韓国ドラマ「ペントハウス」あらすじと感想、最終回、辛口コメントあり。
ソウルの高級住宅地にそびえる超高層タワーマンション「ヘラパレス」を舞台に受験生の母親たちの欲望渦巻く壮絶な闘いが描かれています。
本作も殺人、財閥、不倫、出生の秘密、いじめなど、韓流の王道を行く愛憎劇ですが、ドロドロ感は過激すぎるほど半端ではありません!我が子の復讐を決意した「ヘラパレス」の最上階ペントハウスに住む究極のセレブを気品たっぷりに演じるイ・ジアさん。
彼女の変わらぬ美貌と演技力の高さにビックリです。私はヨン様のドラマ「太王神四記」の印象が強く、その後チョン・ウソンさんとの熱愛が話題になりましたが、実は歌手のソ・テジさんと夫婦関係であったことが判明したスキャンダル女優としての経歴がいまだに頭の中に残っていました。
ところが本作のイ・ジアさんのスリョン役は上品で気品があるセレブを華やかに演じています。さすが女優さんと感心するほどの完璧な変身ぶりにビックリで、好感度が上がりました(笑)更に裏切られた夫のダンテ(オム・ギジュン)をじわじわと追い詰め復讐していく様子は毎回危機感でドキドキですが、彼女のどんどん加速していく様子に注目です。
また夫役のオム・ギジュンの悪役も腹立たしい最強の悪で、こんな卑劣な彼を見たことありません。私は好きな俳優さんの一人なんですが、ちょっと、ショックが大きかったです(笑)
そして、本作で最強の悪女を演じたキム・ソヨンさんの自己中心的な悪女っぷりにもビックリです。最近は誠実で温かみのある女性を演じている彼女でしたが、本作は韓流初期のチャン・ドンゴンさんのドラマ「イヴのすべて」で最強の悪女を演じたキム・ソヨンさんに戻ってしまった感じです(笑)
更にオム・ギジュンさんと不倫関係になるシーンは夫のイ・サンウさんも絶対に見たくないと思うほど毎回濃厚なキスシーンでした・・・
キム・ソヨンさんは美人なので特に人を陥れようともくろむ陰険な女のすごみの悪女オーラが引き立つのでしょうネェ。でも、圧巻の一言です!
また本作はお受験や教育などの要素が関わっているため子供たちが作り上げる事件や騒動などもストーリーに大いに関わっていき緊張感が増していきます。
親にも負けないくらいのいじめはネチネチとやりすぎの部分があり、こんなことしてたら万が一有名人になった時、今の韓国芸能界のように「過去のいじめ疑惑」なんて、ネットで騒がれますよね!
でもここの子供たちは絶対謝罪しないでしょう。この親にしてこの子あり・・・子供たちの中でもダンテの子供も演じるキム・ヨンデ君はドラマ「偶然見つけたハル」で爽やかな印象を残し、私も気になっていましたが、本作では成績優秀な何でもできる完璧な高校生を演じ、強い存在感を視聴者に与えています。
そろそろ主演ドラマを期待したいキム・ヨンデ君です。カッコいいよねぇ~彼は!はじめは、ドラマ「SKYキャッスル」に似ているドラマで、ソウルの高級住宅地や殺人事件や子供たちのお受験など同じような共通点がいくつもありましたが、ドロドロ感は「SKYキャッスル」を2倍3倍と超えています(笑)とにかく、本作は徹底した悪役たちに圧倒されること間違いありません。
ただ・・・ 本作の最終回の結末は賛否両論、意見が分かれると思います!◉辛口コメントは最終回の後に書き加えてあります。
あらすじ(ネタバレあり)
1話
華やかな記念パーティーが超高層タワーマンション「ヘラパレス」で開催され、花火が打ち上がる夜、一人の女学生が「ヘラパレス」から転落します・・・ そして、2か月前、女手一つで娘を育てながら不動産コンサルタントをしているユニ(ユジン)。
娘のロナ(キム・ヒョンス)は財閥の子供たちが通うチョンア芸術高校の声楽科に進学しようとしますが、母ユニは大反対します。実は母のユニ(ユジン)も高校時代同じ夢を持っていましたが、同級生で財閥の娘のソジン(キム・ソヨン)に首を傷つけられ夢を絶たれたのでした。
そうとは知らない娘のロナは声楽教師となった一流のソジンのレッスンを受けたいと「ヘラパレス」へと向かうのです。娘を捜しに来たユニと因縁のライバルであるソジンが「ヘラパレス」で再会するのです。
お互いにビックリする二人ですが、ユニは堂々とソジンの前で「もう、どこにも逃げない、あなたは死んでも私に勝てない、偽者の1位チョン・ソジン」と喧嘩を売るユニです。そして、ユニは娘のロナをチョンア芸術高校の声楽科に受験させようと応援します。
2話
