女性スキャンダルの活動自粛を乗り越えて復活したパク・シフ。
トップスターの地位を維持するのは大変だ。ちょっとした慢心が
おごりで、その地位から一瞬で落ちてしまうこともある。
そのまま消えてしまう芸能人もいれば、捲土重来の復活を
果たすスターもいる。
今回はトップスターから奈落の底に突き落とされるも、見事に
復活した韓流スターのパク・シフを紹介。
2011年に韓国で大ヒットを記録した韓流時代劇『王女の男
その主演を務めたパク・シフはKBS演技大賞を受賞し、翌年の
ドラマ『清潭洞アリス』も大ヒットを記録して、名実ともに
トップスターの一員となった。
しかし、俳優として絶頂期を迎えたパク・シフの栄華は長く
続かなかった。2013年2月18日、女優志望生A氏から強姦容疑で
告訴されてしまったのだ。
貴公子のイメージが浸透していたパク・シフにとっては、
その芸能活動に支障をきたす大きな打撃。
パク・シフは警察の調査を受けた後、自身の潔白を訴えて、
A氏との法廷闘争に持ち込むが、最終的にはお互いが告訴を
取り下げることで事件は収束した。
しかし、事件が解決しても、パク・シフがもつ“貴公子”の
イメージは、完全に崩れ去った。
また、日本放送が決定していた『清潭洞アリス』が放送未定に
なってしまうなど、俳優業にも深刻な影響があった。
あまりにも悲惨な転落劇を前に、現在ではこの事件は「パク・シフを
嵌めるための罠」だったという説が根強く、「A氏の美人局説」や、
所属事務所から独立しようとするパク・シフに腹を立てた
「事務所黒幕説」なども囁かれているが、いずれにしても
パク・シフがたった一晩でスターの地位を失ってしまったのは
事実だった。
このスキャンダルを機にパク・シフは、一時的に韓国での
芸能活動を自粛せざるを得なくなり、中国映画に出演したり、
日本で地道な活動を続けた。
2014年に横浜で行ったファンミーティングには、1万人を
超えるファンたちが詰めかけた。濡れ衣をきせられた
パク・シフにファンは同情的で、彼の本格復帰を静かに待った。
そんなパク・シフが韓国での芸能活動を本格再開させたのが
2017年。ドラマ『黄金の私の人生』で主役としてカムバック。
実に5年ぶりのドラマ出演だった。
2018年にはロマンチックコメディ『ラブリー・スター・ラブリー』、
2019年にはミステリアスメロドラマ『バベル』で主演を務め、
着実に復活への道を歩んでいるパク・シフ。映画でも『殺人の告白』
など、その確かな演技力は評価されているだけに、完全復活も
そう遠くはないかもしれない。
記事(スポーツソウル)