そーれりぽーと

映画、旅行、植物など気の向くまま

新作映画の満足度は最高★5つで表示

バックダンサーズ!

2006-09-18 | 劇場映画れびゅー
アイドルのサクセスストーリーって有りそうで無いなぁと思いながら『バックダンサーズ!』を観てきました。


ミウの「カッコ良くなりたい」という漠然とした夢に集約されているように、どこを目標に作った映画なのかさっぱり分からない。

プロのダンサーを目指しているのか、ダンスを売りにするアイドルを目指しているのか。他のダンサー達の踊りと見比べるとあまりにぬるい主人公達四人組。
カッコよくなりたければもっと練習して上手くなろうとしろと観客に思わせる下手さはキャスティングミスでしょう。練習してあの下手さならもっと違う事目指せ。なのに「俺ってスゲェ」的なダンスバトルも同じように参加するので感情移入出来るわけも無く、脇で支える面白い俳優達にばかり目が行ってしまった。

いや、言い換えると見所は四人以外の俳優とダンサー達。これは本当に見所。

四人が踊る場面は下手なだけではなく手抜が目立つ。
カメラでアップになっている人物以外のダンスはゆるゆるで、間に合わせ程度なのが丸分かり。元々踊れるソニンとhiroもあまり映っていない場面では手を抜いているのがわかるので逆効果。
他に出演しているダンサー達と比べると明らかに劣っているのは事実なんだから、“映画”撮ってるんだから、全部見られているんだからもっとやれよと言いたい。そんな風に観客に思わせる映画って面白い?

ダメならもっと上手い子を使うか中途半端に難しいダンスをさせず“MAX”や“SPEED”を目指すストーリーでも充分なのに。
って、ここでhiroがキャスティングされているせいで、そういうストーリーには出来なくなる。なんせ“SPEED”は彼女が原因で解散したようなものなんだから。

ネタバレ
カッコいいストリートダンサー達が激しいダンスを披露するダンスコンテストに参加する四人。なんでそこで普段彼女達がやっていたステージダンスをするのか。で、何故あれでブーイングが起きないのか。
平山あやとサエコはついていくのが精一杯な感じで、すっかり笑うところなのかと思いながら見ていたら直後のマイクパフォーマンス…なんて馬鹿馬鹿しい演出。
リアリティーの欠片も感じられない。

最後のライブもそう。Samantha Thavasaがスポンサーに付いたのになんで無許可の広場でライブを?
馬鹿馬鹿しいと言うか、馬鹿ばっかしと言うか。

久しぶりに頭の上に疑問符がたくさん生えたまま劇場をあとにしました。

最大の疑問は、バックダンサーズCDデビューについて。
何?CDデビューって?
歌うの???????

コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« X-MEN:ファイナル ディシジョン | トップ | マドンナ 『Confessions Tour... »

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
レコード (kossy)
2006-09-18 20:52:57
DVDデビューならなんとなくわかりますよね。

歌を歌うんだったら、結局はhiroとバックダンサーズになってしまいそうな・・・
返信する
こんにちは♪ (ミチ)
2006-09-18 20:57:50
この記事に関してはgooの方にTBが入っていないんです。

何かNGワードがあるみたい(汗)

ダンス映画なのにダンスで盛り上がらないなんて悲しいですよね~。

他の所にツボを見出しておりました。

たとえば田中要次を探せ!とか。
返信する
hiroのキャスティングが… (そーれ)
2006-09-19 02:55:51
>kossyさん

そうなんですよねぇ。

しかもSPEED解散させたhiroじゃないですか。

どんな意図でこの役を引き受けたんだろうって感じました。

歌うんならそもそもMAX路線で良いと思ってたんですが、昨日四人がプロモーションで出ていたテレビ番組で歌っているのを聞いてそう出来なかったもう一つの理由が判明。

サエコが素晴らしくオンチなんです。声も人に聞かせる歌には向いてない…



>ミチさん

NGワード探すの面倒くさくていやですよね

書くだけでも時間かかるのに。

この夏の邦画はソコソコ存在感の有る俳優達がチョイ役で顔を出しているパターンが特にかなり多いように感じません?

どうせならカメオで名前出さなかったらカッコ良いのに、みんな特別出演でしっかり名前も出してるのが粋じゃないですね(笑)

観てて面白いですが。
返信する