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韓国ドラマ「クリミナル・マインド」あらすじと感想、イ・ジュンギ

2018-09-19 | 韓ドラ か行、くけこ


韓国ドラマ「クリミナル・マインド」あらすじと感想、最終回
2017年作品、全20話
「クリミナル・マインド」は米ドラマ「クリミナル・マインド」の
韓国版であり、犯罪者の立場で彼らの心理を読み取るプロファイリングを
使い、いろいろな難事件を解決していく犯罪心理捜査劇です。
主演は時代劇のイメージが強いイ・ジュンギ君ですが、久しぶりに現代劇に
登場し、抜群の捜査能力と高度なアクションを披露してくれました。
本作のNCI捜査員役のイ・ジュンギ君は深みのある演技で適役だったと
思います。
そのイ・ジュンギ君の相手役にはドラマ「グッドドクター」の
ムン・チェウォンさんが、ツンとした勝ち気な女性を嫌味なくさっぱりと
演じています。
二人の間に恋愛感情はどうなのかなぁ?と探りを入れたくなりますが(笑)
イ・ジュンギ君が彼女を見つめる眼差しは優しく感じましたが・・・
本作にはラブロマンスは1つもありませんでした(笑)   
でも二人が難事件を解決していく姿はドキドキハラハラの連続です。
また本作はチーム長のギヒョン(ソン・ヒョンジュ)中心に
NCI分析チームの仲間たちの名演技と多彩な才能と見どころが一体化され
犯人を捕まえるために身を投じるNCIチームメンバーたちの活躍や
仲間意識が素敵に描かれ、趣向こらされたストーリー展開は
とても面白く感動的でした。
特に冷静で理性的なNCIチーム長ギヒョン役のソン・ヒョンジュさんは、
特有の貫禄ある演技で物語の中心となる要をしっかり固めています。
またハッカーとして右に出る者のない腕を持つユソンさんが演じる
ナナ・ファン役もベテランの風格と高い演技力が存在感を増しています。
また犯人として登場する悪役の俳優さんの腹立たしいくらいの不快感は
見る者の楽しさを倍増し、完成度の高いドラマになっています。

ソウルで爆弾テロが発生。NCI行動分析チーム長のギヒョン
(ソン・ヒョンジュ)は爆弾を解除するために容疑者のプロファイルを
分析しますが、上層部はそれを聞かずに判断し失敗に終わります。
そしてヒョンジュン(イ・ジュンギ)は目の前で同僚を亡くします。
1年後若い女性を狙う連続殺人事件が発生し、爆弾テロ事件で責任を感じ
休職していたギヒョン(ソン・ヒョンジュ)は復帰します
その後、プロファイルという手法に不信感を感じていたヒョンジュン
(イ・ジュンギ)でしたが、1年前の爆弾テロがチーム長のギヒョンの
せいでなく他の上司の間違った判断のせいで爆発したことを知り、
ヒョンジュンもチームの一員として事件を追うことになります。
次々と連続殺人事件が起こり、炭疽菌テロ、児童拉致事件、
二重人格の殺人者、無差別殺人など毎回様々な犯罪事件をスピード感
あふれる展開で描き、ケーブルドラマ史上最高額の製作費をかけたと
いう本作は映画のような世界観に引き込まれていきます。
とにかく、犯人を捕まえるために身を投じるNCIチームメンバーたちの
鋭い分析プロファイリングはすごいです!!