児童養護施設で育ったミン・ソラ(チョ・スミン)は病気の愛犬のために急きょお金が必要になり年齢と経歴を偽り、ヘラパレスで数学の家庭教師を始めることになります。
しかし財閥の子供たちはソラをバカにするだけ・・・一方、学校や周りは敵だらけで、ぬれぎぬを着せられた娘を救うために仕方なかったユニは、チョ議員の弱みを握ることに成功。口止め料としてせしめたお金で校長を丸め込み、娘を救うのです。そして娘のロナのレッスンの講師もやっと見つかり高校入試に向けて全てが順調に思えたのですが、その講師もソジン(キム・ソヨン)が買収して仕向けた講師だったのです。
3話
チョンア芸術高校に合格したマリ(シン・ウンギョン)の娘ジェニは、不合格だったユニ(ユジン)の娘ロナに合格者は最初から決まっていたのよと得意げに話します。
そして試験でミスをしたソジンの娘ウンビョルが合格したことを知ったロナは自分が落ちたことに納得がいかずソジンに迫り警察沙汰になり、また不利な立場になってしまいます。
一方、チョンア芸術高校に首席で合格した孤児のミン・ソラはソジンに呼び出されて入学を辞退するよう求められますが、ソジン(キム・ソヨン)とダンテ(オム・ギジュン)の不倫を知っていると逆に脅されるソジンです。
そのソジンは目障りなソラとロナの二人ともチョンア高には絶対に入れたくないのです。貧乏な子供たちなのに成績優秀なのが気に入らないソジンです。
また孤児のソラはただ一生懸命に生きて必死に努力しただけなのに、「ヘラパレス」の子供たちからも、いじめられ、集団リンチに合います。その現場の録画が、あとで大きな問題となるのです。また一方、ソジンはユニと揉めて高額な示談金を要求しますが、ソジンの夫ユンチョルがユニを助けるのです。なぜ?ユンチョルが・・・?
彼はユニが初恋の人だったのです・・・また一方で、スリョン(イ・ジア)には元夫の間に植物人間になった子供ヘインがいますが、「あなたは夫のチュ・ダンテに騙されている、病院にいるヘインはあなたの娘ではない」というメモを受け取ります・・・
それなら、私の娘のヘインはどこに?と、ただただ驚愕するのです。
その後、「自分の娘は自分で見つけろ」と謎の男から電話があり「ソマン孤児院に行け」と・・・ スリョン(イ・ジア)はソマン孤児院へ駆けつけ、そこで名簿の中からミン・ソラの名前を見つけます・・・
そして、チョ議員と一緒に写っている写真を見つけます。スリョンは家庭教師だったソラに「気付いてあげなくてごめん」と涙を流します。
そして、家庭教師のソラに何度も電話をかけますが、電話にでません。
4話
ヘラパレス1周年記念パーティーで多くの住人たちが集まる中、ソジン(キム・ソヨン)とダンテのたくらみで機械室に監禁されたソラ。
不倫を知るソラから何とか証拠の映像が写っている携帯を取り上げようとする二人ですが、ソラは決して携帯を渡そうとしません。
記念パーティーの夜を彩る花火がバンバンと上がるなか、「ヘラパレス」の住人の一人サンア(ユン・ジュヒ)がヘラパレス内のヘラ像に抱かれたソラの遺体に気付きます。
その時スリョン(イ・ジア)はソラが転落する様子をエレベーターの中から目撃し、気を失ってしまいます。
スリョンを除く「ヘラパレス」の6人は子供たちの集団リンチ事件が表沙汰になることを恐れ、他の住人に気付かれないようにソラの遺体をヘラパレスの外に運び出そうとし、ソラが住んでいた家の近くに運びます。
でも、一体誰がミン・ソラを殺したのでしょうか・・・?ここから先の読めない、謎が謎を呼ぶ展開がはじまります。また一方で、ダンテに絶対忠誠を誓うユン室長がスリョン(イ・ジア)に「一度は話すべきだと思いました」と言い、スリョンの生まれたばかりの子供を取り替えたと真実を話しますが、その子がミン・ソラだったとは知りませんでしたと告げます。
この時だけユン室長がスリョンの味方になってくれて、病気のヘインを死んだことにして別の安全な場所に移すのです。また一方、警察でソラの死亡は自殺で処理されましたが、ソラの携帯はいまだに見つからず、ソラの遺体を内緒で引き取ったスリョンはソラの体の中からUSBを見つけます。その後、合格者のソラが亡くなり、ユニ(ユジン)の娘ロナがチョンア高の声楽科に補欠合格となります。
母譲りの素晴らしい歌唱力を持つロナですが、家が裕福でないことで、ヘラパレスの同級生たちに見下され、ここからひどいいじめに合っていきます。
母のユニも何としても娘のためにいい暮らしをさせたいと必死になりますが、ユニはセレブの仲間入れができるのでしょうか・・・??
