そーれりぽーと

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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

2012-02-23 | 劇場映画れびゅー
911を題材に描いた感動作?
ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』を観てきました。
★★★★

観たことがないタイプの特殊な映画だった。

ちょっとネタバレ混じりで書きます。

あらすじをざっと紹介すると、父親を911のテロで失った少年が、父の死と向きあえず、父の遺品の中から見つけた“鍵”に合う鍵穴を探してNYを駆けまわる。

これって実は表のあらすじで、大きなテーマが裏には有るんよね。
そのテーマに気付くまでが、もう腹が立つと言うかもどかしいと言うか、この少年の行動が理解できなくてひたすらイライラと。
このままだと何が起きても全然感情移入なんて出来無いやん的な。

少年の感性と行動、わけがわからなかったんです。

でもね、この少年アスペルガーなんです。
映画の中で少しだけこの事に関する台詞が有るんだけど、すっと聞き流してしまいそうな位ぼかした会話なので「違うぽい」と思い込んで観てしまっていました。
途中で確信してから彼の表情を思い返すと、いろいろと思い当たる事が。
彼自身の振る舞いもそうだけど、家族の接し方もよくよく考えるとちょっと変わっている。
きっとね、二回目、もう一度この映画を観たら、初めから彼の困惑が伝わってきて泣いてしまうかもしれない。
困ってるという事に気づけなかったところが悔しい。

これ、気づけるように作ってあるけど、気づけなかったり、アスペルガーについて知らないと「なんだこの映画」って事になるやろなぁ…。
よっぽど映画好きじゃないと途中で飽きてしまいそうだし、いっそのことそういう映画だって前フリしてあげた方が親切だと思うんですけれど。

そんな少年役のトーマス・ホーンの熱演が凄過ぎ、理解してから魅了されました。
やっぱもう一回見なおさなければ。

にしても、何と言ってもサンドラ・ブロックですよ。
さすが…、号泣しました。

脇を固める大人たちの豪華な事も見所。

ネタバレ
サンドラ・ブロック演じるお母ちゃんが、息子の事を全身全霊をかけて守ってた事がわかった瞬間。
全てのからくりが解けて、号泣ですよ。
大号泣w

父親との絆を追う少年話のようで、実は障害を持つ少年と彼を見守る母親の話。
やられたー!



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