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「たった一人の私の味方」あらすじと感想、犯罪者家族がテーマに

2020-02-02 | 韓ドラ た行、たち


韓国ドラマ「たった一人の私の味方」あらすじと感想、最終回
27年間一緒に暮らしてきた家族が実は本当の両親と妹ではなく、
本当の実の父親が犯罪者だと知ったヒロインの葛藤と苦しみを
感動的に描いた重厚なヒューマンドラマです。
愛する妻を救いたいために罪を犯してしまった父のヨンフン
(チェ・スジョン)。
服役して出所するものの、身の上を明かさず実の娘(ユイ)を
遠くから見守る父親を時代劇でお馴染みのチェ・スジョンさんが
好演しています。その切ない演技に心動かされる視聴者が多かったと
思いますが、娘役のユイさんも養母からのいじめなどの涙の演技が
ひしひしと感じられ、物語は父娘二人の深い悲しみの涙と共に
ラストまで一気に進んでいきます。
チェ・スジョンさんと言えば韓国で大ヒットしたドラマ「初恋」で
ヨン様やチェ・ジウさんと共演しましたが、本作で彼が運転手を
務めるボム&フードの会長役に同じく「初恋」で共演された
パク・サンウォンさんが扮し、同じような格差社会の関係をまた
再度二人が演じていました。
韓国ドラマでは身分さのある恋愛は物語を盛り上げる要素の1つ
ですが、本作も脇を固める裕福な姑たちにベテラン女優の
イ・ヘスクさんやチャ・ファヨンさん、また養母のイム・イェジンさん
など個性の強いお馴染みの女性陣が熱く競演し劇中のバトル戦は
ドキドキハラハラ見ごたえ十分です(笑)
また本作は犯罪者となった父ヨンフン(チェ・スジョン)と娘のドラン
(ユイ)を中心に描きだし、視聴者が父ヨンフンの悲しみとつらさに
ついつい感情移入してしまう部分が多いと思いますが、その一方で
被害者家族のその後のつらさも忘れてはいけないということを
伝えているドラマだと思います。
犯罪者となってしまった実父に娘がいたように、殺された被害者にも
また家族がいます。複雑な家族関係が巡り巡って実父が自分が犯した
罪と真っ向から向き合う時がやってきます。そんな登場人物の心の
心情が丁寧に描かれ毎回胸が熱くなる素晴らしいドラマでした。



