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韓国ドラマ・韓国映画の
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韓国ドラマ「マウス」あらすじと感想、イ・スンギのサスペンスドラマ

2023-05-13 | 韓ドラ ま行

韓国ドラマ「マウス」あらすじと感想、最終回。
刑事もののドラマですが、本作の特徴は遺伝子の突然変異によって生まれる殺人鬼のサイコパスの中の上位1%の更に凶悪なプレデターが描かれています。
前半は真面目で優しすぎる警察官のイ・スンギ君よりもコンビを組む熱血刑事コ・ムチ(イ・ヒジュン)の活躍が目立つドラマでしたが、後半からは逆にある事故からイ・スンギ君の人格が変わり活発で積極的になっていくイ・スンギ君の変貌ぶりに注目です。
また、イ・スンギ君とコンビを組む熱血刑事コ・ムチ役のイ・ヒジュンさんのどんな事件にも臆することなく立ち向かっていく荒々しい姿と鋭い眼差しは家族を殺人鬼に殺された仕返しからですが、そんな彼の復讐に燃える多彩な名演技が素晴らしかったです。
また、イ・スンギ君も熱血刑事コ・ムチ役のイ・ヒジュンさんとは全く正反対の性格ですが二人の絶妙なコンビは最高の相性を見せてくれますが、スンギ君には大きな衝撃的な秘密があったのです。そして、その前半とは真逆な恐ろしいキャラクターも無理なく演じる幅広い演技に注目です。
サイコパスによる連続殺人事件の「プレデター」と呼ばれる最強の殺人鬼は一体誰なのか? 
先の読めないストーリー展開に最後まで目が離せなくなります。
劇中、イ・スンギ君は犯人から頭を殴打され手術を受けるのですが、ある人物の策略によって、手術後に人格が変わってしまうという角度を変えた発想の転換が衝撃的でとても驚くようなシーンでした。 この時のワケあり執刀医の悪を演じたアン・ジェウクさんに注目ですが、彼はヨン様より前の元祖韓流スター第一号だったこと知っていますか?
チャ・インピョさん主演のドラマ「星に願いを」に2番手役で出演して大ブレイクし、このドラマの結末をも変えてしまうほど女性ファンの心をつかんだイケメン俳優です。
女性の力って大きいですね(笑)
当時、常に韓流第一世代としてトップを走ってきましたが、でもその後はチャン・ドンゴンさんやビョンホンさんのようなカリスマやオーラの輝きが薄れていったのが残念ですねぇ~ 現在51歳ですが、まだまだイケメンぶりは相変わらずでした(笑)

最近は短い短編のドラマが多くなっているのに比べて本作は長いドラマでしたが、でも飽きることなく最後まで完走できるミステリアスなドラマでした。
真実が徐々に暴かれていき衝撃的な最終話で、スンギ君演じるチョン・バルム巡査という人物に久しぶりに涙が溢れ出る切ないラストを迎えますが、私は本作の「マウス」お勧めです。
2021年作品。

あらすじ(ネタバレあり)
1話
25年前から、20人近くの被害者が殺害後に頭だけ持ち去られるという残虐な「ヘッドハンター殺人事件」が発生しますが、警察の捜査は一向に進まず国民は怒りを募らせています。
そして、雪が降るキャンプ場で再び殺人事件が発生しますが、その場にいた両親は殺害され子供で兄のムウォンは重症で弟のムチはショック状態のままです。
ところが、弟のムチの証言により、脳神経外科医の天才ドクター、ハン・ソジュン教授(アン・ジェウク)が逮捕されます。そして自宅から証拠の遺体が発見され、ハン・ソジュン教授は死刑を宣告されます。
また、ハン・ソジュン教授(アン・ジェウク)の妊娠している妻に遺伝検査が行われ、99%の確率でサイコパスと結果が出ます。
そして、同じとき、もう一人の女性が同じ遺伝検査を受けていたのです。
数年後、クラスで委員長をしている優秀なジェフンは医師になりたいと言っていますが、学校でウサギを殺したり問題行動を起こします。
父親はそんな息子のジェフンをたたきますが、父親が大事にしている金魚と愛犬を殺してしまうジェフンです。
そして、ジェフンは「僕は怪物になりませんように」と教会で祈ります・・

