このGW、日本では『のだめカンタービレ最終章』が話題でしたが、もう一つのクラッシックもの映画でしかも舞台は同じくパリの『オーケストラ!』が関西で封切られたので観てきました。
★★★★★
若干ネタバレですが問題有りません。
ボリショイ交響楽団の天才指揮者だった今は冴えない掃除婦のおっさんが、秘密のパリ遠征で指揮者に返り咲くのと、ある目的を果たす為に奮闘する話。
と書いてしまうとなんだか興味の湧かない映画なんだけど、映画全体にただようロシア人のルーズさを映したようなユルさと何でも有りな設定、交錯する各人の思惑とトラブルの連続。
ユルくて軽い、でもテンポが良いのと実は緻密に仕組まれた脚本のおかげで心地いい。
30年前に一緒にクビになって以来、引退しっぱなしのオーケストラのメンバー達を集めて遠征するなんて、真面目に考えたら絶対有り得ない設定。
でも、なんで全員クビになったのかなんて背景を絡めて描かれ、観てると応援したくなってくる。
ロシア人とフランス人の相容れないやり取りやら、同じロシア人でもルーズ過ぎて全く計画通りに進まない公演のハラハラ感なんか、予想通りの展開でもそれを上回る楽しさできっとずっと笑って観れると思います。
この映画で本当にイイのはクライマックスのコンチェルトの場面。
タイトルから想像してもクライマックスはオケでの演奏ですが、その通り、そのまま。
でも、『のだめ』のあれは何だったのかと思ってしまう位の臨場感と、演奏しながらの演技と軽快な編集、明らかになる真実、ゾクゾクの波が襲ってきます。
バラバラに思われた全員が、指揮者のタクトとバイオリンのソリストに合わせて魔法のコンチェルトを奏でてゆく。
邦題は、『コンチェルト』か『協奏曲』にした方が良かったかも。
ネタバレ
この先は観てない方は読まないでください。
どうせ娘ってオチやろ?的なところ、「そっか他のメンバーもお母ちゃんの顔知ってるんや」と広がっていく小出し感、演奏中に広がっていく30年前にかけられた魔法、うわーめっさ気持ちイイ!
『のだめ最終章』は慣れきったせいで楽しめなかったのかと思ってたけど、根本的にあれはテレビドラマの延長で、映画としては技術的にも脚本的にも役者的にも…モゴモゴ。
映画としては『オーケストラ!』に軍配です。
★★★★★
若干ネタバレですが問題有りません。
ボリショイ交響楽団の天才指揮者だった今は冴えない掃除婦のおっさんが、秘密のパリ遠征で指揮者に返り咲くのと、ある目的を果たす為に奮闘する話。
と書いてしまうとなんだか興味の湧かない映画なんだけど、映画全体にただようロシア人のルーズさを映したようなユルさと何でも有りな設定、交錯する各人の思惑とトラブルの連続。
ユルくて軽い、でもテンポが良いのと実は緻密に仕組まれた脚本のおかげで心地いい。
30年前に一緒にクビになって以来、引退しっぱなしのオーケストラのメンバー達を集めて遠征するなんて、真面目に考えたら絶対有り得ない設定。
でも、なんで全員クビになったのかなんて背景を絡めて描かれ、観てると応援したくなってくる。
ロシア人とフランス人の相容れないやり取りやら、同じロシア人でもルーズ過ぎて全く計画通りに進まない公演のハラハラ感なんか、予想通りの展開でもそれを上回る楽しさできっとずっと笑って観れると思います。
この映画で本当にイイのはクライマックスのコンチェルトの場面。
タイトルから想像してもクライマックスはオケでの演奏ですが、その通り、そのまま。
でも、『のだめ』のあれは何だったのかと思ってしまう位の臨場感と、演奏しながらの演技と軽快な編集、明らかになる真実、ゾクゾクの波が襲ってきます。
バラバラに思われた全員が、指揮者のタクトとバイオリンのソリストに合わせて魔法のコンチェルトを奏でてゆく。
邦題は、『コンチェルト』か『協奏曲』にした方が良かったかも。
ネタバレ
この先は観てない方は読まないでください。
どうせ娘ってオチやろ?的なところ、「そっか他のメンバーもお母ちゃんの顔知ってるんや」と広がっていく小出し感、演奏中に広がっていく30年前にかけられた魔法、うわーめっさ気持ちイイ!
『のだめ最終章』は慣れきったせいで楽しめなかったのかと思ってたけど、根本的にあれはテレビドラマの延長で、映画としては技術的にも脚本的にも役者的にも…モゴモゴ。
映画としては『オーケストラ!』に軍配です。
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こちらこそ、本年もよろしくお願いします!
>ああ・・そういうことなのね
でしたねぇw
ラストは仰るとおり相乗効果でゾクゾクして楽しみました。
読み逃げしておりました(汗)
どうぞ、今年もよろしくお願いします!
この作品!劇場で観たかった~と後悔
でも、どうせ娘って・・と私も思っていましたが、ああ・・そういうことなのね~と感動!
ラストの演奏の迫力と真実の感動が重なってよかったです!!
いい映画でしたよねー
長年の間にぐっちゃぐちゃになってたオケがひとつになっていくところ、元々が一流だったってところに嘘っぽさを感じさせないのが、のだめのマルレオケとの違いかなw
「コンサート」が何故「オーケストラ!」に?
しかも、最後に「!」
のだめとは、あは、比べたら可愛そうかも。
こっちにはメンバー全員の30年間の思いや人生や歴史が織り込まれて
最後のクライマックスへ行くのが圧巻でしたね。
ですねぇw
でもクライマックス観ながらずーっとそれが頭に浮かんでて、浮かんでてもグイグイくるもんですから一応書いとかないと、とw
関西では5月1日からだったんですよ。
で、ちょっと開けて5月4日に観たんですが、大阪でミニシアター1館のみなもんで朝から超満員でした。
シネコンで拡大上映されないかなぁ。
今もって物凄い混んでるこの作品、そろそろ2回目に行きたいんですよ、今週末あたり…。