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今年は、Netflix(ネットフリックス)を始めとしたオンラインストリーミングサービスで、様々な韓国ドラマ・映画の大作が配信され、視聴者から喜びの声が止まらない。
2021年だけでも、Netflixで歴代最高興行収入を記録し、世界中でシンドロームを起こした『イカゲーム』や、軍隊社会の不条理や、過酷な行為などの現実問題を辛辣に描き、ウェルメイド作品として評価された『D.P. -脱走兵追跡官-』など、多数の韓国作品が世界中の人々から称賛を浴びた。
そんな中、韓国メディアのYTNが、今年最後はどの作品が飾るのか、期待の3作品を紹介している。
『地獄が呼んでいる』
配信開始前から期待が集まっている作品が、11月19日より公開となるNetflixオリジナルシリーズ『地獄が呼んでいる(邦題)』だ。
本作は、映画『新感染 ファイナル・エクスプレス(邦題/2016)』を演出したヨン・サンホ監督がメガホンを取った作品で、出演にユ・アイン、パク・ジョンミン、ウォン・ジナ、キム・ヒョンジュ、ヤン・イクチュンなどの演技派俳優が集結したことでも話題に。
ウェブトゥーン漫画を原作とした本作は、この世のものではない存在が突然出現し、人間を地獄へと突き落とすという不可解な事件と、この現象を「神の裁きだ」とする宗教団体の実態を明らかにしていく中、繰り広げられる人間群像が描かれている。
『静けさの海』
2021年下半期、最大期待作の1つである『静けさの海』は、俳優のチョン・ウソンが制作者として参加したことで、注目を集めた作品だ。
コン・ユ、ペ・ドゥナ、イ・ジュンなどの豪華顔ぶれが名を連ねたことで、さらに期待度が高まっている。
SFミステリー・スリラージャンルとも称される本作は、世界的な砂漠化によって水と食料が不足している未来の地球を背景に、研究基地で繰り広げられる研究隊員たちの物語を描く。
そんな“制作者”として戻ってきたチョン·ウソンと、コン・ユ、ペ・ドゥナ、イ・ジュンという人気俳優のタッグが見られる『静けさの海』は、12月にNetflixにて配信予定だ。
『ある日~真実のベール』
キム・スヒョンと、チャ・スンウォンなど、実力派俳優らが多数出演する、社会派犯罪ドラマ『ある日~真実のベール(邦題)』にも関心が集中している。
平凡な大学生から、一夜にして殺人事件の容疑者となってしまうキム・ヒョンス役をキム・スヒョンが演じ、そんなヒョンスに唯一手を差し伸べる弁護士、シン・ジュンハン役をチャ・スンウォンが担う。
隠された真実と歪んだ正義、そして司法の問題点が繊細に描かれた作品だ。
キム・スヒョンは、tvNの『サイコだけど大丈夫』以来の復帰作であり、チャ・スンウォンは、2018年の『花遊記』以降、3年ぶりにドラマ復帰する。
そんな2人の相乗効果が、作品にどのように活かされるのか、放送前から期待を集めている。
『ある日~真実のベール』は、11月にOTT(オンライン動画サービス)のCoupang Play(ク―パンプレイ)で単独公開される予定だ。
様々な期待作が続々と公開される中、また世界的なシンドロームを起こす作品は、現れるのか‥今後も新たな韓国作品から目が離せそうにない。
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