5話
夫に騙され夫の裏の顔に気付いたスリョン(イ・ジア)は自分の子供ソラに何が起きていたのかこっそり調べ始めるのです。そして、ソラの住んでいた部屋を訪れると、そこに「ヘラパレス」の弁護士ギュジンとソジンの夫ユンチョルが無くなった懐中時計を捜しにやってきます。
2人の会話を隠れて聞いていたスリョンは「ヘラパレス」の面々が皆グルだったことを確信するのです。そして、更に、家に帰ったスリョンは夫ダンテとソジン(キム・ソヨン)の不倫を知り、大きな衝撃を受けます。そして、不倫を隠すためにソラを追い詰めたことを知ったスリョンは、子供ソラのために復讐を誓うのです。
一方、ソジンの娘ウンビョルはソラが死んでから異様なまでにおびえるようになっていました。そして思い詰めたウンビョルは母親のソジンに監禁されたソラを外に出したのはウンビョルで、その時二人はもみ合いになり、自分のせいで死んだと思っているのです。ウンビョルは怖くて仕方ないのです。
6話
ユニ(ユジン)は常に娘のロナがチョンア高に入ったことでヘラパレスの面々から攻撃を受けますが、スリョン(イ・ジア)だけは「娘のためにも耐えてロナを必ず守ってください、信じています」と優しい声をかけてくれます。
また、夫の隙をついてオフィスを探っていたスリョンは夫のユン室長に見つかり、とがめられます。
しかしチョ議員に亡くなったソラがスリョン(イ・ジア)の娘だったことが分かり、脅されて窮地に陥っている今、チョ議員の不正資料を見つけようと必死なのです。
そしてチョ議員が死んだソラに何をしたのか知りたいのです。
スリョンは必死になってユン室長に頼み込み、ついに新たな情報を得るのです。
そして、はじめにチョ議員と女優の不倫写真をメディアに流します。
その後スリョンはソマン孤児院の海外養子の資料情報を元に、子供たちは養子先の兄弟などに骨髄移植をさせることが目的で養子になり、移植が終わるとすぐに離縁されて強制追放されていたことを知ります。
そして、チョ議員の別荘を訪れチョ議員を追い詰めますが、チョ議員は開き直り、二人はもみ合いになってしまうのです。その時スリョン(イ・ジア)が殺されそうになりユン室長が助けに入りますが、逆にチョ議員が手すりから落ちて死んでしまいます。
そこへユニ(ユジン)がやってきますが、驚いたユニはその現場を見て帰っていくのです。その後、ユン室長はチョ議員が自殺したように後始末をします。そして、ユン室長は口止めの代りにビッグな情報をユニ(ユジン)に教えるのです。
また一方でヘラパレスの面々を今まで脅していたのはスリョンだと皆が怪しむようになり、夫のダンテも怪しく思いはじめますが、スリョンはすべて先手を打っていたので、皆からの誤解は解けます。
そして、ユン室長はスリョン(イ・ジア)の危機を救い、またダンテに対する最後の忠誠を誓い自ら命を絶ちます。自分の危険も感じていたようです。それだけダンテは恐ろしい男なのでしょう・・・
7話
チョンア高の入学公演で独唱するはずだったダンテの娘ソッキョンの風邪が治らず、代わりをソジンの娘ウンビョルとユニの娘ロナで争った結果、なんとロナが独唱することになりますが、またソジンの策略でロナが当日交通事故に遭い、結局ソジンの娘ウンビョルが独唱することになります。
実はソジンはダンテの娘ソッキョンのカンニングを見つけダンテと取引をしますが、「僕たちの仲もこれで終わりにしよう」とダンテはソジンに別れを言いますが、ソジン夫婦が仲良くなったことに嫉妬したダンテはソジンをまた誘いだすのです。
嫌な男です。ところが、ソジンの夫ユンチョルは最近の妻の行動を怪しく感じています。
一方ビッグな情報をもらったユニ(ユジン)は一攫千金を夢みて、亡くなったソラが住んでいたポソン村の家を手に入れたものの、期待していた再開発の発表はなく、借金取りの男たちにおびえる毎日です。娘のロナに激しく反発されたユニは、ついにポソン村の家を売りに出すことにします。
8話