2話
神はジェフンの祈りを聞き入れてくれず、結局殺人鬼になってしまったジェフンの殺人は続きます。
遺伝子の突然変異によって生まれるサイコパス、その中の上位1%をプレデターと呼び、プレデターにとって、人間は狩りの獲物にすぎないといいます。
また一方で、死刑判決を受けたハン・ソジュン(アン・ジェウク)は、刑が執行されないまま刑務所にいます。そこに刑事となり大人になったコ・ムチ(イ・ヒジュン)が面会にやってきます。
そして、お前の息子にも同じ苦痛を与え、お前が殺される姿を見せてやると強い口調で話します。
ところが、ムチの言葉で自分の子供が生きていたことを知るハン・ソジュン(アン・ジェウク)。
一方で、優しく正義感が強い警察の巡査チョン・バルム(イ・スンギ)は刑務所に慰問に来ています。ステージでマジックを披露する巡査チョン・バルムでしたが、次のマジックで囚人の一人を箱に入れ鍵をかけますが、扉を開くと刑務所内の刑務官である友人のチグクが血だらけになって入っていたのです。
病院に搬送された刑務官チグクの手術をソン・ヨハン(クォン・ファウン)という研修医が準備しますが、彼は最年少で医師国家試験に合格した青年でした。
そんな、研修医ソン・ヨハン(クォン・ファウン)を父親である死刑囚のハン・ソジュン(アン・ジェウク)が呼び出します。自分の息子がどのように育ったか見たかったと・・・
そんな時、ブドウ畑で女性が殺されますが、犯人は刑事のコ・ムチ(イ・ヒジュン)に挑戦状のようなメッセージを残します。

3話
次々と連続殺人が発生し、警察は連続殺人として特別捜査本部を設置することになります。
そして、20人が殺害された「ヘッドハンター事件」の25年前のあの悪夢が蘇ってきます・・・
そんな中、研修医のソン・ヨハン(クォン・ファウン)は自分の正体を知る遺伝学博士ダニエル・リー(チョ・ジェユン)を殺害し池の中に沈めます。
研修医のソン・ヨハンはそのあとすぐに放送局PDのチェ・ホンジュ(キョン・スジン)に会いに行くのです。二人はどのような関係なんでしょう・・・?
また一方で、祖母と二人暮らしの女子高生ボンイ(パク・ジュヒョン)は、学校で同級生と喧嘩をして示談金が必要になります。祖母は示談金を稼ぐために家政婦として働くことになりますが、その家が研修医ソン・ヨハン(クォン・ファウン)の家だったのです。
祖母が秘密の地下室をのぞいたことを知ったソン・ヨハンは祖母を尾行して殺害しますが、その危機を知ったチョン・バルム(イ・スンギ)は祖母を助けに行きますが、交通事故に遭ってしまいます。

4話
刑事のコ・ムチ(イ・ヒジュン)は祖母が殺害された現場に向かいますが、そこで祖母の孫の女子高生ボンイ(パク・ジュヒョン)を見つけ、慰めるしかない強い憤りを見せます。
また、犯人を追っていたバルム(イ・スンギ)は事故に遭い救急医療センターに搬送されますが、犯人と争ったときに相手が左利きだったこととミントの香りがしたと刑事のコ・ムチ(イ・ヒジュン)に伝えます。
そして、祖母をふくめ犠牲者は6名になり警察は連続殺人犯の犯行と推定していますが、いまだに犯人像もつかめずにいる警察に対して国民のあいだに不信感が高まっています。
ただ、母親だけが、あの時ヨハン(クォン・ファウン)を産まなければよかったと後悔の念に駆られています・・・
更に少年が誘拐される事件が起きます。その時、犯人から「なぜその子供を誘拐したのか?その理由を探し出せ」という電話がムチ(イ・ヒジュン)刑事のもとにかかってきます。
放送局PDチェ・ホンジュ(キョン・スジン)は緊急特別番組の放送を企画し、放送することになりました。そして、犯人が指名した刑事のコ・ムチ(イ・ヒジュン)も加わり番組が進行していきます。

