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韓国ドラマ「優雅な母娘」あらすじと感想、女の執念・愛憎復讐劇

2021-07-17 | 韓ドラ や行・ら行



韓国ドラマ「優雅な母娘」あらすじと感想、最終回、相関図。女の執念を描くドロドロの愛憎復讐劇。
複雑に絡み合う宿命や歪んだ愛憎によって、絶対にありえない物語が展開するマクチャンドラマ。
本作もマクチャンドラマの醍醐味とも言える、財閥や出生の秘密や交通事故や復讐など絶対にありえない面白さが後半に進むにつれ、更にヒートアップしていきます。
また物語に負けない俳優たちの熱演も加わり、特に母親同士のバトル戦は残酷で、もの恐ろしいものがあります。一度観始めたらハマること間違いありません!
愛する家族を殺され、復讐に命を懸ける母親を演じるのは、上品なベテラン女優のチェ・ミョンギルさん。
敵の娘を誘拐し復讐の道具として育てますが、憎しみといつしか真の母親へと変わっていく葛藤の二面性を圧倒的な存在感で演じています。さすが大物女優と見せつける涙の演技は胸を打たれるほど圧巻です。マクチャンドラマには欠かせない女優さんですね。

その母親に復讐の道具として育てられた娘を演じるのは、チュ・サンウクさんとおしどり夫婦で有名な女優チャ・イェリョンさん。チュ・サンウクさんと共演した「華麗なる誘惑」以来の愛憎劇となる本作では複雑な生い立ちの女性を繊細に美しく熱演しています。一児のママとは思えないほど綺麗でエレガンスな女優さんですね。

またそんなチャ・イェリョンさんと愛と復讐の狭間で葛藤する御曹司役には、キム・フンスさんが扮し、彼の愛は復讐を止めることができるのでしょうか?それとも更なる憎しみを倍増するのでしょうか?
芸歴が長い俳優さんですが私は久しぶりに彼の演技を見て、複雑な心境を優しく演じるキム・フンスさんはこの御曹司役がピッタリだと思いました。まさに理想の男性像を演じていたと思います。
さらに、本作で女優デビューを果たしたチャ・イェリョンさんの妹役を演じたオ・チェイさんや、秘書役のイ・ヘウさんなど、若手の俳優さんたちの存在感も強い印象を残しています。
そして、本作の最強な悪女を演じるのはお馴染みのベテラン女優チ・スウォンさん。
強烈なキャラクターはビンタあり顔の水攻めあり罵倒ありと彼女の鋭い眼差しと身勝手極まりない態度は見ていて腹立たしいほどです。
本作はこのように若手俳優からベテラン俳優までドラマをことのほか盛り上げています。

はじめはお互いの正体に気づかない登場人物たちが真実を知るとき復讐はどこへ向かうのでしょうか?最後まで母娘の関係がどんな結末を迎えるのかドキドキハラハラの連続です。
韓国では最高視聴率22.8%を記録し、同時間帯視聴率1位に輝いた「優雅な母娘」、女の執念を描くドロドロの愛憎復讐劇ですが、意外と見やすいドラマで、良かったですよ!



あらすじ(ネタバレあり)
1~10
ミヨン(チェ・ミョンギル)はジェイグループ会長の娘ユンギョンと同じ日に同じ病院で出産します。しかし、担当医ウナ(チ・スウォン)は当直の日、お酒を飲み男とホテルにいたのです。ウナの不注意でユンギョンの子供が死亡。ウナは自分の父である院長に電話しますが「別の赤ちゃんと取り替えろ」と指示を受けます。ジェイグループの孫を死なせた責任から逃れるため、死んだのはミヨンの子供だと隠蔽。その時、病院のソル看護師も買収に負けてウナのいいなりに、また、ミヨンの夫の後輩のホン記者も昔からウナのことが好きだったのでウナの肩を持つのです。そして、ウナと結婚します。
また、開発中の特許技術をジェイグループのク会長に略奪され、その陰謀によりミヨン(チェ・ミョンギル)の夫が命を落とし、ミヨンは横領の罪の濡れ衣を着せられ刑務所に。
2年が経ち出所後、ミヨンが刑務所仲間だったミエと泊まっていた旅館が火事になり、そのミエの代わりにミヨンが死んだことになってしまったのです。
ミヨンは担当医だったウナの娘ユラを誘拐してカナダヘ向かいます。
その後、ミヨンはキャリー・チョンと名前を変え、自分の娘として育てたユジン(チャ・イェリョン)とともに復讐のために韓国に戻ってきます。
ミヨンは「ウナの娘ユジン(チャ・イェリョン)の手で両親に復讐する姿を見せてちょうだい」と、28年後、投資家として大成功して韓国に戻ってきます。そして美しく成長した娘のユジンも、復讐のための母の作品となって戻ってくるのです。
韓国では、ジェイグループの後継者ヘジュン(キム・フンス)とウナの娘セラ(オ・チェイ)の婚約が進んでいます。また、ウナと結婚したホン記者は議員になるほど出世していました。
ユジンは計画通りジェイグループの後継者ヘジュン(キム・フンス)に近づきますが、実は3年前に2人は偶然韓国で出会い、運命的な恋に落ちていたのです。
ユジンはジェニスという名前で、マーケティングでスカウトされたジェイグループにやってきます。そして、ヘジュン(キム・フンス)の前に現れるのです。そして、そこで、ジェニス(チャ・イェリョン)は実の母とは知らずにウナと再会しますが、母のウナは仕事を通してジェニスを生意気な娘だと嫌っています。
また、ジェニス(チャ・イェリョン)は知らないふりをしますが、ヘジュンは「僕はあなたを知っています」と言い、ジェニス(チャ・イェリョン)に対する愛情を抑えることができません。
また、母のキャリーもジェイグループにやってきてク・会長とソ・ウナ院長の前で「キャリー・チョンです」と不動産王の投資家として挨拶します。
こうやって、二人は敵陣へと乗り込んでいきます。

11~20
ある日、ジェイグループでは、ジェニス(チャ・イェリョン)を人質にある事件が起きます。その時助けに来たヘジュン(キム・フンス)は犯人のカン社長を説得中にジェニスと二人、屋上から転落してしまいます。
その後、特許を奪ったと言い張るカン社長とは共同開発を条件に謝罪して共生の道を提示した良心的な企業を作り上げていこうとします。
ジェイグループのク会長から次第に信用を得るようになるジェニス(チャ・イェリョン)ですが、ヘジュン(キム・フンス)には3年前に出会っていたことがバレ、ヘジュンはジェニスをずっと想い続けていたのです。ヘジュンの恋人セラから「彼を誘惑しないで」と叩かれ、セラの嫉妬心は次第にエスカレートしていきます。
また一方、母のキャリーは弁護士のデニー・チョン(イ・ヘウ)を養子にして、オ秘書も自分たちのそばに置きジェニス(チャ・イェリョン)を危険から守っていきます。
弁護士のデニーはジェニスのことを姉以上の感情で接していますが、これからのデニーの行動が気になります。

また、1日でも早く結婚したいセラの希望で結婚式の日取りが決まります。
あと3か月、ジェニス(チャ・イェリョン)はそれまでにヘジュンの心を取り戻すことが出来るのでしょうか?
またある日、ウナの診察室の机の上に飾ってあった姉のユラの写真がなくなり、ウナは不思議に思います。
防犯カメラから部屋に入ったジェニス(チャ・イェリョン)を怪しく思っているウナですが、本当はキャリーが盗んでいきました。
そのことでジェニス(チャ・イェリョン)は、セラに失踪した姉がいたことを知ります。ウナ夫婦は必死に姉のユラを捜し続けていますが、見つかるはずがありません。またそんな夫婦のユラ捜しを冷たい目で見ている妹のセラです。
ジェニスは母のキャリーに「私たちが先にユラを見つけて利用するの、最高の復讐になるわ」と話します。母のキャリーはドキドキでしょうね。

また一方、ク会長に「お前は罪のない人を殺した」と脅迫電話がかかってきますが、ウナの夫のホン議員にも同じような電話がかかってきます。二人は両家の未来がかかっているので、二人で電話の相手を捕まえることにします。
また、ホン議員は、ジェニス(チャ・イェリョン)を呼び出し失踪した娘ユラがカナダにいるかもしれないと話をしますが、余計な話を聞いてしまうことを恐れた母のキャリーは二人の元へ駆けつけます。

とうとう、ヘジュンを誘惑することに成功したジェニス(チャ・イェリョン)ですが、ヘジュンは「君が分からない、君の本当の姿が、何を隠して何を望んでいるのか、なぜ現れたのか、さっぱり分からない」とジェニスに対して迷いがあるようです。本当はお互いに愛し合っている二人なのに・・・ 母の復讐か、己の愛か、ジェニスの心も大きく揺れることに・・・

また、キャリーはヘジュンたちの結婚祝いとして農場をファッションパークにするための投資を約束します。その農場は昔キャリーと夫がハーブを育てていた農場で、久しぶりに訪れたキャリーは懐かしさから涙を流すのです。そして、農場にやって来たヘジュンをみて、なぜか夫のミョンホと重なるのです。