ユニ(ユジン)が契約書に押印しようとしたその瞬間、事務所のテレビからポソン村の再開発が発表されて大喜びするユニ。「私は大金持ちになりましたぁぁ~~」と叫ぶ、叫ぶ~~(笑)そんな時またロナが学校で問題を起こし、その夜、帰ってこないロナを心配したユニはスリョンに電話します。
スリョンと一緒に帰ってきたロナは可愛い白い犬を抱いていて、今日から家で飼うといいます。それはソラが飼っていた犬だったのです。
そして、母ユニのことを誤解していた娘のロナは「私は母さんの娘よ、母さんのトロフィーは私が取り返してあげる」と言って二人は抱き合います。
ところがソジンの娘ウンビョルは自分の部屋で亡くなったソラの幻が見えるようになり怯えるのですが、母のソジンは「こんなに弱虫じゃロナにも勝てない、幻を見て怖がるなんて自分の力で克服してロナに勝ちなさい」と言い、「母さんがチョンア財団の理事長になるにはウンビョルが一番でなくちゃだめなの」と言って、ソラが閉じ込められていた機械室で勉強させます。
また、一方、スリョンはユニを映画に誘いますが、そこで夫のダンテとソジン二人の不倫現場を目撃するのです。でも、ユニを誘ったのはすべてスリョンの計画で、これからユニを味方につけるためでした。
その夜、ユニはソラの幻を見てあの日、ヘラパレスでソラに会ったことを思い出します。混乱する中で、可愛い犬が亡くなり、その犬がソラの子犬だったことを知り、突然の予期せぬ出来事に驚愕するユニ。
また、父ダンテとソジンの会話を聞いてしまった息子のソクフン(キム・ヨンデ)は二人の関係を知り、またソラを殺したのは父ではないかと疑っています。
9話
ユニ(ユジン)に不動産関係の情報を流し裏で支えている人がいるはずだと考えたダンテ・・・まさか、妻のスリョンではと疑うのです。
そして、ソジンは亡くなったミン・ソラとスリョンの二人には何か秘密があると言います。
またスリョンと仲良くなり情報を得たユニが競売で落札した物件がほしいダンテはユニを呼び出し、高値で売買契約を持ちかけますが、ユニは絶対にダンテには売らないと言います。
結局、ヤクザを使ってユニを拉致したダンテたちですが、それを知ったソジンの夫ユンチョルが助けに入り救出するのですが、そこにダンテが立ちはだかり、ユニはダンテの悪事の録音ファイルを盾に「これからはハ・ユンチョルとだけ取引をします」と言ってその場を去っていきます。カッコいいユニでした・・・(笑)
10話
ソクフン(キム・ヨンデ)がクラスメイトに暴力を振るったことで体育教師で副担任のク・ホドンがペントハウスを訪れ、母のスリョンに会いに来ます。話は子供たちの集団暴力のことで・・・ところが、副担任のク・ホドンはスリョンをみて「目が似ている・・・」とつぶやくのです・・・また同じ頃、ユニがヘラパレスの45階に引っ越してきます。
ヘラパレスの面々は綺麗に着飾ったユニを見てあっけにとられ 呆然とします(笑)ユニは競売で手に入れた物件をダンテに売り渡す条件としてヘラパレスに住むことを提示します。
もちろん、納得できないソジンたちはユニを追い出すために汚い手を使って計画を着々と進めますが、ソジンの娘のウンビョルも再度ロナを攻撃してきます。
11話
学校でロナのカバンからたばこが出てきて担任から責められるロナです。自分の物ではないといくら話しても担任は信じてくれません。ところがソクフン(キム・ヨンデ)が、「そのたばこをカバンに入れたのは僕です」と言って、かばってきます。
また一方、ユンチョルは妻ソジンの浮気相手がダンテだったと知り大きなショックを受けます。離婚したいユンチョルですが、手術で大きなミスを犯してしまい、それを隠蔽するのに結局ソジンの力が必要になります。
また、ソジンとダンテの不倫が夫ユンチョルにバレたことをソジンが気付きますが、それでも開き直るソジンの身勝手さには頭が下がります。結局、夫ユンチョルの命はソジンに懸かっているのです。
また、一方で以前、清掃員がソラの携帯をホテルの空調機の中から見つけますが、なんとその携帯をヘラパレスの弁護士ギュジンが持っていたのです。携帯の画像にはダンテとソジンの不倫現場が写っていて、弁護士ギュジンも二人の不倫を前から知っていたのです。