 あらすじ(ネタバレあり)
養母のいじめを受けながら育った長女のドラン(ユイ)。
養父だけは次女ミランと差別なく可愛がってくれましたが
その育ての父も交通事故で亡くなり、ドラン(ユイ)は家を
追い出されてしまいます。
ドランの友人ユジンの助けでやっと家を借り、バイトをしながら
就活に励む中、ボム&フードの長男デリュク(イ・ジャンウ)の
認知症の祖母を助けたことで元々優秀だったドランは入社します。
デリュク(イ・ジャンウ)とドラン(ユイ)は以前最悪の出会いを
したことがありますが、会社で上司と部下として再会し、やがて
二人は深く愛し合うことになります。
実は実父は昔ドランの友人ユジンのおばあさんの家に住んでいて
罪を犯した後このおばあさんにドランを施設に入れてくださいと
頼みますが、実父の弟分だった育ての父がドランを引き取ったのです。
また一方、27年ぶりに出所した実父(チェ・スジョン)は教会で
出会った神父様の紹介でボム&フードの会長宅の運転手として
働くことになり、そこで実の娘ドラン(ユイ)と再会します。
認知症の祖母はドランが自分の妹ミョンヒに似ているために
認知症の症状が現れるとドランを「ミョンヒ、ミョンヒ」と
捜すために、そのつど会長宅に通っていますが、帰りは運転手である
実父が家まで送ってくれるのです。父にとってはこんな幸せな時間が
くるなんて思いもしなかったことでしょう。実父は自分がそばにいたら
いつか真実が分かってしまうのではと思い早く運転手を辞めなければと
いつも感情の迷いが心の中にあります・・・
また、会社の中では、そんな心優しいドラン(ユイ)にだんだん
惹かれていくデリュク(イ・ジャンウ)ですが、ある日、ドランに
「付き合ってほしい」と告白しますが、ドランは「聞かなかったことに
します」と言ってハッキリ断ります。
実父も二人の関係を心配。二人の境遇の違いに「身の程知らずだ」と
非難されることを恐れているドランにデリュクは「君が心配するすべてを
僕が解決する。覚悟はできている。僕を信じろ。絶対に君の手を離さない」
と強い決意を告げます。このシーンはグッと心に残るシーンです!
その後二人はラブラブになり、運転手の実父もホットします。
「もう君は僕のものだ」と言って大きなダイヤの指輪をプレゼント
されるドランですが、結婚に反対するデリュクの母ウニョンに
呼び出され外国に留学するように言われますがデリュクの父の会長から
許可がでて二人は結婚できるようになります
ところが、ドランを追い出した養母のヤンジャが「身寄りのない
ドランを育てた対価がほしい」と言い出し、会長宅でまたまた騒動が
起きますが祖母の助けでやっと結婚式を挙げ、実父は娘の花嫁姿を
見ることができました。
でもここからドランに対するデリュクの母ウニョンの嫁いびりと
デリュクの弟イリュクの妻ダヤの嫌がらせ行為が激しくなり、
しばらくドランを苦しめると思いますが、1日でも早く長男の嫁
として認められるといいですね。



後半、
本作はいつ実父が殺人犯だったと分かってしまうのか、ドキドキ
しながらの視聴でしたが、後半、友人ユジンのおばあさんが
自分の手術前にドランを病室に呼んで「ドランの実の父親が本当は
生きている。ドランの結婚式にいた。」と教えます。
そしておばあさんに結婚式の写真を見せるとカン運転手を
指さすのです。いつも自分をやさしく助けてくれたカン運転手が
実父だったという驚きとこれからは一人じゃないという安心感と
これほど心嬉しいことはないでしょう。 ところが、
実父はドランの前から姿を消し逃げようとしますが、ドランは
はじめて父を「アッパー」と呼び、父に「一生カン運転手と
呼んでもいいから、どうかそばにいてほしい」と必死に頼みます。
その後も父は露骨な嫁いびりされるドランを助けますが、会社を
辞めることになったドランと父は一緒に過ごす時間が多くなります。
ところが今度はダヤが二人の仲を疑いはじめ、とうとう実の親子だと
分かってしまい、裏切られたという会長から実父は静かに家を
出ていくように言われ、ダヤの告げ口で会長宅がまた大騒動になり
ドランも家を出され実父の家で一緒に暮らすことになります。
遠慮することなく、なんだかんだ二人は嬉しそうです。
結局、母のウニョンがおれて会長宅に帰ったドランでしたが、
実父が自動車でパンを売り始めたころ、刑務所で実父にお世話になった
という後輩のドンウォンが現れ、またドランを苦しめることになります。