次々と殺人事件が起こる中、たくさんのヒット作品に出演されている
イム・スヒョンさんが犯人役で登場する事件があります。
2015年からはじまった連続殺人事件、未解決の3件には共通点があり
遺体の発見者が被害者の両親。
ところが今回は遺体ではなく女性が映った動画でした。
娘が拷問され殴られ苦しむ姿は遺体より辛いはずです。
そして犯人の狙いは母親に苦痛を与えることでした。
NCI分析チームは犯人を突き止め、家を訪ねると妻のソン・ユギョン
(イム・スヒョン)が出てきます。
彼女もまた暴行を受けたように体中傷だらけになっています。
ところが妻のユギョン(イム・スヒョン)は自分も被害者のふりを
しているだけで、事件のすべての計画は妻のユギョン(イム・スヒョン)
で彼女が本当の真犯人だったのです。
早く被害者を救わなければならない一刻を争うときですが、妻の
ユギョンは車で逃走します。
そんな時、ユギョン(イム・スヒョン)が子供のころ継父から
暴行されたことが分かります。
つらい地獄のような状況の中、一番信じていた母から「なにもなかった
すべて私の嘘でした」と警察でむりやり言わされたのです。
母に裏切られた子供の心の傷はそのまま大人になって犯行の動機に
繋がっていったのですね。
そして、ユギョン(イム・スヒョン)が逮捕された日、母は
「ごめんね。私が悪かったわ」と泣きながら謝罪します。
報道陣の前で彼女はそれまでマスクで顔を隠していましたが急にマスクを
取って顔を表に出します・・・
そしてなにか言いたそうなそぶりを見せるのですが・・・
このシーンが妙に印象に強く残ります・・・
もっと早くに誰かが彼女に手に差し伸べていたら、こんなむごい事件は
起こらなかったと思いますが、私はすべて母の愛が一番大事だったと
感じる事件でした。本作は意外と性犯罪の事件も多く描かれていて
母親が絡んだ幼い時のトラウマが犯行を起こす心的原因になることが
多いと感じるドラマでした。

またある日、ヒョンジュン(イ・ジュンギ)が殺人容疑で逮捕される
事件が発生します
この事件の裏に、ヒョンジュンには事故に合い寝たきりになった兄が
いますが、昔ヒョンジュンが17歳の時に関わったナドゥル川事件の
犯人が兄ではないかとヒョンジュンはずっと悩んでいました。
そして、この事件が未解決のままである理由は警察の内部に協力者が
いて事件をねつ造した共犯がいたのです。
そして兄の事故も裏があると・・・
ところがすべての事件に力を貸した共犯者は、ヒョンジュンの
アシスタントとして信じてきたオ・ジョンテ警官でした。
当時、オ・ジョンテ警官には難病を患っている娘がいて経済的に大変な
時期だったのです。結局彼は仕方なく事件を隠蔽することを選ぶ罪を
犯してしまいました。オ・ジョンテ警官は全てを知ったヒョンジュンに
「申し訳ない。お前が警官になったと聞いた時、恐ろしくなった」と
胸の内を打ち明け自分も自殺するのです。
大きな衝撃を受けるヒョンジュンでしたが4年ぶりに事件が解決し、
やっと、自分の故郷の美しい景色がゆっくりと目に入るヒョンジュン
だったと思います



終盤、無差別殺人事件やモデルハウス殺人事件、女子大生性暴行事件
などが続き、事件の最後となる最終回です。
リッパー(キム・ウォンへ)が脱獄して数か月犯行が止まって
いましたが、殺人事件が発生し犯人は新聞広告を通して日時と場所を
告知していました。
ペク・サン(キム・ヨンチョル)がリッパーによって人質にとらわれた中、
NCI分析チームは所轄署のチェ刑事の犯行を突き止めます。
チェ刑事は自分の復讐のために婚約者だったハン・ジウォンの殺害を
リッパーの事件として協力したのです。
そしてヒョンジュンとギヒョンはリッパーの潜伏先である精神病院を
突き止めるのですが、その病院内に二人を閉じ込め、殺人ゲームを
リッパーが始めます。
リッパーは「ペク局長はすでに始末した」とギヒョンを攻撃し
ヒョンジュンにも挑発する言葉を並べるリッパーに、怒りを
抑えられなかったヒョンジュンは煙の中でそのまま銃を撃ちます。
結局リッパーは、そのまま息を引き取り「クリミナル・マインド」が
エンディングを迎えました。
事件現場では犯人を捕まえるために警察側は冷静に行動しますが、
その正しい警察側にもそれぞれ抱える事情や立場が隠されていて
お互いに隠したい傷が1つ2つあるということを痛切に感じ、
人間の弱さとして訴えてくるものをしみじみと感じるドラマでした・・・


(kstyle)より ↓
「クリミナル・マインド」は、スピード感のある展開と、作品に
のめり込ませる俳優たちの名演技、五感を刺激する多彩な見どころが
3拍子をなし、一本の映画を見ているかのような印象を与えた。
「クリミナル・マインド」の制作陣は「イ・ジュンギはヒョンジュン
そのものだと言っても過言ではない。いつも情熱的で最善を尽くす姿から、
不義を見ると我慢することができない行動まで似ていて、視聴者たちが
よりドラマに集中することができるように引っ張ってくれるだろう。
彼の体と心を惜しまなかった熱演に、多くの応援と拍手を送ってほしい」
と話した。










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