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デスノート Light up the NEW world

2016-11-02 | 劇場映画れびゅー
なぜ今続編?『デスノート Light up the NEW world』を観てきました。
★★

前夜にテレビで放送されていた、元の映画二部作と、本作への導入的な映像を交えて作られた総集編を観てからの鑑賞。

ちなみに、元の二部作のうち、前編の★は1.5。後編は4。
スピンオフの『L』には3.5個付けております。

80%の突っ込みどころと、90%の満足で★が3.5個付いた『L』と比べて、今回は80%の突っ込みどころと、50%の満足で★2つ。

地上にもたらされた6冊のデスノートを巡って、キラの後継者とLの後継者、そしてその間でバタバタしている警察組織と言う構図で物語が展開していく。

複雑で推理力を働かせながら楽しめる映画を目指したのでしょうが、みんなが秘密を抱え過ぎていて「マジかよ」よりも「またかよ」が勝る。
また、いろんな意味で登場人物たちに緊張感が足りなさ過ぎる。
デスノートに翻弄された世界の、その後とは思えない感覚。

久しぶりに戸田恵梨香のミサミサが観られたのだけが救い。

BGMが煩過ぎる。

ネタバレ
テレビ放送を観ていた人には想像がつくと思いますが、本作でLの後継者として、Lも名乗っていた竜崎を継承している新しいLは、恐らく原作のニアです。
『L』のラストシーンで、ニアとメロが子供の姿で登場したところから、長い月日が経ち、大人になった頃を狙って満を持しての登場。
キャラ的にも、粗暴ながらも正義感が有ったニアと被ります。
そんなニアを演じる池松壮亮。
これまでボソボソ喋る演技しか観たことが無かったので、今回のキレキレキャラには関心したけど、なんか表情がおかしくて聡明さを感じなかったのが残念。

東出昌大と菅田将暉の演技はなかなか面白かったけれど、東出昌大はキラとして覚醒した後も変わらなさ過ぎて、菅田将暉の偽キラに追いついていない。

そらそうか、真のキラの後継者は殺されてて、なんだかんだ約束の場所に中島は現れたけど、結局こいつも偽キラなんだから。ってそんな結論で本当に良いの?

聡明さと言うか、神がかったものを感じないと、Lやキラの後継者を描く映画としては物足りなくなってしまう。
韓流映画バリの、やり過ぎの上を行くやり過ぎでも良いから、もっと濃いキャラクターを作り上げて欲しかった。

回収シークエンスを端折るんならなんで6冊設定にしたのかというところに始まり、突っ込みどころが豊富な映画でしたが、まったくもって意味が分からないのは、キラが覚醒した後にヘリコプターから銃撃を受けた場面で、Lがキラと逃げるために共闘するところ。
自分の命を捨ててでもキラを倒したいんちゃうんかいって。



DEATH NOTE 完全収録版 (愛蔵版コミックス)
大場 つぐみ
集英社

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