5話
遺族に同意を得て、今までの被害者8人の顔と実名が公開されます。
そして、誘拐された少年を救うために、国民から情報提供を得る目的で生放送の特別番組がはじまります。
ところが、犯人を追い詰めるつもりが、反対に視聴者から激しい批判を受け抗議の声が殺到します。 視聴者から非難を受けることになった刑事のコ・ムチ(イ・ヒジュン)は結局謝罪することになりました。番組は続きますが犯人の策略に翻弄される刑事コ・ムチとPDチェ・ホンジュ(キョン・スジン)ですが、もしかして、これはすべて犯人の筋書きだったのでは?と気づくのです。
そして、その後も被害者の特徴を推理して探し出した刑事のコ・ムチと犯人のやり取りが続きます・・・
最後に「番組が終了する時刻になって、国民が見守る中、殺す、もう時間だ」と発言する犯人から刑事のコ・ムチに電話があり、モニターにコ・ムチの兄で神父のコ・ムウォンの姿が映し出され、大きな衝撃と危機感を持つ刑事のコ・ムチ・・・
犯人に捕まった神父となった兄のコ・ムウォンは両親を殺した犯人を許すと言い、「ムチ、お前を恨んだことはない」という兄を「どうか、兄を助けてください、謝りますから」と犯人に泣き叫びながら頭を下げるムチです・・・

6話
兄のコ・ムウォンを殺された弟の刑事コ・ムチは身も心も憔悴しきった苦悩からやっと回復します。
その間、チョン・バルム(イ・スンギ)もPDチェ・ホンジュ(キョン・スジン)も刑事コ・ムチを心配しながら、犯人逮捕の捜査を続けていますが、あの特別番組放送の日に、内密にしていた自分たちの動画がなぜ犯人が知っていたのか?疑問に思いはじめます。
刑事コ・ムチも気を取り直して、再び捜査資料に目を通し、ボンイのおばあさんが家政婦の仕事を探していたことを突きとめ、死刑囚ハン・ソジュンの妻のソン・ジウンと再会します。
そして、改名していたから見つからなかった、ソン・ヨハンが死刑囚ハン・ソジュンの息子だと判明します。
コ・ムチはソン・ヨハンの家に向かいますが、そこにはPDチェ・ホンジュ(キョン・スジン)も駆けつけてきました。そして、二人が抱き合っている姿を見つめる刑事のコ・ムチ・・・
その後、ソン・ヨハンの家から証拠がみつかり、令状がでますが、ヨハンは母親のソン・ジウンに会いに行き、「息子が殺人鬼だと知っていたよね」と問いかけます・・・
一方、警察から電話を受けたチョン・バルム(イ・スンギ)はソン・ヨハンの家からボンイの祖母のDNAがついた絆創膏が見つかったと聞きます。
その後、チョン・バルム(イ・スンギ)は凶器を持ったソン・ヨハンと格闘になりますが、そこに
駆けつけた刑事のコ・ムチ(イ・ヒジュン)は犯人のソン・ヨハンに銃を撃ちます・・・

7話
チョン・バルム(イ・スンギ)と犯人のソン・ヨハンは病院の応急医療センターに搬送されますが、バルムはヨハンから頭を殴打され重体で手術を受けます。バルムは命は助かりますが意識は戻らず、犯人のヨハンは息を引き取ります。
「ヘッドハンターの息子、殺人も親譲り」と報道されたニュースを父親の死刑囚ハン・ソジュンは牢獄の中から携帯で知ります。
そして、誘拐された子供のハングクの捜査は遅々として進まず、なかなか捜しだすことができない状態です。
1年後、チョン・バルム(イ・スンギ)は曖昧な記憶のまま巡査として警察に復帰しますが、初日から河川敷で女性の死体を発見します。バルム(イ・スンギ)はこの犯人は初犯ではなくサイコパス的な犯行だと真剣にコ・ムチ(イ・ヒジュン)に断言します。そんな、積極的になったバルムをみてコ・ムチは「変わったなぁ、以前と全く違う」と笑顔を見せます。
その刑事のコ・ムチ(イ・ヒジュン)にも「証拠保管チーム」に辞令が出ます。
証拠品の整理をする内勤ですが、「ここで機会を待て」と理解示す上司のパク・ドゥソク(アン・ネサン)から念を押されるコ・ムチです。