その後、「暴行と痴情スキャンダル、ジェイグループ墜落事件の真実」という投稿があり、これはヘジュンとジェニスを陥れたい誰かの仕業です。すべて知っている内部の者の可能性があります。セラの仕業に間違いありませんが確実な証拠がありません。
セラの母ウナは自分の娘が恋人ヘジュンのことで悩んでいる姿を見て「私の娘を泣かせる人間には血の涙を流させてやる」とジェニスのほほを叩きます。ところがジェニスは「今日、ぶたれた分は必ずお返しします」と冷静な顔で去っていきます。
お互いに本当の親子でウナが必死で探している娘がジェニスなのが切ないシーンでした。また母のキャリーは弁護士のデニーの手を取り「いつもジェニスを見守っていてね、あなたには感謝しているわ」とデニーのジェニスに対する愛を応援しています。
でもまさか、二人はジェニスが本当にヘジュンを愛しているとは知りません・・・



21~30
ヘジュンはとうとう婚約者のセラに「結婚を白紙に戻そう」と言います。「僕はジェニスが好きなんだ」とセラの前で婚約指輪を外します。セラは「私との結婚を破談にしてジェニスと幸せになれるとでも?」と唇を震わせながら苛立ちを隠せません。セラも我慢の限界です。
その後、両親たちが集まった会食会で、ヘジュンは「セラとは結婚しません」と真剣に皆に話します。
それぞれの親は破談の話を撤回するように強くヘジュンに説教しますが、ヘジュンは「それは出来ない」と、自分の結婚は自分で決めると言います。特にヘジュンの父親のク会長は「ジェイグループの息子である以上お前の結婚はビジネスだ」と言い、「別れないとジェニスが傷つくぞ」と忠告します。
そして、ウナの夫のホン議員はジェニスの家族などを調べはじめます。

また、ジェニスが閉所恐怖症だと知っているセラは自分の母親の病院のエレベーターに閉じ込めて嫌がらせをします。意識がないまま救急搬送されたジェニスですが、やっと目が覚めます。
デニーはヘジュンにウナとセラとク・会長が共謀したと教えます。そして、ヘジュンはセラが母親の病院に行った証拠を手に入れます。
また、ヘジュンの母も今までのヘジュンの事件がすべてセラの裏切りだったことを知り、大きなショックを受けます。そして、許せない母はうちの嫁には出来ないと強気です。
そして、セラたちは告訴の件に車載映像まで証拠が揃い、窮地に立ちます。セラの母ウナは娘セラのために最後の切り札を使うつもりです。ヘジュンはユンギョンの子供ではないと娘のために何でもする母ウナです。

また、ジェニスとヘジュンは「また現れてくれてありがとう、もう絶対にこの手を離さないよ」と二人はラブラブになりますが、それを見ていたデニーは本気で恋をしているみたいに見えるのでした。
デニーはジェニスに「セラが世界一嫌いな人は、ずっと失踪した姉だったが、今はジェニスらしい」と話します。 ところがその晩、セラは自殺を図ります。

ジェニスとデニーは「敵の娘に仕返しするのも楽じゃない、セラに罪はないのに・・・その家に生まれただけなのに厳しすぎる・・・ジェニスもセラもヘジュンも・・・罪を継がせた親たちは自分の罪を知ってるかしら、その罪が我が子に及ぶとも知らずに・・・復讐も大変、30年も準備したのに、早く終わらせてここから消えたい」と思っているジェニスの本音をミヨンはどう思っているのでしょうか。早く終わらせることはヘジュンを潰すことです。
そして、キャリーはヘジュンの3年前の女がジェシカだったことをヘジュンから聞きます。
ジェニスは復讐の邪魔になりそうで母に言えなかったと言います。母は信じていいの?と聞きます・・・

31~40
また、結婚させたい母のウナに対して絶対にセラを嫁に出来ないという母ユンギョンの間は険悪な状態になります。そして、ウナはヘジュンの父親がク会長ではないと公表すると脅すのです。
ウナは「破談になったら、ヘジュンに話すわ、あなたが結婚前に別の男とできた子供で彼が死んだせいで、ク会長が子供を育てる条件で社長の座を手にした、実の父親は前会長の秘書でしょう」と勝ち誇った態度で言います。弱みを持つヘジュンの母ユンギョンは泣き叫ぶだけしかできません。母親同士のバトル戦は残酷でもの恐ろしいものがあります。

また、ヘジュンと父親ク会長の間にも亀裂が入ります。結婚しないというヘジュンに後継者の座を捨てるという念書を書けという父。ヘジュンは「なぜ、父さんはそんなに僕を嫌うんだ、いつも僕よりお金や会社や自身の成功が大事で、僕を敵視してきた」と心の内を泣きながら暴露します。そして喧嘩した言葉の中に「30年も育ててやったのに、引き取ったのが間違いだった」という父の言葉が引っかかるヘジュンです

結婚を延期しましょうというヘジュンの母ユンギョン。ウナはヘジュンに「あなたはジェイグループの血筋じゃない、子供を取り替えた、両親は知らない、結婚が破談になったらこのことをユンギョンに話すつもりよ」と強迫されるヘジュンは真実を知ることになります。更にウナは「あなたが手にした地位も財産も半分は私が与えたもの、これからはあなたと私の秘密ね」と残酷な告白をします。
ヘジュンの様子がおかしいので彼を見張っていたデニーはヘジュンが遺伝子研究所に向かったことをキャリーに知らせます。ヘジュンがあの両親の実の子供ではない可能性が??
そして、ヘジュンは母と父との親子関係が不成立だと知らされます・・・
ヘジュンはどうしたらいいのか分からずに、自分を可愛がってくれた祖母のお墓を訪ねます。
そして、ヘジュンは母のために生きることを誓います。それはジェニスと別れることです・・・

ジェニスとヘジュンはお互いに今日が最後のデートをします。
ジェニスは今日、両親の娘として敵の息子に復讐をするために会いにいくのです。
ところがヘジュンの方から先に「君とは別れる、僕のことは忘れてくれ、ろくでなしだとののしって韓国を離れろ、僕は後継者として生きる」と冷たい言葉を放します。
この言葉に少し気持ちが楽になったジェニスは「一度も後悔しなかった、あなたを愛したこと、今夜は一緒にいたい」と、復讐へと向かっていきます。
翌朝、ヘジュンがいるホテルの部屋に警察が来て、ジェニスがヘジュンから性暴力を受けたと通報があり、緊急逮捕されます。
ところがジェニスは自分が犯した罪の重さに耐えきれず心と身体が病んでいきます。
その後、偶然街で再会するヘジュンとジェニス。ヘジュンは「何で僕を告訴したんだ」と言い、ジェニスは「復讐のため」と言います。
またヘジュンの母ユンギョンは息子がジェニスと別れ、セラと結婚すると言い、疑問に思います。ヘジュンはみんなが言う通り愛がなくても結婚生活は成り立つと母ユンギョンを抱きしめます。

キャリーとヘジュンの二人は散骨した北漢江の川で偶然出会い、その後食事をしますが、お互いに珍しいシナモンアレルギーだったことが分かります。
またヘジュンの母ユンギョンはなぜ息子が北漢江の川に誰の供養に行ったのか疑問になりウナと会いますが、二人の会話を聞いていたキャリーのオ秘書がヘジュンの父親がク会長ではないと知り、それをキャリーにも伝えます。

また一方、ジェイグループで新商品の生地に不良があり、消費者センターが調査をはじめ、セラが責任を問われることになります。
会社を救うために中国のワン会長の投資を受けることになりますが、条件としてワン会長が推薦する人物を本部長に就かせることでした。

41~50
新しい本部長にジェニスが就任し、秘書としてデニーもやってきます。
ワン会長、スポンサー、ジェニス、デニー、すべての正体を必ず暴いてやるとヘジュンは激しく対抗心を燃やします。
また一方、ジェイグループではデトックスの特許の盗用事件が起こり、ク会長がデトックスの技術を盗ませた証拠の録音をキャリーが持っていました。
セラが関わっていましたが、ウナは証拠があってもシラを切ってク会長とヘジュンに責任を取らせると言いますが、ユギョンはセラに責任を取らせると言い合っています。

また、ク会長は自分の実の子供のためにも絶対に会長の座を守り、自分の息子にジェイグループを継がせると決めています。ク会長に隠し子がいたのです。妻のユンギョンが知ったらどうなるのでしょうか?
一方、理事会では、「特許の盗用はヘジュンとセラ二人の仕業です」とク会長が皆の前で話します。そして、二人の懲戒処分を言い渡します。罪を子供たちになすりつけて相変わらず自分のことしか頭にない父親にヘジュンはがく然とします。
また、何も知らないジェニスも自分のために息子を捨てる父親がいるなんてひどすぎると感じています。
また一方、昔キャリーの出産後、すぐに病院から姿を消した同郷のソル看護師がいる施設を見つけ出したキャリーは、そのソル看護師をかくまっているウナに不信感を抱いています。
その後、認知症を患っているソル看護師はキャリーが面会すようになって言葉を話すようになりました。ある日ソル看護師は「ごめんなさい、悪いのは私ではない」と言い、悪いのはウナだと言うのです。
そして、その施設に寄付をしているキャリーとユンギョンが来ることを露骨に嫌がるウナはソル看護師を別の施設に移そうとします。

