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韓国映画「コインロッカーの女」あらすじと感想。
キム・ヘス、キム・ゴウン、パク・ボゴム、コ・ギョンピョなど豪華なキャストが熱演。
地下鉄駅のコインロッカーに、へその緒がついたままの赤子が捨てられていたのをある路上生活者が見つけ、10番ロッカーで見つかったので、赤子は10という意味のイリョンと名付けられた。
その後、路上生活者を取り締まっていた刑事がイリョンを、仁川のチャイナタウンで闇金業を営み裏家業の者から母さん(キム・ヘス)と呼ばれる女のもとに自分の借金の代わりに連れて行きます。
やがて成長したイリョン(キム・ゴウン)は母さん(キム・ヘス)の右腕となり、自分が生きるために借金の取り立て、臓器売買など何でもするようになった。
ある日、父親が残した多額の借金を背負う青年パク・ソッキョン(パク・ボゴム)のもとに取り立てに行ったイリョン(キム・ゴウン)は、何度か会うたびに彼の明るく純粋で前向きな人柄に惹かれていくのです。
しかし父親が失踪し借金の返済の目途がつかず、母さんはイリョンに、ソッキョンの臓器を売るために彼を殺すよう命じます。
ここから、家族として育った仲間たちは母さん(キム・ヘス)とイリョン(キム・ゴウン)のせいで予想外の仲間割れに展開し無残な最期を迎えることになります・・・
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(ネタバレありの感想)
韓国の裏社会が描かれた韓国ノワールが女優のキム・ヘスさんとキム・ゴウンさん中心に重々しく描かれていき、二人のタバコを吸うシーンが非常に多かったです。
劇中、母さん(キム・ヘス)はイリョン(キム・ゴウン)が自分の後任だと感じ、特別な思いと愛情を表現するのですが、その言葉が「あなたがどれだけ使えるか証明してみろ」とやる気や自信や打たれ強さを引き出していくのです。
是非、この映画のカリスマ女優キム・ヘスさんを見てほしいと思います。
女ボスの貫禄は半端ではありません。
ところが、パク・ソッキョン(パク・ボゴム)との出会いがあり、イリョンが花柄のワンピースを着たことで、母さん(キム・ヘス)とイリョン(キム・ゴウン)の人生が狂い始めるのですが、やっぱり恋する女性は綺麗な姿を見せたいと思うのは自然なことなんですよねぇ・・・
また、殺しの道具が銃ではなく刃物という血生臭いリアルなシーンもあり、特に借金の取り立ての臓器売買が多く出てきましたが、でも想像していたよりも普通のよくある映画でした。
また、イリョン(キム・ゴウン)が惹かれていく青年パク・ソッキョン役のパク・ボゴム君はそのまま素に近い彼が映っていて品行方正な爽やかな青年役が決まってました。
また同じ家族、そして仲間のお兄さんがイリョン(キム・ゴウン)に対して妹以上の感情があったのですが、それが彼女に伝わらなかったことが強く印象に残りました・・・