8話
26年前の事件と同じ結び方の紐で殺された女性二人の殺害事件の件で刑務所にいるハン・ソジュン(アン・ジェウク)を訪ねたチョン・バルム(イ・スンギ)はいろいろと質問しますが、嘘はついていないと薄ら笑いをするハン・ソジュンを見て、26年前に少女を殺したのは彼ではないと確信します。
ところが、バルムはハン・ソジュンの前で急に亡くなったソン・ヨハンの子供のころの記憶が蘇ってきて「この記憶は何だ?」とその場で混乱し取り乱すのです・・・
その後、チョン・バルム(イ・スンギ)とコ・ムチ(イ・ヒジュン)は一緒に捜査していきますが理解に苦しむことばかり出てきます。
そして、つまずいた時は振り出しに戻ろうと言い、最初からやり直す二人です。
その後、二人は証拠品に触ったPDチェ・ホンジュ(キョン・スジン)を訪ねますが、チョン・バルム(イ・スンギ)は彼女を見て胸が高鳴るのです。
その後、捜査の中で韓国防犯協会のボランティア活動をしている人たちを調べ上げる中、チョン・バルム(イ・スンギ)は弁護士のウ・ヒョンチョルが犯人だと推理しますが、彼にはアリバイがありました。逮捕されたのは弁護士のウ・ヒョンチョルの父親で元刑事だったウ・ジェピルだったのです。更に犯人のウ・ジェピルは25年前パクチーム長(アン・ネサン)の娘も殺したと供述し、怒り狂うコ・ムチです。
その後自分の娘を殺されたパクチーム長(アン・ネサン)の妻が入院中の病室で犯人ウ・ジェピルを殺してしまいます。後から夫のパクチーム長(アン・ネサン)とコ・ムチ(イ・ヒジュン)が病室に駆けつけますが、コ・ムチはパクチーム長に「俺が罪をかぶる、ハン・ソジュンの元に行かせてくれ、俺が復讐してやる」と言って、その場で逮捕されます。

9話
死刑囚ハン・ソジュンの最近の写真を見せられたオ・ボンイ(パク・ジュヒョン)は「そう、この人がバルムの執刀医だった」と聞かされたチョン・バルム(イ・スンギ)は大きな衝撃を受けます。
すぐに刑務所にいるハン・ソジュンを訪ねたバルムは僕の頭に何を埋め込んだ、まさか、お前の息子ソン・ヨハンの脳を移植したのか?と問い詰めます。
ハン・ソジュンが人を殺して頭を切断した理由は実験のためだったことが分かりましたが、そのために今お前は生きていると死刑囚ハン・ソジュンはバルムに明かします・・・
ところが、この手術の裏には政府のチェ・ヨンシン大統領秘書室長が絡んでいたのです・・
そのチョン・バルム(イ・スンギ)は自分の幼稚園の写真の写真を見て自分の記憶している顔と違うことに気づき、自分の記憶がすべてソン・ヨハンのものだと分かり、そのころから彼の中に暴力的な部分が出始めてくれるのです。
また一方で、犯人ウ・ジェピルを殺したと自首したコ・ムチ(イ・ヒジュン)を疑問に思ったチョン・バルム(イ・スンギ)は独自で捜査しますが、真犯人はやはりウ・ジェピルに娘スジンを殺されたチョン・マノだったのです。
これで刑務所に入り自分の手で死刑囚ハン・ソジュンを殺すという計画を邪魔されたコ・ムチ(イ・ヒジュン)は再び、酒浸りになります。
更に、愛するPDチェ・ホンジュ(キョン・スジン)が殺人鬼のソン・ヨハン(クォン・ファウン)が好きだったことにも我慢できないのです。
なんで奴に惹かれた?と問いかけるコ・ムチに「私に似ていたから」と答えるチェ・ホンジュは、ソン・ヨハン(クォン・ファウン)の子供を産んでいたのです・・・



10話
「世界初の脳移植に成功、チョン・バルムに殺人鬼の脳が移植された」、僕も注目されたかったよと死刑囚ハン・ソジュンはバルムに話すと「人を殺すところでした、何がおきているんですか?」と問いかけます。
チョン・バルム(イ・スンギ)はソン・ヨハンの記憶が浮かんできて、攻撃性も増してきて、彼のようになるのではないかと心配しています。
病院では、これ以上手術は出来ないと・・・
一方、「結び目事件」の容疑者ウ・ジェピルが死亡して捜査は終了となります。
ところが、オ・ボンイ(パク・ジュヒョン)などの話からコ・ムチ(イ・ヒジュン)とチョン・バルム(イ・スンギ)は納得がいかず再捜査すると容疑者ウ・ジェピルの息子で弁護士のヒョンチョルが浮かんできましたが証拠不十分でヒョンチョルは釈放されます。
そんな中、バルムは「証拠保管チーム」に異動になりますが、すぐに女性の殺人事件が発生します。その事件現場にはソン・ヨハンの時の十字架のサインが残っていました。
もしかして、ソン・ヨハンは犯人ではなく別に真犯人がいるのでは・・・? と推測するチョン・バルム(イ・スンギ)です・・・