また、ジェニスとヘジュンはジェイグループが力を入れるファッションパークの仕事を一緒にすることになりますが、ジェニスはヘジュンの父親ク会長が本当の父親でないことを知り心を痛めます。お互いにまだ愛情を捨てきれない二人ですが、ヘジュンは「君のお母さんはどんな人?ジェイグループを乗っ取るのはお母さんの夢?お母さんの夢のために動いているの?何か恨みでもあるの?復讐のために僕に近づいたのか?」と静かな声でジェニスに尋ねます・・・

ある日ウナの夫のホン議員は「チャ・ミヨン」を知っていますか?とキャリーに訪ねます。ホン議員はキャリーをずっと調べていて「30年前にソウル刑務所にいましたよね、これは人を捜す過程で偶然知ったことです」と言います。キャリーはもしかして私を疑っているのかしら?私が誰なのかあなたの力で暴いてみなさいとホン議員を潰す準備をします。
ホン議員はキャリーとミヨンが同じ刑務所にいて仲が良かったことを聞き出します。30年経った今、キャリーが現れいろいろな事が起こるのは偶然じゃないとウナとホン議員が分かってきます。
そして、ホン議員はク会長に「キャリーに用心しろ、キャリーとミヨンは同じ刑務所にいて、姉妹のように親しかったようだ」と教えます。
その後、「ジェイグループと国会議員との癒着疑惑」という記事が広がります。
そして、ファッションパークは中断になります。
ヘジュンはデトックスとファッションパークもキャリーが投資するたびに不祥事が起こることが変だしおかしいと感じます。
キャリーはク会長に「私たちの縁はここまでです、整理しましょう、着手金の500億ウォンの返還を求めます」と伝えます。「ク会長の方が事業では私以上に冷酷なのでは」とも言い、出来なければ「あの土地を私の名義にして下さい」と言います。



51~60
ヘジュンはキャリーとジェニスが現れたのも同じ時期で二人ともカナダということも怪しく思い二人の関係を調べはじめます。ヘジュンはキャリーとジェニスのどちらかが黒幕だと思っています。
ジェニスの危険を察したキャリーは復讐を早く終わらせようとノラ社とララ皮膚科とジェイグループの三者会談を準備します。
そして、そのノラ社の会長はキャリーでした。デトックスの特許を奪ったのもキャリーなのかというク会長に生地の不良はジェイグループのミスで私は契約に従っただけですと言い、ク会長こそ詐欺の常習犯では?農場の土地の名義変更をして下さいと言います。
そして、キャリーはヘジュンを呼んで、黒幕は私だからこれからはジェニスではなく私を攻撃してと話します。ヘジュンはうちに何らかの恨みがあるのかと考えます。

その後、ホン議員がミヨンとミエの刑務所時代の写真を入手しミヨンがキャリーだと気づくのです。キャリーはチャ・ミヨンに戻ることにします。

また、自分の身の危険を察したソル看護師は夜中に施設を抜け出し、さまよっていたところをキャリーたちに助けられます。ソル看護師がいなくなった連絡を受けウナたちは大騒ぎです。
また、キャリーがミヨンかもしれないと思うウナはキャリーの家から歯ブラシを盗み、同じくヘジュンの歯ブラシと親子鑑定を依頼します。結果は親子関係が成立しキャリーがミヨンだったことをウナ夫婦は知り、ミヨンの子供がヘジュンとして生きているのですからウナ夫婦は大きな衝撃を受けます。そして、キャリーの弱みを見つけようと必死です。それは、ジェニスや秘書といった家族のような人が弱点になると考えるのです。ところがウナはもしかして、長女のユラを誘拐したのはミヨンではないかと疑うのです・・・
そのころ、キャリーはク会長から命を狙われるのですが、30年前は夫を殺されたけど私は甘くないとつぶやきます。
またヘジュンはク会長とウナ夫婦が話していたチャ・ミヨンについて昔のことを調べはじめます。そしてヘジュンはミヨンの夫がジェイグループの特許を奪われ交通事故で亡くなり、ミヨンの新生児だった息子も数日後に亡くなり、その時の担当医がウナだったことを知り驚きます。
またヘジュンとヘジュンの母ユンギョンはク会長に内緒で農場の名義変更書類をジェニスに渡し「どんな恨みか知らないがジェイグループが罪を犯したなら謝罪して償う」とジェニスに言います。キャリーは30年ぶりに農場を取り戻し、あの土地にハーブパークを作る夢があります。

その後、キャリーの元を訪れたウナは「あなたが私の娘を誘拐したんでしょ?最も有力な容疑者だわ、ユラはどこにいるの?」とすごい勢いで泣きわめくのですが、「私に聞かないで、あなたの娘に興味はない」とキャリーも大きな声を張り上げます。そして、「絶対に返さない」と心の中でつぶやきますがいろいろな面でジェニスを心配する母のキャリーです。
そして、すぐに、違法投薬のことを暴露してウナの皮膚科の差し押さえをするキャリーです。
ところが翌日キャリーの所にセラがやってきて、「姉のユラが現れないようにしてください、永遠に、姉が帰ってくるのが嫌なんです、正直死んでほしいです」と真剣な顔で訴えます。
そして、ジェニスも母のキャリーが今すぐにカナダにデニーと帰るようにせかされ、不審に思います。きっと母には秘密があると感じているジェニスです。

また、突然ウナの夫のホン議員がキャリーを訪ねてきます。「私が間違っていました。すみません、娘を失った後は地獄でした、もうここでやめてほしい、後悔しますよ」と言いますが、キャリーは「誘拐扱いしたら、30年前の罪を暴露します」と言い返します。

61~70
ジェニスは母の金庫の中から例のセラの姉のユラの写真を見つけます。母のキャリーは「ウナを苦しめたくてわざと持ってきた」と言います。

また一方でク会長の愛人のジャヨンが結婚するので息子のドリを引き取ってほしいと言います。
ク会長は息子の存在がバレたら無一文で追い出されることを心配しています。
そして、愛人のジャヨンと息子のドリが会社にやってきます。
ジャヨンはク会長の借名株の名義人で株を持っているジャヨンはキャリーに株を売ることになりますが、ク会長の関係も知られてしまいます。
愛人のジャヨンの存在に気付いたヘジュンはジャヨンに会いに行きます。ジャヨンは「私と会長の間に愛があったわけじゃないの、子供を産んだだけ、私は結婚するから息子のドリは父が育ててほしいのドリをよろしくね、赤の他人のあなたが息子として暮らしているのに実子のドリは籍に入れないのはおかしいわ、この言葉不愉快だった? ドリを連れて奥様に会いに行くわよ、ドリさえ引き取ってくれたら奥様に会うことはないから」と強気の愛人です。
ヘジュンは「父と相談して連絡します」と言いながらも頭の中は混乱しています。

また一方、ジェニスはウナの会話の中からユラを誘拐したのが母のキャリーだと聞いて、セラが言っていた30年前の母の罪はこのことなのか?と思ってしまいます。
ジェニスはデニーに一緒にユラを見つけて母の無実を晴らそうと言います。
そんな時、ウナの家では30年ぶりに失踪した娘のユラが見つかり夫婦は手を取り合って喜んでいますが、すべてキャリーが仕組んだ嘘で見つかったユラは別人です。
その偽物のユラを見て、母のウナも妹のセラもピンとくるものがないほど親しみがわいてこないのです。

また、ク会長宅では愛人のジャヨンが息子のドリを家の前に置いて飛行機に乗ってしまいます。ヘジュンは母のユンギョンに友達が事故で入院してこの子を預かることにしたんだと嘘を言います。

その後、株主総会の日にク会長が雇った者に拉致されたキャリーはやっとのことで逃げ切り総会に姿を現します。その会場にはジェニスが愛人の子供ドリを連れて行きク会長をパパと呼ぶのです。隠し子がいたことで大騒ぎになり、ク会長の解任が可決されました。

71~80
隠し子騒動で喧嘩になったク会長は妻のユンギョンのほほを叩きます。ショックを受けたユンギョンは家を飛び出しますが、母を捜しに行ったヘジュンは車にはねられてしまいます。
病院に搬送されたヘジュンは脳と肝臓も損傷して意識不明です。母のユンギョンは肝臓移植に備え組織検査を受けますがすべて不一致になり医者から実子ですか?と言われてしまいます。
ユンギョンは自分の子供だと証明するために親子鑑定をしますが、結果は成立しませんでした。ヘジュンが自分の子供でないことを知った母のユンギョン・・・
でも母のユンギョンには関係ない事です。自分の息子はヘジュンしかいません。
また、ヘジュンもその母の真剣な愛情を分かっているので、一生そばにいる決心をしているヘジュンです。
そして、このことで優しいヘジュンが一人で悩んでいたことに胸が張り裂けそうな母のユンギョンです。
その後、子供を取り替えたことをウナが白状しますが、ユンギョンの子供が死んだためにユンギョンの母親の前チョ会長に頼まれたと嘘を言います。でも、ユンギョンはウナの言うことは信じないとつぶやきます。

