素晴らしい秋晴れの中、

野村紅葉は、紅葉には少し早くてえんじ色だったが、

綺麗なアーチの小道を作っていた。

大小たくさんのオンコが円錐形に剪定されて並び、

赤い実をつけたオンコはクリスマスツリーのようだ。

 

2時間ほど散策して、できた二句を短冊に書き、

指定の場所に投句する。

何とか二句作ることができたことで、取り敢えずホッとした。

投句を済ませたら順次昼食をとる。

私たちが昼食のお弁当をいただいている間、

世話役の人たちが、短冊を集計し清記してまとめ、

人数分コピーして私たちに配る。

そのコピーの中から、自分が良いと思った三句を選考用紙に記入する。

その用紙を集めて披講するのも世話役の人たちだ。

一人一人の選考句を披講して、一番点を獲得した人の句が最優秀賞だ。

ついで点の多い順に入賞となる。

更に五人の先生たちが、お一人一句づつ特選を選ばれる。

なんと初参加のR子さんが、三位と八位に入賞、特選一つをいただいた

わが友ながらビックリ

本人もビックリだ。

私たちの先生もビックリだったけれど、自慢そうだ。

私はというと、一句は肝心な字を間違えて意味不明、

いや間違っていなくてもダメだったろうな

もう一句の方では、点は二点しか入らなかったが、

なんと、特選を一ついただいた

これは、理解してくれる人はいないだろうなと、

始めから諦めモードで出した句だった。

思った通り二点しか入らなかったが、

そのうちの一点が特選だったなんて、ほんとうに驚いた

とっても、嬉しい

 

 それにしても、世話役の皆さまの大変なこと。

自分の句どころの話ではなかっただろうと思う。

本当に頭が下がる。

楽しい一日を与えてくださったことに、感謝するばかりです。