11話
容疑者ウ・ジェピルの息子で弁護士のヒョンチョルをやっと追い詰めたバルム(イ・スンギ)は二人で格闘になりますが、「殺すんだ、殺してしまえ、そうだもっと首を絞めろ」というソン・ヨハンの幻覚の声が聞こえ、バルムはヒョンチョルを殺してしまいます。
ところが、殺したはずのヒョンチョルが船に乗って逃亡する姿が監視カメラに映っていて、警察仲間たちは脳の手術したバルム(イ・スンギ)を心配し、病院に行くように進めます。
その後、頭の中が混乱しているバルム(イ・スンギ)の前にソン・ヨハンに殺害されたはずの遺伝学博士ダニエル・リーが姿を現し、ヒョンチョルの遺体の行方が気になりませんか?と、問い詰め
「ヒョンチョルを殺した時に快感を覚えたはずだ、残念ながらソン・ヨハンの前頭葉が君の脳を侵食しました、それは今も進行中で、完全に侵食されるでしょう、次第に衝動が強くなるはずです。
その後、殺人依存症になるので、その殺人衝動を他の方向に向けては?」と、ある恐ろしい相談を持ち掛けます。
また、一方で10年前に児童性犯罪の犯人カン・ドクスが刑務所から出所して1年になり、あるテレビ番組で児童性犯罪の現状が放送になります。
そんな中、10数年前にオ・ボンイ(パク・ジュヒョン)を暴行したカン・ドクスがまた彼女に近づいてきました。

12話
カン・ドクスはまた幼い少女ユナを狙い、それを助けようとしたボンイがその子を守ろうと必死で抵抗し大怪我を負います。その時ボンイが危険だと感づいたバルム(イ・スンギ)はカン・ドクスを殺して、河原に遺体を捨てます。カン・ドクスの遺体を見たコ・ムチ(イ・ヒジュン)は犯人はサイコパスでソン・ヨハンみたいな奴だと確信するのです。
そして、バルムは人格が自分のバルム(イ・スンギ)に戻ったとき、罪悪感が押し寄せてきて、「ごめん、ゆるしてくれ」と涙を流し苦しむバルムです。
一方、ボンイはカン・ドクスが死んだことを知りますが、犯人はコ・ムチ(イ・ヒジュン)だと思い込んでいます。
また、警察は犯人がボンイではないかと疑っているのです。
コ・ムチ(イ・ヒジュン)は絶対にカン・ドクス殺害犯人を捕まえると必死に捜査しますが、国民はヒーローとなった犯人を捜すのを望んでいません。
その後、バルム(イ・スンギ)はカン・ドクスに狙われていた少女ユナを訪ねますが、ユナは事件現場でバルムを見たと告げます・・・

13話
カン・ドクスを殺害した時の凶器が見つかりますが、凶器からはカン・ドクス以外のDNAも見つかり、別の事件で服役中の受刑者イ・ジェシクのものだと判明します。
コ・ムチ(イ・ヒジュン)は釈然としない結果にどう理解すればいいのか混乱し、カン・ドクスを殺害した犯人は捜査の混乱を狙い警察をあざ笑っているんだと言います。
一方で、少女ユナはバルム(イ・スンギ)に「ありがとう、おじさんがいなければ私は今頃、死んでたはず、秘密にするよママにもボンイさんにも約束するよ」と言って二人は指切りをします。本当はその時、ユナを殺そうとしたバルムでしたが、ユナの言葉で気が変わったのです・・・
また一方で、ボンイ(パク・ジュヒョン)はPDチェ・ホンジュ(キョン・スジン)から放送局でアルバイトするように誘われ、刑務所に取材に行くことになり、ある別の事件の殺人犯キム・ボンチョルと出会い、彼は冤罪ではないかとその可能性を感じ始めます。
それがきっかけとなり「父親が無実だと娘に知ってもらう番組」を作りたいと思うようになるボンイはさっそく事件を調べはじめますが、その中の事件の被害者の女性に会うことになります。
ところが彼女はソン・ヨハンの母ソン・ジウンだったのです。
そんな時、スソン事件の犯人の娘がシン候補の息子でシン刑事の婚約者と言うことで世間では大騒ぎになりますが、ボンイ(パク・ジュヒョン)が進めている事件の取材に局長もオッケーを出します。
一方、コ・ムチ(イ・ヒジュン)もまたキム・ボンチョル事件を捜査中に真犯人が受刑者イ・ジェシクだと分かり、出所したイ・ジェシクを追いかけます。