また一方、ジェニスはヘジュンが事故に遭ったのは自分のせいだと後ろめたい気持ちから号泣します。心優しいジェニスには愛するヘジュンに復讐は出来ないように見えます。
そして、ジェニスはジェイグループの会長にならないと母のキャリーに言います。意識不明の彼と争うのがイヤだと・・・ 会長になってもジェニスは幸せではないのです。
ジェニスは母のキャリーに「彼を愛してるの、私が好きなの、今も彼に会いに行きたい」そして、「これからは誰の指示も受けない、復讐をやめる」と母に正直な気持ちをぶつけます。

また一方、母のユンギョンは出産した当時の記録を手に入れ、ミヨンの子供が同じ病院で亡くなったことを知ります。親子鑑定をしたユンギョンはミヨンであるキャリーがヘジュンの実の母親であることを知り、更に子供が死んだのもウナのミスで子供を取り替えたのもウナだということをソル看護師からユンギョンは聞きます。でも絶対に息子のヘジュンは渡さないと声を震わせるのです。
その数日後、ソル看護師は息を引き取ります。
結局、キャリーは何も真実を聞けなかったのです。

またヘジュンを愛するジェニスと復讐を早く終えてカナダに帰ろうとする母キャリーの間に亀裂が生じ、お互いの信頼が薄れていきます。
その後、ジェニスは会長の職に就いて、ク会長から経営権を奪って復讐を終わらせるのでヘジュンが目覚めるまで韓国にいさせてと母のキャリーに頼みます。

また、キャリーはウナの家に送り込んだ偽者の姉ユラから「息子のヘジュンがユンギョンの子ではなく、子供を取り替えたことが公になったら大変だ」とウナたちが話していたと聞きます。
キャリーはソル看護師が言っていた秘密は子供が取り替えられたことなんだと感じ、もしかして、ヘジュンが私の子供なの?と衝撃を受けます。
そして、ヘジュンを見るたびに夫が浮かんだのは偶然じゃなかったことを知り、早く親子鑑定をしなければと気持ちが焦ります。
そして、検査結果でヘジュンがキャリーの子供だったことが分かり、キャリーは涙を流します。
キャリーは自分の本当の子供に復讐をするなんて何て惨いことをしてしまったのかと病院のベットで意識が戻らないヘジュンに「坊や」と言って泣き崩れます。ヘジュンの二人の母はお互いに気を使いながら、それぞれの愛し方でヘジュンを見守っていくのです。

また一方で家を競売にかけられたウナは絶対にこの家を出るのはイヤだと言い、キャリーの一番の弱点であるヘジュンを病院から連れ出し拉致し、お金を要求しようとします。
ミヨンとユンギョンにお金を用意するよう電話するウナ。
ところが、ウナの家にヘジュンを隠したため、拉致監禁で家にいたセラが現行犯で逮捕されます。目が覚めたヘジュンはやっと家に戻り、母のユンギョンと嬉しそうに抱き合います。
ヘジュンとジェニスの二人も仲直りして「死ぬまで僕のそばにいてくれ」と愛を誓い合うのです。
また一方で姉のユラが偽物だと知ったセラは出ていくというユラに「偽者だと知ったらママはまたユラを捜し始めるから、捜すなと置手紙を書くように言います。
泣き叫ぶ母のウナにセラは「私がユラでも出ていく、人を拉致するような両親と差し押さえの札だらけの家にいたくない」と言われ、気を遣うべきだったと落胆する母のウナです。
また、キャリーはやっと会えた息子のヘジュンをまた殺そうとしたウナを絶対に許せないのです。

81~90
ジェニスは母キャリーが急にヘジュンに対して態度を変えた変化を不思議に思います。
また母のキャリーはヘジュンとジェニスの幸せそうな二人をみて、この先二人を傷つけそうで怖いのです。その二人はこれからジェイグループを業界1位にすると言い、キャリーもそれに頷きます。
母のキャリーはこれ以上息子のヘジュンを傷つけたくないので、ジェニスとデニーに「復讐を終わりにする」と言います。ク会長は地位を失い、ウナも傷ついたし、親の罪のことで子供を巻き込みたくないと考えていますが一番は息子が生きていたことへの心の変化が大きいでしょう。

また、ヘジュンは母ユンギョンたちの夫婦喧嘩から自分に実母が生きていることを知り唖然とします。秘書に頼んでヘジュンは自分が産まれた病院の当時の出産者の名簿を手に入れ、自分の本当の母親がキャリーだと確信します。
母に会いに行ったヘジュンは「あなたが僕を産んでくれたお母さんですか」と言い、二人は身体を震わせながら抱き合います。母は「ごめんね、息子だと気付かずあなたにひどいことをした」と言う母に「産んでくれてありがとう」と伝えます・・・
そして、二人はもう一人の母ユンギョンとジェニスには知らせないで二人の秘密にしようと約束します。
そんな時、ウナの家ではユラが偽物だったと知り大騒ぎになります。ウナはもし偽者ならキャリーの仕業では?と悔しがるのです。

また一方、悪事を働き、離婚届けに判を押さないク会長は妻のユンギョンに家を追い出されます。でも妻のユンギョンは愛人の子供の面倒は優しく見ています。良いお母さんですね。

ヘジュンとヘジュンの母ユンギョンはジェニスが養女で両親は事故で亡くなったとキャリーから聞きます。ジェニスは何も知らずキャリーを本当の母親だと思っているので結婚に支障はないと話します。

また、ジェニスは母のキャリーがなぜウナの家に偽者のユラを送ったことを自分に隠すのか疑問をもちます。本物のユラを隠すためなのか?ママはユラの居場所を知ってるのでは?とわけが分からないジェニスです。
また、母のウナはジェニスが自分の娘のユラだと確信し親子鑑定を急ぎます。
親子鑑定の結果、ジェニスがユラだと判明しました。
ウナはキャリーの家に行き、ユラを連れ戻すつもりです。自分の娘を復讐の道具にしたことが絶対に許せないウナに「結婚する子供たちを不幸にしないで」とウナに土下座するキャリーです。
これから、どうやってウナの口を封じればいいのか焦っているキャリーです。
キャリーはウナの夫ホン議員と会い、「なぜ、ヘジュンのことを言わなかったの、生きていると知っていたら復讐などしなかった、すべての悪縁のはじまりはウナよ、ジェニスの人生をぶち壊すなとウナを説得して」と話します。
自分の娘なのに名前も呼べない母のウナ。おまけに娘のセラはジェニスにヘジュンを取られ憎んでいます。ジェニスが姉のユラだと知った時のセラの反応が怖い両親です。
そして、2週間後に結婚するヘジュンとジェニスを認めたウナはキャリーに式が終わったら二人の前から消えることを条件に念書を書かせます。

そんな時、セラが母ウナのドレッサーの中から姉ユラの親子鑑定の書類と念書を見つけてしまい、ジェニスが姉のユラでヘジュンの実の母がキャリーだと知ってしまいます。
セラはジェニスを呼び出し、「あなたがユラでキャリーは誘拐犯、ヘジュンはキャリーの息子よ、これが証拠よ、ママの部屋にあった」と親子鑑定の書類を見せます。
すべての真実を知ったジェニス。そして、結婚式の式場に現れた新婦は妹のセラでした・・・
セラは母のウナに「ユラの結婚式を台無しにされてつらい?お姉さんの幸せをぶち壊してごめんね」と言い、ウナの家では悲惨な親子喧嘩がはじまります。「こうなったのはママのせいよ、赤ん坊を取り替えなければ悲劇は起きなかった、今からでもキャリーとおば様に謝罪してよ」とセラは言います。



91~100
ジェニスは「ママが私を誘拐して復讐の道具に育てた・・・ママにとって私は1歳の時も今も敵の娘なのね、ママに仕返ししてやるわ、どう復讐するか見ててね」とつぶやき、ここからジェニスの復讐がはじまっていくのです。
ジェニスは母のキャリーに「これからはあなたへの復讐を支えに生きていくわ」と言って、家を出ていきます。そして、向かった先は実の両親の家でした。
ところが、妹のセラは一緒に暮らせない、出ていけ、と言い、ジェニスの休まる居場所はないのです。
ヘジュンはジェニスを迎えに行きますが、一緒にあなたの母親のキャリーに復讐できるの?と聞きます。ヘジュンは本当に母に復讐するつもりなんだろうかと悩みます。
また、キャリーはジェニスとウナから消えるように言われ、ユンギョンからも子供たちのためにカナダに帰った方がいいと言われます。
そんな時、ジェニスが、離婚合意書にヘジュンの判を押してほしいとやってきます。「彼を見るとあなたを思い出すの、一緒には暮らせない、実の息子に苦しめられるがいいわ」と言い、ジェニスは人が変わったように冷酷になります。

深くジェニスを傷つけたキャリーは自殺するつもりでしたが、ジェニスに助けられますが、彼女の体調の方が悪化し倒れてしまいます。
全てに疲れ切ったジェニスはヘジュンに旅行に行こうと誘います。
ジェニスは旅行先に母のキャリーを呼びますが、そのキャリーの目の前で無理心中を図り川に身を投げます。これがジェニスの復讐だったのでしょう・・・
二人は病院に搬送されますが、意識不明の状態で、それぞれの家族は罵り合っています。
二人は無事に意識が戻ります。キャリーはヘジュンを呼んで自分が保有するジェイグループの株をヘジュンとジェニスに譲渡します。そして、韓国を離れカナダに帰ると伝え、「何があってもジェニスのそばにいてあげて」と念を押します。

