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韓国ドラマ『食客』がドラマチック過ぎてハマる その2

2009-04-23 | エンタメ
途中から人間関係がグッチャグチャに壊れていく様子は、トップ画像のポップでなごやかな雰囲気からは想像も出来ない。

前回の紹介記事を訂正したいくらい、全然料理ドラマじゃなくなっていきます。
同時に面白いドラマなのかも微妙な感じで、お勧めもしづらい感じにw
でも見る角度を変えればむっちゃ面白いかも。


今回はネタバレ全開で人物紹介。

途中から劇的な展開を狙い過ぎたせいで、登場人物達が次々に錯乱しまくる壮絶な話になっていくので、マトモに考えて見るよりも常に斜に構えて見る方がもっと楽しめます。

と言う事で、今回の人物紹介は正確に描写する以上にかなり創作入ってますので、本編を見てない人には先入観与えてしまうので読まないようにw


ソンチャン
天才料理人で、この“料理ドラマ(?)”の主人公。
常に驕らない性格のナイスガイ。
いつでも他人の為に尽くし損してばかりのように見えて、意外とオイシイところはちゃっかり持って行く事が多い。
一番理解して欲しい兄貴に対してはいつも譲歩してるのに、あいにく毎回嫌われてしまう可愛そうな弟。
びっくりする時の表情がわざとらし過ぎて、他人の気を引こうとしている風に見えるのが兄に嫌われた原因か。
血の繋がっていない兄と同じく逃亡癖があるが、責任は放棄しないところが違う。
女の子に奥手に見えるけど、ピッチリシャツに袖ロールアップで常に臨戦態勢。


キム・ジンス記者
森口博子。
有り得ない位の図々しさとお転婆っぷりに「これがこのドラマのヒロイン?」と不安になるが、見てる内に他の人たちのもっと極端に酷い性格が目立ち始め、一番マトモで頑張ってる女の子と錯覚すれば不思議と可愛く思えてしまう(このドラマの妥協点とも言う)。


ボンジュ
自意識過剰で、シェイクスピアかと突っ込みたくなる位に被害妄想から嫉妬に狂う最もタチが悪いタイプ。
雲岩亭の次の後継者は当然自分だと思い込んでいた安心が揺らいだ途端、嫉妬の鬼と化し見境無い性格へ。
経営者としての自覚よりも「俺様経営者www」思考。
自ら包丁をふるっていたくせに老舗料理屋の経営をしている事を理解しておらず、先代の親父の忠告に耳を全く貸さずに暴走した挙句、事実上経営権を取り上げられてしまう。
弟に対しては父の目を気にして我慢して兄貴ぶってきたけど、敵と見なしてからは容赦しない。
最大限に気を使って出て行った弟に感謝するどころか、思い込みでさらに恨みを募らせ、罵倒したり嫌がらせをしたりやりたい放題。
元は温厚なのでそれでも人間関係は上手く回っていたが、追い詰められると逃亡して無かった事にしようとし、逃亡中に事態が悪化していても非を認めず他人を責めて怒りをぶつける最悪な人格が露呈。
発想が短絡的すぎるので、ムカつくキャラクターとして見るよりも、おバカキャラとして見る方が面白くて笑える。


ジュヒ室長
ボンジュの彼女のくせに、その弟にもツバを付けておこうと狙うしたたかな悪女。
考えごとをしてそうな顔のアップになる場面が多いけど、声に出さない台詞(本音)を想像しながら見るとむっちゃおもろいドラマになる。
例えば、ボンジュが進言を聞かない時は「あんたに何が出来るっての」。
ボンジュが失敗した時は「つかえねーわね、このバカ」とか。
事有るごとにソンチャンとジンスの間に割って入ろうとする姿勢からも性格の悪さが伺え、仕舞いにはようやく春が来たソンチャの目の前で、狙って倒れる奇策に出るが気を引くのには失敗する。


ミヌ
ソンチャンの意地悪な先輩で、ボンジュの腹心を嫌々演じている。
ボンジュの女々しい部分を突いてコントロールしようとする蛇の舌っぷりがムカつくが、失敗したら鞍替えする辺りがさすが。


ソクトン
ソンチャンの後輩、弟分。
女っ気の全くないソンチャンの性の捌け口としか思えない演出の連続。


総料理長
ソンチャンの義父で、自称“待令熟手の末裔”として雲岩亭を経営していた。
人は良過ぎるくらいに良いのだけど、良すぎて八方美人。
雲岩亭相続の件で一番の被害者となった実の息子ボンジュは、父の愛に飢え、成功することで気を引こうとする曲がった性格に育ってしまった。
いつも梅干を食べている(顔)。



と、こんな感じで妄想しながら見ればさらに楽しめるはず。
多分。

初回放送は今日で終わりだけど、WOWOWだからまたやるでしょう。
ちなみに映画版はかなりストーリーが異なるようです。

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