また、体育教師の副担任ク・ホドンは亡くなったソラの兄だったことが分かります。
そして、兄のホドンは「スリョンさん、幸せでは困ります」とつぶやくのです・・・でも、このお兄さん、ソラから骨髄移植してるんですよね、自分だって、ソラを追い出しておきながら助けに来るの遅かったでしょうってツッコミたい感じですが、この兄も亡くなったソラのためにじわじわと復讐していきます。
12話
ソラの兄ホドンはスリョンに「亡くなったミン・ソラが自分の娘だったと告白するように責め立てます。スリョンは今分かってしまえば復讐への計画がつぶれてしまいます。
スリョンは急いでホドンが何者なのか調べはじめますが、兄のホドンには別の顔がありました。また、ソジンの娘ウンビョルのロナに対する嫌がらせはネチネチともう~うんざりするほどです。すべて、母のソジンが解決するのですが、ソジンもソジンでこんな強欲な悪女もうんざり・・・
そのウンビョルは亡くなったソラの名前が出るとオロオロして態度がおかしくなり、ヘラパレスの子供たちは疑問を感じていました。
ウンビョルはソラが死んだのはポソン村ではなくて本当はヘラパレスだと教えるのです。そして、ミン・ソラを殺した犯人は俺たちの親の中にいるんだろうか・・・?と察するのです・・・また、ユニはヘラパレスの投資コンサルタントから投資の話を聞き大金を投資するのですが、すべてダンテの仕組んだことでユニを破産させる罠だったのです。
ところがスリョンはダンテに奪われたお金を取り返す方法があると話します。はじめにユニはダンテの会社の投資チーム契約社員の求人に応募し、ダンテが今一番会いたがっていたアメリカで一番成功した在米韓国人のローガン・リーを紹介し、これから明洞の土地を売るには私が必要になると自信ありげに伝えます。
そして、このローガン・リーが亡くなったソラの兄ホドンだったのです。
13話
ダンテに奪われたお金を取り戻そうとするユニは、スリョンの助けを借りてローガン・リーに会いに行きますがあっけなく秘書に追い払われてしまいますが、しつこく押しかけ、ついにローガン・リーに会うことができ、ダンテにお金を奪われた話をして協力を得ることになりました。
一方、何か月も前に捨てたはずのルビーの指輪と花束を受け取ったソジンは慌ててダンテの元へいきます。贈ったのはスリョンだというソジンにダンテは否定します。
そして、ダンテはソジンの夫ユンチョルを疑うのです。また、子供たちは、亡くなったソラの振りをして、自分たちを脅していたのはロナだと勘違いしロナを呼び出すのです。
まさか、ソラの兄で体育教師のホドンが脅しているとは誰も気が付きません。
14話
ダンテが主催するヘラパレスのプライベートパーティーに招待されたローガン・リーは、そこでダンテとソジンの不倫を知り、ダンテとユンチョルが喧嘩する場面も目撃します。
そして、皆の前に「ミン・ソラを殺した犯人はこの中にいる」と書かれた垂れ幕を掲げます。
ヘラパレスの面々は「誰がこんなことを!」と驚きますが、垂れ幕を見たユニは誰かが47階からソラを落とした記憶が蘇ります。
ソジンはスリョンの仕業だと確信し、スリョンとソラの関係を皆の前で明かすように迫りますが、スリョンは夫ダンテとソジンの不倫をバラし、不倫を隠すためにソラを突き落としたのでは・・・と強く主張します。
ヘラパレスの面々は二人の不倫に驚きますが、これからの流れが気になりますね・・・スリョンはダンテに離婚すると言いますが、ダンテは「離婚しない、俺を信じて待っていてくれ」と言いますが、これもすべて嘘でスリョンから最後に奪うものがあるのです。
また、弁護士のギュジンはソラの携帯を持っていることをダンテに知らせ、脅しにかかっていますが、その携帯をソラの兄ホドンが奪います。
