韓国大手・南陽乳業創業者の孫で人気ブロガーのファン・ハナが6日、
薬物使用容疑で逮捕された。
水原(スウォン)地裁はこの日午後、麻薬類管理に関する法律違反容疑の
ファンに対する拘束前被疑者尋問(令状実質審査)の結果、ファンに
対する逮捕状を発布したと明らかにした。
裁判所は「逃走の恐れがある」と逮捕状発付の理由を説明した。
事件を担当していた京畿(キョンギ)南部地方警察庁麻薬捜査隊は、
調査の過程においてファンが薬物使用容疑を一部認めたにも関わらず、
これまで出頭要求に応じなかったため調査がまともに行われなかった点を
鑑みて逃走の恐れがあると判断し、5日に検察に逮捕状を申請した。
ファンは6日午後3時に予定されていた令状実質審査を受けるため、
水原地裁に出廷するため水原南部警察署を出る際に取材陣から「心境は?」、
「薬物使用容疑を一部認めているが、流通容疑も認めるか?」、
「見逃し捜査疑惑が浮上しているが認めるか?」などといった質問には
何も答えなかった。
警察は今月4~5日に2度、ファンを呼んで調べを行い、ヒロポンなど
薬物使用容疑を立証するため強度の高い調査をおこなった。
警察はファンの尿を任意提出してもらい、簡易試薬の結果、
陰性だったことを明らかにした。
警察関係者は「言葉通り“簡易試薬”だ」とし、「精密な鑑定のために
ファンの毛髪や尿を国立科学捜査研究院に依頼する予定だ」と述べた。
ファンは、2015年に知人にヒロポンを供給した容疑などでソウル
鐘路(チョンノ)警察署に立件されたが、一度も召喚調査なく検察に
嫌疑なしという意見で送致され、検察も嫌疑なしと結論付けた事実が
最近になってマスコミを通じて伝わり、騒動になっている。
これに関してソウル地方警察庁知能犯罪捜査隊が内偵に着手している。
知能犯罪捜査隊は当時の捜査過程に問題点はなかったのか、事実関係を
確認する方針。
ファンは2011年にも麻薬類管理に関する法律違反の扇で起訴猶予処分を
されている。
(ワウコリア)