14話
出所後、イ・ジェシクは偶然を装ったPDチェ・ホンジュ(キョン・スジン)と再会し、「あんたが犯人でしょう」と刺激を受け、ホンジュを襲います。そして、危険を察したホンジュを助けるためにバルム(イ・スンギ)はイ・ジェシクを殺します。
駆けつけたコ・ムチ(イ・ヒジュン)は「被害者の代わりに復讐してもお前は人殺しだ、お前はサイコパスの殺人鬼だ」と逃げて行く殺人鬼(バルム)に「出て来い」と叫びますが、顔を知られず逃走するバルムです。
ところが、オ・ボンイ(パク・ジュヒョン)はある提供者からの映像見て、カン・ドクス殺害の犯人がバルム(イ・スンギ)だと知り、大きな衝撃を受けます。
ボンイはバルムを家の前で待っていましたが、バルムは「俺は昔の善良な奴じゃない」と言って一人で家の中に入っていきます。今回は気が晴れないバルムなんです。
それでも、ボンイ(パク・ジュヒョン)は自分だけはバルムのそばにいようと決心します。
そして、バルムもまたボンイのそばで打ち勝ってみせる、「ボンイ励ましてくれ」と心の中でつぶやきます。
その後、子供たちを虐待する事件が発生し、犯人である精肉販売センターの男キム・ビョンテをバルム(イ・スンギ)が殺害します。
同じく仲間がもう一人いますが、違う形で罪を償ってもらうというバルムは自分の中のソン・ヨハンが少しずつ薄れていくのを感じるのです。

15話
バルム(イ・スンギ)は自宅の敷地内に地下室があるのを思い出します。
そこにはソン・ヨハンが犯人だと思われる証拠の数々がありましたが、殺された人物の写真を見ながら「僕だ、ソン・ヨハンではなく、僕が殺した、何もかも偽りだった・・・」と、今までソン・ヨハンの記憶だと思っていたものがすべて自分自身がやったことだと気付いたバルムは犯人はすべて自分でただ善人を演じていたことが分かり涙を流すのです。本当のサイコパスはバルム自身でありソン・ヨハンは普通の人間だったのです。
その時、意識不明で入院していたチグクが目を覚まし意識が戻ったとドングから電話があります。
気に入らないチグクを殺そうとした犯人であるバルムは、オドオドしながら病室の前にいますが、チグクは記憶喪失になっていました。
一方、子供のハングクの遺体が廃工場で見つかります。バルム(イ・スンギ)の自宅敷地内の地下室にあった遺体が動かされたことで、バルムの正体を知っている者が、遺伝学博士ダニエル・リーの他にもいることが分かったのです。
バルムは銃で自殺しようとしますが、ダニエル・リーはバルムに、脳神経外科ハン・ソジュンが脳移植したマウスを観察したがすぐに死んだと言い。ハン・ソジュンの脳移植は失敗に終わった、君に残された時間も短いだろうと告げ、被害者のためにも死んだらダメだと念を押し、早く他のプレデターを始末しろと言います。
そして、ダニエル・リーは普通の人間だったソン・ヨハンの前頭葉から受け取ったものは普通の人間の感情だったことを教えます。
バルムはソン・ヨハンの潔白を証明してから死のうと心に決めます。

16話
バルムはソン・ヨハンの潔白を証明してから死のうと心に決め、遺書を書きます。
その時、病院にいるチグクから電話があり病室に向かいます。
同じときコ・ムチ(イ・ヒジュン)もチグクの病室を訪れますが、息を引き取ったチグクを発見し驚きのあまり言葉を失います。
病院を出て行こうとするバルムを「チョン・バルム」と大きな声で呼び止めるムチ。
病室に戻り、息を引き取ったチグクを見たバルムは怪しい男を見かけ、後を追いかけます。
追い詰めた男と乱闘になりますが、チグクを殺した男たちは複数人だったことが分かり、この事件には別の組織があることを確認します。
この時、バルムは「今はまだ死ねない、チグクを殺した奴らを殺した後だ」とつぶやきます・・・
その後、チグクの葬儀の日に同じ葬儀場で母代わりに自分を育ててくれた叔母の夫パク・ミンソンそっくりの人物イ・ピルスンの葬儀があったのです。外国に行ったという叔母に電話しますが、繋がりません。叔母の家族を調べますが、何もかもが嘘だったのです。
そして、チグクを殺した人物が葬儀場で葬儀をしていた叔母の夫パク・ミンソンだったことが分かり、更に混乱するバルムです。



