最近イベントが続いている。
秋風が吹き始めると、あれよあれよという間に木枯らしが吹き、
雪虫が飛び、初雪が降って、すぐに冬がやって来る。
だからか、北国の短い秋にはイベントが続く。
さあ、今のうちに行きたいところへ行って、したいことをしなくっちゃ。
自然にそういう気持ちになるのだろう。
昨日、吟行に参加した。
句会で一緒のR子さんと二人で申し込んだ。
初めてのことで、その場で俳句が作れるものか不安で躊躇していた。
すると「関係ない句を出しても構いませんよ」と先生が言ってくださった。
そうかそれなら、今までに作った句の中から選んでも良いのね。
ぐっと気楽になって申し込んだ。
場所は、平岡樹芸センター、総勢36名。
素晴らしい秋晴れの中、
野村紅葉は、紅葉には少し早くてえんじ色だったが、
綺麗なアーチの小道を作っていた。
大小たくさんのオンコが円錐形に剪定されて並び、
赤い実をつけたオンコはクリスマスツリーのようだ。
2時間ほど散策して、できた二句を短冊に書き、
指定の場所に投句する。
何とか二句作ることができたことで、取り敢えずホッとした。
投句を済ませたら順次昼食をとる。
私たちが昼食のお弁当をいただいている間、
世話役の人たちが、短冊を集計し清記してまとめ、
人数分コピーして私たちに配る。
そのコピーの中から、自分が良いと思った三句を選考用紙に記入する。
その用紙を集めて披講するのも世話役の人たちだ。
一人一人の選考句を披講して、一番点を獲得した人の句が最優秀賞だ。
ついで点の多い順に入賞となる。
更に五人の先生たちが、お一人一句づつ特選を選ばれる。
なんと初参加のR子さんが、三位と八位に入賞、特選一つをいただいた
わが友ながらビックリ
本人もビックリだ。
私たちの先生もビックリだったけれど、自慢そうだ。
私はというと、一句は肝心な字を間違えて意味不明、
いや間違っていなくてもダメだったろうな
もう一句の方では、点は二点しか入らなかったが、
なんと、特選を一ついただいた
これは、理解してくれる人はいないだろうなと、
始めから諦めモードで出した句だった。
思った通り二点しか入らなかったが、
そのうちの一点が特選だったなんて、ほんとうに驚いた
とっても、嬉しい
それにしても、世話役の皆さまの大変なこと。
自分の句どころの話ではなかっただろうと思う。
本当に頭が下がる。
楽しい一日を与えてくださったことに、感謝するばかりです。