ところが検査結果でジェニスが肝硬変だと分かり移植手術が必要になりますが、実の両親は適合しませんでした。
移植は適合したキャリーの肝臓で手術をすることになりましたが、ジェニスにはウナの肝臓だと嘘をつきます。
ジェニスの手術は成功しました。ヘジュンは「これからは一緒に楽しい事だけ考えよう」と話し、ジェニスもその言葉に応えます。
ところが母のユンギョンは「自分の息子を殺そうとしたジェニスを絶対に嫁には出来ないと大反対し、離婚合意書を渡します。
退院し家に戻ったジェニスはまた妹セラの嫌がらせでドナーが母のウナではなく、キャリーだと知らされるのです。
病院に戻ったジェニスはキャリーに「あの女の一部を私の体に入れるなんて、すぐに取り出して元にもどしてよ」と泣き叫ぶのです。

また、再検査を受けたキャリーは手術した肝臓が悪化し最悪の場合は余命1年の宣告を受けます。子供たちのお荷物にはなれないとキャリーは一人病院を出ていきます。
そして、キャリーを心配する子供たち。

また、ヘジュンの家では、母のユンギョンが息子夫婦との同居を嫌がり、結婚を認めません。ジェニスは「申し訳ありません、どうか受け入れてください」と頭を下げるのです。これから二人で説得するしかありません・・・

ジェニスは「子供たちに二度と会うな」という念書を書かせたことや娘たちより自分が大事で利己的な母ウナに一度もママと呼ばずに家を出ていきます。
妹のセラは「ユラを連れ戻したら私が出ていく、私を大事にしないとね、後悔するわよ」と母をにらみつけます。

逃げ回るキャリーをやっと見つけ病院に戻したジェニスとヘジュン。
余命宣告されましたが治療すれば希望があるので二人で助けようとヘジュンが励ますのです。
それでも退院したいというキャリーに「治療を受けて生きながらえて私に償いなさい、私と一緒に死ぬか、それとも生きて借りを返すか」と言うジェニスに母は「治療を受ける代わりに嫁として義母ユンギョンに認めてもらいなさい、そうすれば治療を受ける」と言い、二度と来ないでと伝えます。
その後、キャリーの病室にウナの夫ホン議員が来て、「遅くなりました、ミョンホ先輩を裏切りミヨンさんをだまし、子供を取り替えたこと申し訳ありません、どうか許して下さい」と泣きながら謝罪します。そして、「私はミヨンさんを許します、どうか元気になってください」と言って、ユラのそばにいてくださいと・・・ キャリーはうなずきながらありがとうと喜ぶのです。

101、102、
義母ユンギョンはジェニスにウナと縁を切るなら嫁として認めると言います。ジェニスもウナも嫌いだけど、ウナの娘なのは最悪なのです。
ジェニスと縁を切ったウナは夫のホン議員とも離婚することになりました。ホン議員は財産は君に渡す、ただユラとセラの人生を妨害するなと言います。
家を出るというセラを追って事故に遭った母のウナは病院に搬送され手術を受けますが、脳に損傷が残り記憶喪失や認知症の症状が残りました。
妹セラは娘だと分かりますが、ユラのジェニスが病室に来ても、「私の娘はセラだけよ」と言ってユラのことは分かりませんでした。ジェニスは妹のセラに「私が姉でごめん、ママをよろしくね」とやさしく伝えます。
また、ウナはキャリーを見て「ごめんなさい、どうか許してください、私が悪かったです」とおびえた様子で謝ります。本当は謝罪したかったようです。そんなウナを見てキャリーも涙を流しながら「私も悪かった」とウナの1日も早い回復を祈ります。

103、最終回、
息子ヘジュンの株式証書を盗んで窃盗と詐欺の容疑で警察から指名手配中のク会長は息子のドリを連れて船で中国に渡ろうとしていましたが、逮捕されます。

母のウナは一日中セラを呼ぶため、セラは介護で疲れている様子ですが、そんなセラを元気づけているのがデニーです。そして、帰ってきた夫のホン議員と妻のウナとデニーと妹のセラは、4人で家族写真を撮ります。

キャリーの病状は悪化していますが、胸の内はヘジュンとジェニスと孫の顔を見ながら長生きしたいと思っています。
義母のユンギョンは二人の結婚式を早めに挙げましょうとキャリーを励ますのです。
そして、教会で家族だけの幸せな結婚式を挙げます。
その後、キャリーは静かに息を引き取ります。
2年後、ヘジュンとジェニス夫婦に男の子が誕生し、おばあちゃんになったユンギョンはとても嬉しそうです。ラストはそんな幸せそうな家族の姿が映し出され幕を閉じました・・・


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ソン・ユリ(40)が、双子のママに

2021-07-17 | 韓国芸能情報(映画・ドラマ・他)


おめでとうございます。
ソン・ユリさんは大好きな女優さんで、コン・ユさんの「ある素敵な日」や
ヒョンビンさんの「雪の女王」やグンソク君の「快刀ホンギルドン」など
懐かしいドラマ作品の印象が強いですが、すべてもう一度観たいと思う
素敵な名作作品に出演されています。
「太陽を飲み込め」や「神々の晩餐」も良かったですね!
いまだに、OSTも聴いていますが、特にグンソク君の「快刀ホンギルドン」での
二人の愛のテーマが良かったです。
この時のグンソク君の届かぬ愛が切なくて、切なくて、夢中になって
グンソク君を応援したものです・・・(笑)
最近、昔の作品を繰り返し視聴していますが、ソン・ユリさん出演の作品も
名作揃いだと今ハッと気が付きました。


韓国の”第1世代アイドル”ガールズグループ「Fin.K.L」メンバーで女優のソン・ユリ(40)が、双子妊娠を発表した。
ソン・ユリは16日、Instagramに自筆メッセージを投稿。「ついに私たちの家庭に愛らしい赤ちゃんがやって来てくれた。それも1人ではなく2人。双子がやって来た」と明かした。
以下、ソン・ユリが投稿した自筆メッセージの全文。
こんにちは。皆さん、元気にお過ごしですか?
ほかでもなく、これまでずっと愛し、応援してくれた方々に伝えたいうれしいニュースがあり、このように自筆の手紙を書くことにしました。
ついに私たちの家庭に愛らしい赤ちゃんがやって来てくれました。
それも1人ではなく2人。双子がやって来ました。
正直、まだ実感はないのですが、食事もまともに取れず、水さえも思い切り飲めないという変化を通して、少しずつママになっていることを感じています。
ママになるというのは、簡単なことではありませんね。
この世の全ての母親たちを尊敬します。
あ、そして胎児名はサラン(愛)、ヘンボク(幸せ)と名付けました。
双子の赤ちゃんが元気にこの世に産まれてくることを願っていてください。
いつも見えない場所から温かい気持ちを伝えてくださり、そして愛してくださるファンの皆さんのおかげで、いまの幸せを共に分かち合うことができます。
いつもありがとう。愛しています。ソン・ユリより
 (ワウコリア)







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韓国ドラマ「ホテルデルーナ」あらすじと感想、幽霊専用ホテルが舞台

2021-07-17 | 韓ドラ は行、ほ


韓国ドラマ「ホテルデルーナ」あらすじと感想、最終回。月明かりの恋人~
明洞の繁華街で特別なお客様「幽霊」を宿泊させる「ホテル・デルーナ」。ここには気難しいデルーナの女性社長マンウォル(IU)が運営しています。マンウォルはエリートホテリアのチャンソン(ヨ・ジング)を新しい支配人にし、チャンソンに特別な誕生日プレゼントを贈ります。それはチャンソン(ヨ・ジング)に幽霊が見えるようにしてあげることでした。
ある因縁からホテルデルーナで働くことを決意したチャンソンは、マンウォルと共に幽霊のおもてなしをしていくのです。
エリートホテリアが運命的な出会いによりホテルデルーナの支配人を務めることになり、ミステリアスで風変りな女性社長チャン・マンウォル(IU)と共にホテルデルーナを運営する中で起こる騒動や事件など高句麗時代の千年を超えたストーリーも並行して描かれているファンタジーロマンスです。
夜になるとあの明洞の繁華街に幽霊があの世に行く途中に泊まる幽霊だけのホテルがあるというのも面白い設定ですが、そんなホテルではミステリアスでちょっと風変わりな女性ホテル社長マンウォル役を歌手で女優としても活躍するIU(アイユー)が演じ、幽霊が大嫌いで気の弱いエリートホテリアのチャンソン役を人気俳優のヨ・ジングが演じていますが、ヨ・ジング君、ちょっとカッコつけてるところが背伸びしてるかなぁと思いましたが、次第に男らしい力強さが増していくところがとてもカッコ良かったです(笑)
幽霊のマンウォル(IU)と人間のチャンソン(ヨ・ジング)、はじめはお互いにいがみ合って生意気なところがありますが、お二人ともそこが何とも魅力的で最後は一番の理解者に変わっていく過程が楽しかったです。
また、オ・ジホ、イ・ジュンギ、キム・スヒョンら超豪華な人気俳優によるカメオ出演も注目のドラマでが、その中でも思いがけない人物で登場をするキム・スヒョンくんのカリスマ性はハッとさせられます。超~カッコ良すぎでした(笑)シーズン2があるなら是非スヒョン君でお願いしたいくらいです(笑)

