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マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙

2012-03-22 | 劇場映画れびゅー
祝、メリル・ストリープ主演女優賞受賞!
マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』を観てきました。
★★★★★

激動の80年代を支えた女性首相マーガレット・サッチャー。
男性しか居なかった政界で孤独と戦いながら、確固たる目標に向かい首相にまで上り詰め、初めての女性首相でありながら最長の在任期間を務めた。
そんな彼女の心の支えは愛する夫と子供たちだった。

現在、政界を離れて十数年、老いた彼女は痴呆が進み、亡くした最愛の夫の幻と会話をする穏やかな日々。
自分自身の痴呆を認識し、手離せない夫の遺品を整理しながらかつての生活に思いを馳せる。

サッチャー役はメリル・ストリープ。
この映画何が良いってメリル・ストリープが本気過ぎ。
冒頭、ショッキングなサッチャーの姿を演じるメリル・ストリープが出てきた瞬間から完全に飲み込まれでしまいます。
アカデミー賞獲って当然、顔は違うけど、スクリーンに映るのはサッチャー以上にサッチャーでした。

ゆるぎない信念で生首相にまでのしあがり、激動の英国の舵をとって歴史に名が残るまでなった彼女が、こんなに孤独だっただなんて、そして現在の生活とのギャップ、本当に意外。
退任の際に居た政治家は多くがまだ現役だと思うんだけど、それを辛口でバッシングしている描写を「言い過ぎw」と思いながら観ていました。
数々の明言も面白いけど、「部下を試しすぎる」ってところにハッとするトップの人は多いんじゃないかな。



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1 コメント

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サッチャーにも いろんな面がある (zebra)
2013-02-15 07:59:30
サッチャーの政治家としての実績は すばらしいが あくまで それは 彼女の"光"の面

 孤独な面は彼女の"影"の面。あまり知られない部分 あるいは知られたくない、知る価値がない部分だってあるから・・・

ストリープ演技は さすが女性版デニーロと言われるほど役のリサーチ振り。彼女の演技にデニーロも認めるのも 当然だなと 思いました。

 とある偉大な親を持つ七光り子ども特集で
サッチャーは 双子の息子と娘で 息子"マーク"を溺愛して "娘"キャロルは そっちのけのえこひいき愛情だったそうです。

息子のマークは甘やかし放題が災いしたのか
アフリカ大陸の 「パリ・ダカール レース」で行方不明になった際 サッチャー首相は あわてふためき、国家予算の日本円で2億円つぎこんで捜索したら レースを勝手にリタイヤして  砂漠の中 テント張って のほほんと待ってたそうです。 そして 母マーガレットに対し、

 「SORRY、MOMMY」 (ママ、ごめんな~) と新聞の見出しになっちゃいました・・・・
アホ・・・・(><)

 この騒動が きっかけで、イギリス中が マークのろくでなしぶりが表面化し、サッチャー首相にイギリス国内中から非難を浴びたんです。
 
 育て方を間違えた サッチャーの汚点・・・
でも、そういうのも ひっくるめて "サッチャー"なんです。
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