そして、スリョンはソラの兄がホドンで、ローガン・リーだと知るのです。スリョンは仕方なくソラのためにホドンと手を組むことになります。そんな中、ロナはウンビョルたちに濡れ衣を着せられて、おまけに自分の母ユニとウンビョルの父ユンチョルの不倫を責められ耐えられなくなります。
「私なんて、最初からチョンアに似合わなかった、もうやめます」とソジンに退学届を出します。
15話
ダンテたちは防犯カメラの映像から携帯を盗んだのが体育教師ホドンだと分かり、まさか、ソラが言っていた兄とはホドンのことなのか?とダンテは疑うのです。
きっとパーティーで起きた事件もホドンの仕業に違いないと思い始めます。ホドンを尾行していた弁護士のギュジンたちはホドンがローガン・リーに接触しようとしていると勘違いし、ホドンを拉致しますが、なんとかダンテたちを騙すことができます。
一方、ユニはソジンから娘のロナが退学届けを出したことを聞きます。なぜ?退学届けを?とロナに聞いても決して理由を言おうとしません。ユニはロナを連れて学校に行き、退学を取り消そうと大騒ぎになります。そして、ロナの態度がどんどん変わっていくのです。また一方で、ソジンとユンチョルの離婚が成立しソジンはウキウキしています。
更に父親からチョンア財団の次期理事長にソジンがなり、これですべての悩みが解決しました。そんな中、ユニがソジンの離婚と不倫をソジンの父である理事長にバラします・・・直ぐに、チョンア財団の次期理事長は妹のソヨンになったと秘書から言われたソジンは、急いで父親の元へ「許してほしい」と駆けつけます。
父は浮気して離婚した分際で偉そうなこと言うなと激怒します。二人は雨が降っている外で、もみ合いになり父は倒れてしまいますが、頭から血を流す父親を見捨ててその場を去っていくソジン。
そのまま、自分のレッスン室に向かい、ピアノを弾くソジンは異常なまでに正気を失い、恐ろしく狂乱するのです。このシーンのソヨンさんは怖いほどでした・・・
16話
父である理事長のカバンから妹ソヨンが理事長になる書類を盗んで燃やしたソジン。すべてト秘書のおかげで窮地を救ってもらい、誰にも知られずに父の葬儀も終わります。
ところが、ト秘書とソジンの会話を偶然聞いてしまった元夫のユンチョルは父の死にソジンが関わっているのではと感じるのですそんな時、ユンチョルはユニから事件当日理事長と会い、ソジンが離婚したことやダンテと不倫していることまで話したと聞くのです。
またスリョンもユニから事故当日の話を聞きソジンを疑うのです。また一方で亡くなったソラの兄ホドンはローガン・リーの姿でダンテに近づき、明洞の土地の話をどんどん進めていくのですが、ダンテとスリョンの夫婦の間もお互いに騙し合いが続き、危険な状態になっていきます。
17話
ユニはソラが死んだ日の記憶がハッキリと蘇ってきます。ユニは娘ロナの合格のために自分がソラを47階から落としたことに気付き、がくがくと震えるのです。
そう、ソラを殺した犯人はユニだったのです・・・そんな時、スリョンはユニに「私はミン・ソラの母親なの驚いたでしょう」これまで自分の復讐のためにユニを利用してきたことを謝るのです。
そして「ソラを殺した犯人は赤いルビーの指輪をしていたソジンに間違いないの」とユニに話します。ところが、すでに自分がソラを殺した犯人で心が動揺しているユニはスリョンが何を言っているのか全く理解できない精神状態で、逃げるように去っていきます。
家に着いたユニはあの日着ていたジャケットの中からソラのペンダントを見つけます。スリョンが見たのは赤いルビーの指輪ではなくて、赤いアップルのペンダントだったのです。
ユニはロナのために強い母親になろうと決心し、ダンテの会社でダンテを助けながら一生懸命に仕事に打ち込むのです。
また、ダンテとローガン・リーが合意をし明洞にカジノを作ることになります。ところが資金が欲しいダンテはスリョンに内緒で娘ヘインの死亡届を出してヘインが祖父から受け取った土地を担保にしようとしますが、それに気づいたスリョンは生きているヘインをダンテに合せるのです。