はじめは、よくある千年以上も生きている幽霊の物語で高句麗時代の時空を超えてという、よくあるドラマで「またかぁ~」とがっかりしましたが、韓国で大ヒットしたドラマだったので、そこは「韓国ドラマあるある」として我慢して見ていきましたが、3話過ぎからだんだん盛り上がりを見せていきました。後半からお互いに惹かれていく切ないラブロマンスの行方から目が離せなくなり、やがて明らかになる二人の過去の悪縁やホテルデルーナの従業員たちの「あの世に行けない理由」などの過去が感動的に描かれ胸が熱くなります。
でも幽霊と高句麗時代の時空を超えてという物語は、まさにコン・ユの「トッケビ」そのものででしょう・・・?(笑)という感じに見れましたが、でも、心にじわじわと響くものがある不思議な幽霊ドラマでした。韓国でもトッケビの女性版と話題になったようです。

本作はCGを使った映像美と劇中ながれる挿入歌と毎回ゴージャスなIU(アイユー)のファッションは素晴らしかったです!ワンマンで絶対服従的なIU(アイユー)も今までになく魅力的に幽霊を演じていました。
また、ヨ・ジング君は子役時代からドラマに映画にと活躍し、その人気と演技力のすごさは、もうすでに立派な実力派俳優のひとりです。
今は、天才子役から23歳になった彼の兵役がいつになるかとても心配で、今後の兵役情報に注意が必要ですね!


あらすじ(ネタバレあり)
①ある日、幽霊だけしか入れないはずのホテルデルーナに、生死をさまよう男(オ・ジホ)がやってきます。
ホテルデルーナの社長であるマンウォル(IU)はその男を助ける代わりに、男の息子が大人になったらホテルデルーナに引き渡すという条件を交わしその男を助けてあげます。
2019年、20歳の誕生日にホテルデルーナへの招待状を受け取ったチャンソン(ヨ・ジング)は、20年前マンウォルに命を救われた父親(オ・ジホ)の息子です。
マンウォル(IU)は優秀なチャンソン(ヨ・ジング)に特別な誕生日プレゼントを贈り、デルーナで働かせようとします。そして、マンウォル(IU)がチャンソン(ヨ・ジング)に息を吹きかけるとチャンソンは幽霊が見れるようになります。
ところがチャンソン(ヨ・ジング)は幽霊が苦手で怖がり、逆にチャンソンも恨みが強い幽霊から狙われることもあります。マンウォル(IU)は、だから私のそばにいなさいと強気に出ますが、チャンソン(ヨ・ジング)はあなたのホテルで働く気はないとハッキリ言います。

②どのような仕事をするのか?というチャンソン(ヨ・ジング)に「この世での時間が終わったのに、未練があってこの世をうろつき、あの世に行く道を失った死者をあの世に送る仕事です」と言います。ところがマンウォル(IU)は幽霊にとりつかれた人を助けてその代価をもらっていたのです。チャンソン(ヨ・ジング)は僕はそんな詐欺は出来ませんと言います。
ところが彼女にはそれなりの考えがあり、一番いい方法で幽霊を導いていたのです。
また、ホテルデルーナで唯一の人間であるノ支配人はチャンソンが現れたことで自分は支配人をチャンソンに任せるつもりです。そして、「ホテルデルーナは人間世界のモラルが通用するところではなく、お金や力の価値も違うので人間の目でマンウォル(IU)を評価することはできない、勇気を出して向かい合えば私のようにホテルの価値を見つけられるかもしれません」とチャンソン(ヨ・ジング)は教えられます。その後、ノ支配人はお客様としてホテルデルーナにやって来ます。それは彼が亡くなるということでした・・・
その後、霊が見えてしまうチャンソン(ヨ・ジング)は怨霊が強い幽霊に襲われ、マンウォル(IU)が助けに来ます。気絶したチャンソンはホテルデルーナで目が覚め、ノ支配人が話していた、他の人々が決して知らない秘密の「ホテルデルーナ」の世界を知っていくのです。


   


③千年前マンウォルは高句麗時代の遊民族でカオリ村の客主でした。そこではヨンジ城のお姫様に仕えている護衛隊長のチョンミョン(イ・ドヒョン)とマンウォルの仲間で右腕だったヨヌ(イ・テソン)の3人が縁あって出会い友達になります。夜3人で酒を飲んでいた時、マンウォルは護衛隊長チョンミョン(イ・ドヒョン)から自分の名前「満月」の書き方を教えてもらい、嬉しく幸せだった思い出があります。
そして、マンウォルは過去の大きな罪により怨霊樹に縛られていて、千年もの間生きている、その枯れた樹はホテルの庭園にあります。いつまで私を捕まえているつもりなのか?と問うマンウォルに、この世とあの世を行き来する神様のマゴ神(ソ・イスク)は「ここで止まっているのはあんた自身よ」と言います。
また一方、チャンソンはマンウォルと出会ってから夢の中に高句麗時代のマンウォルが、なぜか現れチャンソンを混乱させます。
そしてマンウォルのことやホテルのことをもっと知りたくなったチャンソンはホテルデルーナで正式に働くことになります。
そして、ホテルの従業員たちからマンウォルはマゴ神(ソ・イスク)に罰を受けて捕まっている幽霊だということを聞き、ホテルの庭園にある枯れた樹がマンウォルと関係があることを知り、その樹を見に行きますが、そこには気になるマンウォルがいました。
チャンソンは高句麗時代の友人3人の話をマンウォルにしながら、「あなたはマンウォルという名前の書き方を教えてくれた人に会いたいのですか? ここで、あなたは長い間その人を待っているのですね」と話します。マンウォルは「なぜ、あんたがその夢を見るの?」と不思議に思います・・・ 
チャンソンも「なぜあなたの夢を見るのでしょうか?何か代価を払わないといけないようで怖いです」と疑問を感じ、「あなたの気持ちを晴らしてあげるためにあなたのそばに来たのでしょうか?」と言って、その枯れている古い樹をさわります。

④庭園の枯れていた樹をチャンソンがさわると、不思議なことにすぐに枝から新しい芽が出て緑の葉が咲きはじめました。枯れた樹木に変化をもたらしたチャンソンは特別な人間かもしれないとマンウォルは驚きます。
ところがこれは強情なマンウォルの心を少し開いてあげるためにマゴ神(ソ・イスク)がチャンソンを送ったのでした・・・そして、その樹を大切に育てほしいとチャンソンに伝えます。
ところが古い樹木の変化にこれは大きな災難が起きる兆候だと従業員たちは戸惑い気味で、なんとチャンソンをホテルから追放しようとします。それはマンウォルがこの古い樹に捕まって罰を受けているのに樹が生まれ変わったということはマンウォルの罪が終わったということになるからです・・・
そんな時、チャンソンは初めて担当する目が悪い女性の幽霊が最後に会いたい人捜しを手伝い始め、その恋する男性がいるパン屋さんを見つけてあげます。これでやっとあの世に行けるお手伝いができたとチャンソンは思っていましたが、なんとその男性が目が悪い女性をバイクでひき逃げしていたのです。チャンソンはそのひき逃げ犯人を警察に連れて行き罪を償うように諭します。
その後、「ホテルデルーナ」に来て初めて担当した目が悪い女性は「あの世にいくトンネル」の前にいます。チャンソルはその女性に優しく声をかけ、深く礼をし、あの世に送るのでした。

⑤ウエディングドレスを着た若い独身女性スミンが亡くなり幽霊となってホテルデルーナを訪ねてきます。寂しくないようにと、両親は強い願いの込められた赤い袋をランタンにつけて夜空に飛ばします。それを拾った者は幽霊のスミンと赤い糸で結ばれてしまうのですが、それをチャンソンの唯一の友人のサンチェス(チョ・ヒョンチョル)が拾ってしまい霊に取り付かれて寝込んでしまいます。そこでチャンソンはホテルの幽霊とスミンを結婚させる方法を見つけます。
ところが幽霊のスミンは一人であの世に行きたいので、人間であるチャンソンに結婚式を挙げてほしいと頼みます。しかし結婚に反対するマンウォルは幽霊スミンの本当の気持ちをチャンソンに伝えるのでした・・・
マンウォルは幽霊スミンが本当に結婚したい新郎を連れてきます。
実は結婚式を依頼したのは新郎の両親で、スミンが自分の余命少ない息子を一緒にあの世に連れていくと思い、別の男と結婚させたがっていたのです。
式場で再会した二人は「僕たちずっと一緒にいよう」と言う新郎に対してスミンは「愛しています」と言って無理やり愛する彼を追い返します。スミンはチャンソンに「ありがとうございます」といって一人であの世に旅立つのです。
その後もチャンソンはマンウォルの昔の夢を次から次と見ていきます。夢の中でマンウォルと護衛隊長チョンミョンの二人に淡い恋心が生まれはじめます。
マンウォルは「夢の中で私のことがよくわかってきたようね、私があんたの最後のお客様になってあげる、私はあんたが気に入ったから、でも私をあの世に見送るときは寂しがらないでね」と言って、真剣な眼差しをチャンソンに見せます。

