忘れたころにやってきた三作目、『インフェルノ』を観てきました。
★★★★
ロバート・ラングントン教授のトンデモ美術史推理旅行は、マンネリ化しないように、より衝撃的でドラマチックな演出を増して帰ってきた。
まるでスパイ映画的なスピード感。しかも短期間の記憶を奪われた上に、命を狙われ、無理やりな感じで、頭脳明晰さを発揮できないじいさんが大慌て。
今回もシリーズのお決まり通り、イタリアの歴史、特にルネッサンスの美術、建築、宗教をストーリーに絡めてくる作りですが、今回ちょっと違うのは、極力トンデモ論を語ることを排除している辺り。
人類の半分を殺すウィルスをどこかに仕掛けて死んだテロリストが、何故かそれを阻止する為のヒントを美術品の中に仕掛けていると言う、止めて欲しいのかよと突っ込みたくなる設定ですが、それもこれも含めて序盤からトリックが散りばめられていて、推理劇としての質は本物になった感覚。
教授の記憶が飛んでしまっているところが利いている。
前回に続いて、大好きなイタリア歴史地区の、普段は絶対見ることのできない、裏の裏までを縦横無尽に案内してくれるマニアックな観光映画としても目が離せない。
殆どセットとCGのはずだけど。
ネタバレ
今回は、ピッティの裏側からヴェッキオ橋のヴァザーリの回廊経由でウフィツィー美術館を抜け、ヴェッキオ宮殿の裏側まで観せてくれる至高のルートがマジヤバい。
★★★★
ロバート・ラングントン教授のトンデモ美術史推理旅行は、マンネリ化しないように、より衝撃的でドラマチックな演出を増して帰ってきた。
まるでスパイ映画的なスピード感。しかも短期間の記憶を奪われた上に、命を狙われ、無理やりな感じで、頭脳明晰さを発揮できないじいさんが大慌て。
今回もシリーズのお決まり通り、イタリアの歴史、特にルネッサンスの美術、建築、宗教をストーリーに絡めてくる作りですが、今回ちょっと違うのは、極力トンデモ論を語ることを排除している辺り。
人類の半分を殺すウィルスをどこかに仕掛けて死んだテロリストが、何故かそれを阻止する為のヒントを美術品の中に仕掛けていると言う、止めて欲しいのかよと突っ込みたくなる設定ですが、それもこれも含めて序盤からトリックが散りばめられていて、推理劇としての質は本物になった感覚。
教授の記憶が飛んでしまっているところが利いている。
前回に続いて、大好きなイタリア歴史地区の、普段は絶対見ることのできない、裏の裏までを縦横無尽に案内してくれるマニアックな観光映画としても目が離せない。
殆どセットとCGのはずだけど。
ネタバレ
今回は、ピッティの裏側からヴェッキオ橋のヴァザーリの回廊経由でウフィツィー美術館を抜け、ヴェッキオ宮殿の裏側まで観せてくれる至高のルートがマジヤバい。
インフェルノ(角川文庫 上中下合本版) | |
ダン・ブラウン,越前 敏弥 | |
KADOKAWA / 角川書店 |
そんな部分あるものの面白かったです。そのように仕掛けないとエンターテイメントになりませんからネ。(^_^;)