でも、あまりに素早いスリョンの行動に、ユニはスリョンとローガン・リーの仲を疑い始めます。また学校に復活したロナ。そしてソクフンはクラスの生徒に「俺とロナは付き合っているからこれからは言葉に気を付けろ」と注意をします。
面白くないウンビョルはロナを責めますが、反対にソクフンから母ソジンと父ダンテの不倫を聞かされ、大きな衝撃を受けます。また、亡くなった父の遺言状で元夫のユンチョルはチョンア医療院の院長に就くことになります。
18話
殺したはずの娘へインが生きていたことを知ったダンテは荒れ狂うのです。スリョンの首を絞め殺そうとしますが、そばにあった置物でダンテの頭を殴り、家政婦とソクフンに助けられて難を逃れます。
そのまま、スリョンはローガン・リーのホテルに行くのです。そして、ローガン・リーは娘のへインを安全なアメリカに移動させてくれました。スリョンは「ソラもヘインもソクフンとソッキョンも、もっといい母親に出会っていれば今のようにならなかったのに」と泣きながら自分を責めるのです・・・ローガン・リーはスリョンに「ダンテから逃れて新しい人生を送れるように僕がお手伝いします」と告げます。
電話を無視するスリョンにダンテは、ユニを利用しようと呼び出します。夜遅いダンテの誘いにユニは綺麗に着飾って会いに行きます。ユニの望みをすべて叶えてくれるというダンテにユニは娘ロナのためにダンテに協力するのです。
まさか、ここでユニが裏切るとは思いませんでした・・・ダンテはスリョンの居場所と彼女を助けている協力者と何を計画しているのか知りたいとユニに話します。
一方、ソジンに父が亡くなった日の動画が送られてきます。誰なのか不安なソジンですが、娘のウンビョルは母ソジンの不倫を知って、更に精神的に病んでいくのです。
19話
ローガン・リーの招待でパーティー会場に向かう車の中、意識を失い拉致されたヘラパレスの面々は、黒いマントの謎の人物にお前たちがソラにしたことを全て自白するように責められます。その親たちの動画は子供たちにも流れ、皆がパニック状態になります。
親たちと子供たちの命が懸かっている時に親たちは罪のなすり合いで大喧嘩になります。そして、皆の前にスリョンが現れ、「ミン・ソラは私の娘よ」と叫びます。
やっと解放されたヘラパレスの面々が子供たちのところに駆けつけますが、そこにはソラの兄だと名乗るホドンがいたのです。
ヘラパレスはおぞましい悲惨な光景になりました・・・そして何も知らないユニの前にスリョンが姿を現し、ソラを殺した犯人が分かったと告げます。
スリョンはユニが亡くなったソラの赤いアップルのペンダントを持っていることを知っていました。そして、ユニがダンテと手を組んだことも・・・追い詰められたユニはダンテにメールし、スリョンが今ユニの家にいることを教えるのです。
とうとう、ユニも悪女に変身しますが、まさかユニが裏切るとは・・・ダンテに連れ去られたスリョンでしたが、ローガン・リーが助けにきます。
20話
東洋最大規模の明洞カジノ投資説明会の会場で逮捕されたダンテですが、訴えたのはローガン・リーだったのです。そして、横領や投資詐欺の容疑で逮捕されたことがニュースになります。また、ソジンもチョンア高での内部告発で不正が明るみに出て検察に連行されます。ダンテとソジンの不倫映像もニュースになり、ミン・ソラが亡くなる前にチョンア高の生徒から悪質なイジメを受けていて、加害者全員が高級なヘラパレスに住んでいて、絶対的権力をかざしていた事実も明らかになります。
ミン・ソラの死についても再捜査が始まりヘラパレスの面々全員が参考人として取り調べを受けるために連行され、ヘラパレスは大騒ぎになります。
事前に話を進め示し合わせていた親たちは、とりあえず解放されますが世間の目は冷たく、常に追い詰められていたソジンの娘ウンビョルは自分の不正入試がネットで公となり自殺を図ります。
ソジンはスリョンにひざまずいて、「もうやめて、お願い、ウンビョルを助けてください、私は本当にあなたの娘ソラを殺してない」と言いますが、スリョンは「知っている、あなたが殺さなかったこと」と言うのです・・・そして、本当にウンビョルを守りたいなら自分の罪を認めて罰を受けるように言います。