⑥そんな時、ホテルに朝鮮王朝時代の王様がやってきます。王様が来て興奮するマンウォルたちは最高のサービスを提供しようと張り切るのです。ところがこの王様は王の役を演じている俳優で出演する前に突然心肺停止になって亡くなっていたのです。そして、誰もが騙されるくらい王に成りきっている俳優に最後の魂をこめた演技のシーンを作ってあげるマンウォルです。
王様役の俳優に乗り移った幽霊俳優は素晴らしい演技力でドラマの最後まで出演することになります・・・(笑)
また一方、アメリカ留学時代の友人で初恋の相手だったミラ(パク・ユナ)がチャンソンを訪ねてきて二人が会っていることを知ったマンウォルはなぜか寂しい気持ちになります。

⑦「ホテルデルーナ」の13号室から逃亡した女性の霊が、男たちが見ている違法な動画の画面から飛び出して次々とその男たちを襲っていきます。13号室の霊は、5年前に男子学生に自分の恥ずかしい姿を盗撮され、チャットに映像が載ったことに苦悩し自殺した女性だったのです。
チャットグループのメンバーの中に映像を撮って売っていた悪い奴がいますが、その人物は今一流企業の代表となり裕福に暮らしています。その人物の元へチャンソンと共に訪れたマンウォルは、ホテルデルーナへの招待状を手渡します。
その後、4番目のマゴ神(ソ・イスク)は人間を殺し悪鬼となった13号室の幽霊を消滅させます。
幽霊は生きている人間を殺そうとすると悪鬼になり、消滅する決まりがあるようです。
そして、導かれるように「ホテルデルーナ」にやってきた悪い奴は、13号室に連れていかれ、その後、列車事故で亡くなります。

⑧マンウォルはミラ(パク・ユナ)に出会い、ヨンジ城のお姫様ソンファ姫の生まれ変わりだと気付きます。前世でマンウォルは敵だったソンファ姫を殺しますが、その彼女がまた自分の前でチャンソンに声をかけながら微笑んでいる姿が許せないマンウォルです。
その夜、チャンソンはホテルに戻りますが、従業員から新たな秘密を聞かされます。
怨霊樹がマンウォル自身であり怨霊樹の力がこのホテルを作っているので彼女はホテルから逃れられない運命にあることを知ります。
でも、どうして彼女をどこへも行けないようにこのホテルに閉じ込めたのでしょうか?それは人間を殺そうとする悪鬼にならないようにマゴ神(ソ・イスク)が安全な場所を用意したのです。チャンソンはここがどんな場所であろうと、これからもずっとマンウォルと一緒にいると彼女に伝えます。
マンウォルはミラに招待状を送り、ホテルデルーナに招き入れます。そして、前世の恨みを晴らそうとミラを世界一不幸な女に作り上げるのですが、そこにチャンソンが現れて阻止します。

高句麗時代、マンウォルは護衛隊長のチョンミョン(イ・ドヒョン)から、「城に来い、俺がお前を守るから」と告白されますが、「仲間を捨てて、あなたのところに行けない」と苦しい気持ちを伝えます。「恋しくなるな・・・」と言って去っていくチョンミョン・・・
二人は切ない別れをしなければならなかったのです。
ところが、はじめからソンファ姫と護衛隊長のチョンミョンに騙されていたマンウォルは、仲間を殺害されてしまいます。殺したいほどチョンミョン(イ・ドヒョン)を憎むマンウォル・・・
ところが、マンウォルを生かすためにチョンミョンは仕方なく裏切者になった悲しい過去がありました・・・






⑨前世からの悪縁でチャンソルと一緒に地獄を見たくないマンウォルは「ホテルデルーナ」の移転を決め、従業員やお客様たちと姿を消します。
バーテンダーのソンビから「チャンソンを通してあの世に行くチャンスを逃してもいいのか?」と問われるマンウォルは「私は静かにあの世にいけない運命だから・・・」と話します。
ところが、クビになったチャンソンは悩んだ末に、新しいホテルデルーナの移転先へと向かうのですがマンウォルは一緒に働くことは出来ないと言います。
一方、ベルボーイのヒョンジュンとインターンのユナはホテルへの移動中、女性の霊が乗った車を見かけて後を追ったところ、山の中に埋められていた多くの霊を発見し、ホテルデルーナに連れてきます。そして、ヒョンジュンが警察に通報して死体が発見され連続殺人事件としてニュースになります。

⑩ホテルデルーナを訪れた幽霊の会長はチャンソンの人柄を気に入り、孫娘ジウンの結婚相手にしようと考えています。ところがチャンソンはジウンとのデートで「僕には好きな人がいます」と正直に伝えるのです。
また、ある日チャンソンは幽霊が出ると話題になっている図書館で実の母の幽霊に会いますが、父子で育ったチャンソンはこの時、自分は産まれてきてはいけない子供だったことを知り、はじめてお母さんに会っても喜ぶことができないこの状況を悲しむのです。
そしてその夜、ミラはパク・ヨンスという刑事をサンチェスのピザ店に連れてきますが、パク・ヨンスは高句麗時代にお姫様だったミラに殺されたヨヌだったのです。
すぐにマンウォルに会いに行ったチャンソンは「あなたが一番胸を痛める人に会いました」と話し、二人で警察までパク・ヨンスを見に行きます。マンウォルとヨヌは高句麗時代に兄弟のように育った大切な人でした。元気に過ごしている姿をみて「良かった」と涙を流します。チャンソンはまた過去の人物であるミラやヨヌの縁をマンウォルに引き合わせたのです。

その後、マンウォルは図書館に行きチャンソルの母の霊をホテルデルーナに連れていき、チャンソルにあの世に送るチャンスを与えるのです。愛するチャンソンが思い残すことのないように助けたいのですね。
マンウォルはチャンソンに「あんたが送るべきお客様が待っているわ、復職して」と電話します。ホテルデルーナはまた明洞に戻り、復職の許可をもらったチャンソンはホテルデルーナでマンウォルを守ることを誓うのです。
また、マンウォルも「実は私があんたに来てほしいと思っていたのよ」と言い、「私は利用するわ、ミラもヨヌも私の前に連れてきた、次はあの人も連れてくるはずだから、そして私は絶対に彼が無事に通り過ぎるようにさせないから・・・だから何があっても、そばにいてほしい」と真剣に伝えます。チャンソンも僕を信じてと言って、そっと抱きしめるのです。

⑪古い怨霊樹に綺麗な青い花がたくさん咲きました。それはマゴ神がマンウォルをあの世に連れて行こうとしているのです。花が咲いたのは散るためなのです。従業員たちはマンウォルがあの世に行く前に自分たちも行くことになるので心の準備が必要だと思いはじめています。

また一方、サンチェスの恋人ベロニカが外国で事故死したことを知ったチャンソンは二人をホテルデルーナで引き合わせてあげます。月食の奇跡で二人は幽霊と人間で再会しますが、ベロニカは「素敵な私の愛する人、さようなら」と告げて消えていきます。泣き崩れるサンチェスですが、チャンソンは彼の恋人ベロニカをあの世に送ってあげるのです。このような突然の死は残った人に大きな悲しみを残します。

そんな中、連続殺人事件を探るインターンのユナは殺された幽霊たちから犯人の特徴を聞いてモンタージュ写真を作ります。真犯人らしき人物を見つけたとの連絡を受け、チャンソンはとあるカフェへ向かうのですが、そこにいたのは留学時代の友人ソル・ジウォンだったのです。
すでに警察を呼んでいたので、ジウォンは殺人事件の容疑者として緊急逮捕されます。
チャンソンと親友サンチェスとソル・ジウォンの3人はボストンの留学時代の友人でした。
その時サンチェスの悪い噂を流したのがソル・ジウォンでそれを助けたのがチャンソンでした。

⑫チャンソンと犯人のジウォンが乱闘になり怪我したチャンソンを心から心配するマンウォル。
そして、二人はしみじみと痛切に思いやる感情が湧き出てきます。それは、怨霊樹の花が咲いたからでしょうか?と言うチャンソン・・・ところがマンウォルは「花が散ろうとしているからかしら」と告げるのです。 チャンソンが送ってあげる最後のお客様のマンウォルの死が近づいているのでしょうか・・・
マンウォルが残された者の悲しみに恐れを抱きはじめたとき、花が散り始めました・・・
チャンソルは「僕を置いていくときは怖がらないでください。これが弱い人間の僕が思いっきり今できる恋です」と語りかけます・・・

また一方、犯人のジウォンは病院の屋上から飛び降りて、チャンソンを強い怨霊となって呪います。そして恨みがあるチャンソンが同じように死ぬことを望んでいます。
マゴ神からチャンソンを失うことになると言われ、マンウォルは激しく動揺します。
チャンソンに悪縁だった怨霊が付いたのは自分のせいだと思うマンウォルは危険が迫るチャンソンのためにマンウォルは死神と取引を行います。それは手相の生命線をつなぎ合わせ延命治療で生き延びている医者の息子を迎えに行く仕事だったのです。