子供たちの恋愛事情。
はじめにデリュク(イ・ジャンウ)の弟イリュク(チョン・ウヌ)が
ダヤ(ユン・ジニ)と結婚すると言いますが、イリュクの母ウニョンは
反対をします。イリュクの母ウニョンとダヤの母ホンシルは昔から
仲が良い友人ですが、母子家庭であるダヤの父が殺されたという
不吉な気が自分の家に入ってきそうで嫌だと言うのです。
それを知ったダヤの母ホンシルはこちらから絶交するといいますが、
結局はお互いに子供たちのために和解して二人は結婚します。
また一番厄介なのは(笑)ダヤの兄ゴレ(パク・ソンフン)とドラン(ユイ)
の妹ミラン(ナ・ヘミ)の結婚に対しゴレの妹ダヤは「一生お金をたかられる」
と言って大反対します(笑)ところがゴレとダヤの母ホンシルは息子のゴレが
ゲイだと勘違いし、結婚したいと言って連れ来た女性が誰でもよかったのです。
すぐに結婚することになり、その準備金をミランの母はドランの婿である
デリュク(イ・ジャンウ)からもらうのです。ドランを追い出しておきながら、
自分が詐欺にあうとドランの家にやってきて、本当に図々しい呆れた母です。
ところが、息子のゴレがゲイではなかったと知った母ホンシルは嫁のミランに
たいして嫁いびりをするようになります、それも激しく(笑)
どこの家でも同じようなことが繰り返されていますが、偶然にもこの3家族の
子供たちがそれぞれ婚姻を結ぶなんて偶発的です!
ところがもう一組、図らずもドランの実父とゴレとダヤの母ホンシルの妹
ホンジュが教会のパン作り奉仕作業で出会いホンジュの猛アタックで二人は
映画を観るような仲にまで発展します。娘のドランは二人を応援していますが、
ダヤが二人の仲を知り、また大騒ぎになります。
とにかく、いつも事を大きくするのがダヤなんです(笑)



終盤、
ある日、父の部屋で受取人が刑務所キム・ヨンフンという手紙が入った
封筒を何枚も見つけるドラン。
実父は今、パン屋さんをやりながら奉仕活動もしていますが、お店の前で
後輩だというドンウォンが実父をヨンフン兄貴と呼んでいるのを聞いてしまう
ドランは急いで友人ユジンのおばあさんを訪ねるのです。
そこで父が人を殺して刑務所に入っていたことを知ります。もちろん
信じられないドランは心が張り裂けそうな苦痛を味わいますが、ドランは
「私一人は父さんの味方になる。私は決して捨てたりしない」と心に
決めます。ドランはデリュクに離婚してくださいと言いますが、離婚できない
という夫に「私は人殺しの娘なの、父が人を殺したの、それでも私と
暮らせる?」と言います。またデリュクに迷惑がかかりドランには許して
という言葉しかありませんね。実父も娘に自分の過去が分かってしまい
死のうとしますがドランがそれを阻止します。デリュクも「婿も息子と同じ
だから親を捨てることはできない」と言い実父を受け入れると言います。
そして実父の恋人ホンジュもすべてを知ってしまいますが、あまりに
愛しすぎてしまい別れることはできないと言って二人は実父のお店で家族
だけで可愛い結婚式を挙げます。ところがすべて知ってしまったダヤが
乗り込んできて、「あんたが私の父チャン・テホを殺した犯人でしょう」と
皆の前で叫ぶのです!もちろんその場にいた皆がショックを受け、大騒ぎに
なりますが、見ている方もいたたまれない気分になるほど悲惨なシーンでした。
デリュクの父はドランを呼んで「殺人の加害者の娘と被害者の娘、敵同士が
一つの家に住むことはできない。どちらかが出て行かなければならないなら、
加害者の娘が出て行くのが正しい。2人は離婚しなさい。ドランはすぐに
荷造りをして出ていきなさい」と言います。
デリュクも今回だけは、父の選択を受け入れるしかなかったのです。