それは、理事長の座から降りて二度と教壇に立たないでほしいと・・・それでも、開き直るソジンにダンテとユニの仲をバラすのです。そして、再びユニの家にやって来たスリョンはユニに私を騙して、ダンテと手を組むなんてひどいと言い、強く自首を迫るのです。ところが、ユニはダンテのところに行き、スリョンを殺してほしいと言います・・・そして、スリョンは家政婦からソクフンとソッキョンの子供たちがダンテにいじめられていると電話を受けペントハウスに向かうのですが、そこで何者かにナイフで刺されてしまいます。
スリョンは病院に搬送されますが、出血多量で息を引き取り、その後ユニが逮捕されるのです・・・
21話(最終回)
ユニの逮捕は全てダンテが仕組んだことだと知りながらもユニは「私が殺しました、スリョンさんを殺したいほど憎んでいました」と言って容疑を認めます。
実はスリョンを殺した犯人は夫のダンテで家政婦とソジンの3人が仕組んだ罠だったのです。ヘラパレスの面々は邪魔だった人たちが一気に片付いたと言って喜び、結局、神様も金持ちの味方なんですと勝手なことを言っています。
またソジンは病院も財団もウンビョルも全てを元通りにしたいだけと言って元夫で院長のユンチョルを病院から追い出します。ローガン・リーもダンテに捕まりますが、お前を殺すつもりはないと言い、ダンテはソラの骨髄移植の件で父親を脅し莫大な身代金を受け取っていたのです。
そして、ソジンの力を借りてシム議員を買収し、ダンテの会社の横領や投資詐欺などの捜査とソジンのチョンア財団の不正なども手を回し、すべての容疑が不起訴となります。
6か月後、ユニの裁判が始まる前にある女性がスリョンに頼まれたと嘆願書を渡し、それを見たユニは涙を流すのです。
そして、裁判で「私はシム・スリョンさんを殺していません、娘の名に懸けて誓います」と真実を告げます。その後、護送車で移動していたユニをローガン・リーが事故を起こしてさらっていきます。ローガン・リーは「スリョンさんはお前がソラを殺した犯人だと知ってもお前を最後まで信じて待っていたんだ」と強く訴えかけます。
ユニは「私はスリョンさんを殺していない」と言って二人は激しく言い争うのですが、最後ユニは自分の首に鋭い凶器を刺すのです。
「ロナごめんね」と言って・・・そして、ラストは優雅に着飾ったソジンが勝ち誇った顔で最上階のペントハウスを手に入れた姿で幕を閉じました。
(辛口コメント)
本作は善人のスリョン(イ・ジア)が悲劇的な死を迎え、悪人のダンテと悪女のソジンが堂々とペントハウスを手に入れる最悪の結末という、かつてないストーリー展開にめっちゃ!ムカつきました。
こんな血も涙もない悪役が生き延びる最悪のエンディングなんて見たくなかったです。
20話でダンテとソジンが捕まり、ホットしたので後はユニが反省して自首すれば視聴者はスッキリ爽快な気分で良いドラマだったと思いますが、無理に付け足したような不自然な21話は必要なかったと思いました。
シーズン2を意識した21話がありありと分かり、もう~気分悪かったです。
本当に、スッキリしない、後味の悪いドラマでした。
でも、こうなったからには、シーズン2,シーズン3で、悪役の最後をしかと見届けないとねぇ~(笑)
お金と権力がある財閥のドラマはいつもイライラしますが・・・ただ・・・あの嘘っぽさが、まさしく韓国ドラマなんですけどネェ~(笑)
でも、本作はやりすぎ!!私はドロドロだけではなく最後は黙っていても心を許し合える人間味あふれるようなラストを迎えたドラマ「SKYキャッスル」の方が何倍も感動して、好きです。
ドラマ「夫婦の世界」も同じように良かったですね!さぁ~~ 気合を入れて、シーズン2、行ってみたいと思います(笑)
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