⑬名家のユン一族の最後の息子ユン・スンボムが霊となってホテルデルーナにやってきます。ホテルのチェ・ソヒ客室長はかつてユン家によって娘を殺され、悔しさからユン家の断絶を望んできました。ユン・スンボムは独身なので宗家では孫の顔も見られず悲しんでいるはずです。そしてチェ・ソヒ客室長は ユン家の涙をこの目でみるため、お葬式に行き200年の恨みを晴らそうとします。ところがユン・スンボムの恋人スジンが子供を妊娠していて、ユン家の子孫がまだ残っていたのです。ところがチェ・ソヒ客室長の心が揺らぎはじめ、流産しそうになったスジンを放置できなくて、彼女を助けるのです。

また一方、ホテルの庭園の怨霊樹の花が散り始めますが、マンウォルはチャンソンを思う気持ちを抑えられずにいたのです。 マンウォルはチャンソンに昔の話をします「恋人も憎い人も愛する護衛隊長チョンミョンだった、あの日彼を殺す約束を守るために満月と書かれた剣で彼と戦った、彼はまたマンウォルに会えて嬉しかったと言って、自分からマンウォルの剣を自分の胸に突き刺したのです。俺はマンウォルを包み込んで消えない月になって見守るだろう」と最後の言葉を残して息を引き取りました。その後マンウォルは城に火をつけ多くの人を殺し血で染まった自分をみて涙を流します。
そして、「今も私の罪は重く怨恨もとても深く、これが私の本当の姿なの、千年と言う長い間あの人を待ちながら、あの人が来たら、地獄へ落とし消滅させるつもりだった」とチャンソンに話します。そして「代わりに僕が来ました」と言ってそっとマンウォルを抱きしめます。

その後、ある夜に人間の男の子がお母さんに会いに来たと言ってホテルデルーナにやってきます、ところがお母さんは昨日あの世に行ったのです。ホテル内で迷子になった男の子を追いかけたチャンソンはあの世へ通じる長いトンネルに閉じ込められてしまいます。子供はあの世行きのトンネル前で見つかりますが、人間のチャンソンはあの世のトンネルで道を失うと二度と戻れなくなってしまうのです。

⑭チャンソンがトンネルから戻りホットするマンウォルですがチャンソンの変化に気付くマンウォルは「あんたは誰?」と驚くように訴えかけます。まさか、チャンソンが一番憎いあいつのはずがない・・・?と心中が揺れ動いています。
そしてチャンソンから夢で見たあの人・チョンミョンの話を聞かされ、「あの人は一人で湖の前であなたを待っていました。手にはあなたの月の形をした髪飾りを持っていました。」と聞かされます。
また護衛隊長チョンミョンは処刑された高句麗人の遺品を集めお葬式ができるように生き残った村人に渡していたのです。

ホテルの庭園の怨霊樹の前でマンウォルはマゴ神から血で染まった月の形をした髪飾りを受け取ります。そして「ク・チャンソンがあの者か?」と強く問い詰めます。
マゴ神は「千年以上も待っていた人が現れたのに嬉しくないようだね、あいつが現れたら殺して自ら消滅すると偉そうに言っていたのに、迷っているようね。チョンミョンによって消滅するか?チャンソンによって救いを得るのか?それはマンウォルの選択だよ」と言って去っていきます。

自分からチャンソンを殺せないマンウォルは、連続殺人犯の怨霊ジウォンを悪鬼にするために血で染まった月の形をした髪飾りを渡します。怨霊が悪鬼になれば力を与えたマンウォルも一緒に消滅するからです。結局マンウォルはチャンソンを利用しますが、こんな愛があるなんてとても悲しいことです。
チャンソンはマゴ神がいる薬局を訪れ、「僕がマンウォルが憎んでいる過去のチョンミョンですか?」と尋ねますがそれは違うと言います。そして、まだあの世に行っていないホテルデルーナに来た最初のお客様の「小さな光」に出会います。マゴ神はこの最初のお客様が大事だといいましたが、それが憎んでいた過去のチョンミョンだったのです。
マゴ神はマンウォルが悪鬼に渡した髪飾りを持ってくるようにチャンソンに言います。
髪飾りを取り戻したチャンソンはマンウォルと一緒にヨヌの生まれ変わりの刑事ヨンスをホテルデルーナに招待します。そして昔マンウォルが助かったのはヨヌとチョンミョンの約束だったことを知ります。そして、最初のお客様だった護衛隊長チョンミョンもこのホテルデルーナでマンウォルと同じく「小さな光」となって罪を償っていたのです。
そして、マンウォルの前にチョンミョンが現れます。「これが本当に俺たちの最後なんだな」と涙を流しながら髪飾りと一緒にマンウォルの力であの世に旅立ちました。
そして、ホテルの庭園の怨霊樹の花も葉もすべて散り死んでいきました。


  


⑮護衛隊長チョンミョンをあの世に送りにトンネルに入り、マンウォルがホテルを留守にして1か月が経とうとしています。
その間にホテルでは新しい主人を迎えるために飲ませるお酒をマゴ神が作ることになりますが、重要な材料の怨霊草がありません。
そして、その怨霊草を200年前の庭園に咲いているのを見たというマゴ神はチャンソンに薬草を取りに行くように頼みます。
チャンソンはマゴ神の頼みで怨霊草を取りに200年前の時代にタイムスリップして当時のホテルである満月堂でマンウォルたちに出会います。
その後、現代のホテルデルーナに戻ったチャンソンはマンウォルも戻ってきたことを知り彼女を抱きしめるのです。
また一方、ベルボーイのヒョンジュンは自分を銃で殺した友人と70年ぶりに対面し、友人はずっとヒョンジュンの病気の妹の面倒を見ながら罪を償う気持ちで生きてきたと言い、過去を清算するのです。
マンウォルも新しい主人が来る前に3人の従業員たちを自分がいる間に送ってあげたいと思っています。でも時間が足りるでしょうか? 次のホテルの主人はマゴ神が決めるのです。
そしてインターンのユナは、お酒を盗んでマンウォルに飲ませようとします。マンウォルがそのまま主人でいれば、ユナもヒョンジュンと一緒にいられます。またチャンソンもマンウォルと一緒にいられるわけです。
マンウォルはチャンソンに「このお酒飲もうかしら・・・」と聞きます。
チャンソンは「飲まないでください」と答えます。
二人はお互いに「愛しています」と微笑みながらうなずくのです。

最終回、
バーテンダーのキム士人(シン・ジョングン)は、自身の過去の朝鮮時代の名前キム・シイクの話を歪曲した小説「淫乱書生 キム・シイク」が出版されると聞きます。朝鮮時代に首席合格を取り消されたキム士人は自分は淫乱書生 キム・シイクではないと500年もの間恨みを持ち続けていたのです。そして、その名誉を回復するためにマンウォルとチャンソンは出版会社を訪れます。
また、「春香伝」「沈清伝」などの現在まで伝わる作者不明の有名なハングル小説がキム・シイク、キム士人の作品だと知ったマンウォルたちは「淫乱書生 キム・シイク」の小説を「鶴の歌」という題名で書き直し出版させます。この本は大ヒットし、恨みを晴らし名誉挽回したキム士人は「みんな、ありがとう」とお礼を言ってあの世に旅立ちました。

ベルボーイのヒョンジュンも妹のヒョンミと一緒にここを離れる準備をし、ユナはそんな彼の姿に涙を流しますが、ユナは自分は留学すると伝えます。

客室長のソヒは自分が救った名家ユン一族のスンボムの子供を妊娠しているスジンを訪ねますがスジンは「自分の子供は自分の籍にいれます」と勇気ある彼女の言葉に感動します。ホテルを離れるソヒに、マンウォルは「客室長のおかげで大事なことを悟ったわ、ありがとう」と感謝の挨拶を伝え、二人はずっと抱き合い、ありがとうと涙を流します。

マンウォルは皆を見届けたホテルデルーナを見ながら皆のことを思い出しています。
一人残った最後のお客様のマンウォルを見送りにチャンソンがホテルにやってきます
そして、大きな満月が見えたときホテルデルーナが消滅するのです。
そしてすべて消えたあとにマンウォルはあの世に行くことになるのですが、チャンソンは月の夢を見る花が残した最後の夢を見ることになります。
チャンソンはマゴ神に「お願いがあります、時間を遡らせて下さい、一緒に雪を見られるようにしてください」と真剣に頼みます。二人は怨霊樹の下で雪をみながら「あなたの願い通り二人が一緒に過ごす冬です」と言い、本当に二人は長い時間が過ぎて、また出会う縁でした・・・

とうとう、マンウォルを送るためにトンネルの前に来た二人ですが、なかなかお別れが出来ないまま抱き合っています。
マンウォルは「私があなたに言える言葉はこれしかないわ、私たち次の人生でも必ず必ずまた会いましょう」と告げて、泣きながら、さよならをします・・・

その後、月日が経ち、幽霊が見えなくなる薬を飲まなかったチャンソンはマンウォルと再会します。 「早かったな、もっと遅くなるかと思っていたよ」「あなたが待っているから早く来たの」と言って、二人は当然のように寄り添います。
これからの人生はお互いの隣で幸せに生きていくことでしょう・・・
「ホテルデルーナ」は無くなり、新しいホテルと新しい主人がやってきました・・・









コメント (2)
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