父のパン屋さんを手伝うドランですが、最近このパン屋さんにホームレスの
ヤン・ヨングルが来るようになります。実は彼は昔貸金業を営んでいて
事件の当日実父に似れ衣を着せ法廷で嘘の証言をした人物だったのです。
真犯人は今ホームレスになって落ちぶれたヤン・ヨングルだったことが
分かりました。 この時はまだ誰も知りません。
そして、その後、父を殺されたゴレが肝硬変の末期になり、肝移植に
適合する人が実父だけだったのです。
ゴレの母ホンシルはどうか提供してくださいと頭を下げ、妹ホンジュに実父と
早く結婚するように伝えます。本心はどうなのでしょうか?きっと頭の中は
子供を助けたいことだけでしょうね。
二人の手術は無事終わりますが、実父だけがこん睡状態のまま寝たきりに
なってしまいます。
そこにホームレスのヤン・ヨングルがやってきて、病室をのぞき込み
「俺のせいで苦労させて申し訳ございません。許してください。」と頭を
下げます。それを見たデリュクは「何か変だし、おかしい」、また実父も
事件の当時記憶がなかったと言っているのを思い出し、デリュクは先輩に
電話して30年前の殺人事件の資料と裁判記録を見せてもらいます。
先輩も疑問だらけの内容だと言い、デリュクはヤン・ヨングルを捜します。
真犯人のヤン・ヨングルはデリュクのやさしさに心を開き、自ら警察に
自首します。そしてすぐにそのことが大きくニュースとなって流れます。
目を覚ました実父はホットしたことでしょう。
デリュクはドランとよりを戻すと家族に伝えますが、母のウニョンは
JSグループの令嬢と結婚させようとしているので大反対します。
デリュクは実父のパン屋さんでバイトのイ・テプンがドランを好きなのを
知っているのでソワソワ落ち着きません。

最終回、お酒ばかり飲んでいるデリュクに母のウニョンはドランに
助けを求めに行きますが実父が激怒します。
デリュクは外国に行くと言い、会社に辞表を出します。
ダヤもドランに心から謝罪し、デリュクの外国行きを止めてほしいと
お願いに行きます。
もちろんドランの心の中もずっとデリュクだけです。
実父も最後は心の向くままにしなさいと言い、ドランは空港に
向かうのです。
2年後実父は再審請求をして無罪判決を勝ち取ります。
過ぎた歳月が夢のようで、今はすべてがありがたいと思っている実父は
養護施設を運営し、すべての家族がhappyendを迎えるラストでした。















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6 コメント

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良かった (nana5)
2020-02-03 07:09:53
時代劇も初恋も見たことありませんが、実の父親が素晴らしく良かったです。別のドラマも見たくなりました。
返信する
チェ・スジョンさん (rabu722)
2020-02-03 12:38:54
nana5さん、こんにちは^^
私の韓流ファンのお友達も本作を見て
チェ・スジョンさんを知って、切ない眼差しが
とても良かったと言ってました。
同じような格差社会を題材にしたちょっと
古いドラマですが、ヨン様と共演された
ドラマ「初恋」をお勧めしました。
こちらのドラマも切なかったです。


返信する
良かったです (れい子)
2020-02-04 09:13:03
私もチェスジョンはこのドラマではじめて知りました。父と娘の愛が切なかったです。娘のユイが痩せすぎて心配になるほどでした。ありがとうございます。
返信する
父娘愛が・・・ (rabu722)
2020-02-04 09:37:18
れい子さん、おはようございます。
被害者家族と加害者家族の心情が
丁寧に描かれていて、それぞれの
家族愛が切なかったですね。
涙、涙のつらくやるせない物語でした。
本作のユイさん、痩せてますね。
私もずっと感じていました。
返信する
母親たち (hottodokku)
2020-02-10 14:23:29
こんにちは。母親たちのバトル戦はさすが韓国ドラマの面白さそのものでした((´∀`))ケラケラ・・・特にゴレの母親がゴレをゲイだと勘違いしたことが爆笑で、ここは特に笑えました。
返信する
家族愛が良かった (rabu722)
2020-02-10 14:44:04
hottodokkuさん、こんにちは^^
ゴレの母親が自分の息子を同性愛者だと
勘違いしたことに笑えましたね(笑)
ゴレの妹のダヤもドランに対する嫉妬から
いつも騒動を起こしていましたが、終盤は
ドランの真心に心を開き、急に仲良く
なってホットしました・・・
ラストはハッピーエンドが最高ですね!
返信する

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