17話
バルムは幼い時、ある男から家族を殺され家は放火されました。この時妹のジェヒだけが行方不明のままだったのです。家族の復讐のために警官になったバルムは犯人だと分かったスホを見つけ殺害しますが、彼の腕にはチグクを殺害した謎の組織「OZ」のタトゥーがあったことを思い出します。でもバルムはなぜ僕だけ残して、家族を殺したのか?それが謎になっています・・・
一方、コ・ムチ(イ・ヒジュン)はクリョン一家殺害事件の担当刑事を訪ねますが、そこにはバルム(イ・スンギ)が先にいました。
コ・ムチは幼いころのジェフン(バルム)の写真を見せて、いろいろ担当刑事に質問するのですが、バルムは自分の正体がバレてしまうのではとドキドキしています。
ところが、警察の捜査資料がすべて抹消されていたのです。
コ・ムチ(イ・ヒジュン)は、バルムが何を追っているのか?また同じ同僚のイ刑事の怪しい行動もあり、犯人捜しに敏感になっています。
また一方で、ボンイ(パク・ジュヒョン)はカン・ドクスに襲われた時、助けてくれたのが、ソン・ジウンの子供で祖母を殺したソン・ヨハンだと知ります。
自分の命の恩人であり、怪我した犬を育てた心優しいソン・ヨハンがサイコパスだったと言うことが信じられないのです。

18話
バルム(イ・スンギ)はソン・ヨハンが通っていた学校の先生に会いに行きますが、ヨハンが誰かに尾行されていると言っていたことが分かります。
更に学校の理科実験室にいたマウス2匹を見て、そういえば・・・ソン・ヨハンは亡くなる前に「僕たちは実験用のマウスだ」と言い残した言葉を思い出すバルム。
更に家族を殺された復讐心が強い時、ソン・スホの住所を知らせるメールを受け取ったことも思い出します。
バルムに殺人をさせ、それで連中が得るものは? バルムがプレデターに生まれたと連中は知っていましたが、そのすべてを知っているような遺伝学博士ダニエル・リーはバルムに何も言わずに逃げて行きます。
また一方で、同僚のチグクを殺害した謎の組織「OZ」の男の車のドライブレコーダーからカン・ドクス殺害の現場に黒いマスクをして現れたバルム(イ・スンギ)の姿を確認したコ・ムチ(イ・ヒジュン)は、なぜお前が殺害現場にいるんだ?と、自分の目を疑います。
警察でコ・ムチとバルムとイ刑事がもみ合いになりますが、この時バルムはイ刑事が謎の組織「OZ」だったことを知ります。
「国民の息子」のバルムを殴ったコ・ムチは国民の敵になり、しばらくの間、職務停止になりますが、次々と自分なりの方法で真実を求めていきます。

19話
PDチェ・ホンジュ(キョン・スジン)の子供のベビーシッターをしているソン・ヨハンの母ソン・ジウンは痴呆症のパク刑事の妻に偶然出会い子供を連れていかれてしまい動揺します。
すぐに刑務所にいる夫ハン・ソジュンを訪ね、「例の娘を殺されたパク刑事がうちの孫といるの、ヨハンの子供が殺されてしまう」と泣き叫びますが、俺には関係ない子だと言います。
そして、夫ハン・ソジュンは自分の子供を残すために生きていたヨハンの脳を使って、バルムの手術をしたことを妻に告げます。
更に、バルム自身も自分がハン・ソジュンの子供だったことを知り、このことをハン・ソジュンも知っていたんだと大きな衝撃を受けます。
また一方でコ・ムチの兄で神父のコ・ムウォン殺害現場で怪しい男と争い腕を切りつけたことを思い出したボンイ(パク・ジュヒョン)はバルムの腕にその時の傷跡があるのを発見し強く動転するのです。それを知ったバルムも悲しくて仕方ないのです。
バルムは自分を育てくれた叔母に会いに済州島にいきます。
叔母は秘密組織OZの要員で最初の任務がバルムに近づくことだったと話します。
そして、前任者はソン・スホだったけど過失でバルムの家族を死なせてしまい叔母が担当になったと話し、叔母の任務はあなたの行動を報告することだったと真実を話します。

20話(最終話)
遺伝学博士ダニエル・リーからサイコパス遺伝子を持つ胎児の名簿を受け取った大統領秘書室長チェ・ヨンシン(チョン・エリ)がOZを操る黒幕だったのです。
彼女はサイコパス胎児堕胎法案を成立させるためにバルムが殺人鬼になる必要があったのです。
そのために国家情報院内に私的な組織を作り、バルムを胎児のころから注視してきたと話します。
こんな恐ろしい話を聞かされても、大統領秘書室長チェ・ヨンシンを殺せなかったバルムを叔母はもうあなたは殺人鬼じゃないと慰めます。
また一方、ボンイ(パク・ジュヒョン)はバルムを捜し出し、「この卑劣な奴め、何も知らずにおばあちゃんを殺した奴を私は・・・」今度は私がおばあちゃんがやられたように殺してやると絶叫しながら向かっていきます。
バルムはボンイに跪き、「本当にすまない、僕が悪かった、自首するよ、どうか自首させてくれ」と手を合わせて頼みます。
そこへ、今度はコ・ムチ(イ・ヒジュン)が現れ、「兄さんを殺したのは・・・」と言って銃を構えます。怒り狂うコ・ムチに「どうか僕を逮捕してください、コ・刑事の代わりに僕が復讐しますから」と真剣に訴えかけます。
バルム(イ・スンギ)は逮捕され、連続殺人事件の真犯人として世間から大きな非難を受けます。
一方、コ・ムチはバルムに裏切られた深い憤りを感じながらも、罪のないソン・ヨハンを銃で撃ったことに対する後ろめたい罪悪感も感じています。
ソン・ジウン(キム・ジョンナン)はバルムに「コ刑事が殺したのではありません、ハン・ソジュン(アン・ジェウク)が殺したのです」と言って優しく慰めます。
コ・ムチは更にハン・ソジュンの子供がバルムだと知りハン・ソジュンの刑務所に向かいます。
「死刑囚がどうやって手術を?」ハン・ソジュンは「この国で、大統領秘書室長チェ・ヨンシンにできないことはない。俺に土下座までした」と言って笑いますが、コ・ムチは「お前たち父子は利用されたんだ、今に見てろ、お前たちは惨めに処分されるから」と言って帰っていきます。
その後、国家情報院内に存在するOZの元組織員の叔母とPDチェ・ホンジュ(キョン・スジン)が手を組んで大統領秘書室長チェ・ヨンシンの悪行を世間に暴露し、ソン・ヨハンの無実を明らかにします。
そして、PDチェ・ホンジュは自分もバルムを利用していたことをすべて打ち明け自分の罪を認めます。ホンジュはその場で、ある刑事によって逮捕されるのです。
その後、バルム(イ・スンギ)の裁判がはじまり、死刑が言い渡されます。
6か月後、バルムは父親であるハン・ソジュンと同じ刑務所に収監され、父であるハン・ソジュンを殺害します。
その後、手術の後遺症で脳の痛みに苦しんでいるバルムは「ネズミにかじられているようだ」という苦痛を味わいながら悲しく死んでいきました・・・
最後、「愛するボンイに会いたい・・・」
そして、ボンイに「来世では普通の人間に生まれるよ、その時は」・・・
この言葉がボンイに届くことはなかったのです・・・・心悲しい衝撃的な最終話でした・・・






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防弾少年団(BTS)「スペシャル8フォト-フォリオ」一部が公開

2023-05-13 | 防弾少年団・BTS・k-pop情報記事


BTSのグラビア一部公開…メンバー7人が表現する「僕ら」
防弾少年団(BTS)の「スペシャル8フォト-フォリオ」集合バージョンの一部が公開された。
防弾少年団は24日、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の公式アカウントを通じて「Special 8 Photo-Folio Us、Ourselves、and BTS “We”」(以下『Special 8 Photo-Folio』)のプレビューイメージを公開した。写真には、カジュアルルックを見事に着こなしたメンバーが自撮りをする様子や、レトロなムードの運動会集合写真を撮る様子が収められている。
 エンタメコリア









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