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レヴェナント 蘇えりし者

2016-05-02 | 劇場映画れびゅー
レオナルド・ディカプリオが、遂にアカデミー主演男優賞を獲った『レヴェナント 蘇えりし者』を観てきました。
★★★★★

やたらとレオぽんにだけハードルの高いアカデミー賞でしたが、ここまでしなければ獲らせて貰えないのか。と、恐怖を感じさせる究極の演技に打ちのめされました。
よくがんばった!昔は嫌いな役者の筆頭だったのですけれど、ここ十数年で本当に素晴らしい役者さんに化けた。

近年最高の映画だと思っている昨年の『バードマン』アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督作と有って、序盤から画作りの特殊性と物語の構成の妙に全て心ごと持って行かれる映画でもあります。

オープニングで森林の中を流れる水の揺らぎを観ているだけで引き込まれ、そこから緊張感を高めていく上手さ。
序盤の30分はアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督の真骨頂とも言える、計算でこんな美しく描けるのか出来るのかと、どう撮ったのかわからない長回しの連続に目が釘付け。
作り物の映像とは思えないクオリティーなんですよ。あまりに自然に、でも全く隙無くカメラの動線が人や物の動きを捕らえていく、殆ど芸術技ですが、彼にとってはほぼ全編通してカットが無いように観せた『バードマン』と比べたら難のない作業なんでしょう。

物語が回り始めるまでに人物設定をしっかり描ききってしまうところも上手い。

悪役のトム・ハーディの演技も要チェックです。

ネタバレ
回り始めてからは『ダイハード』よりもダイハード。
執念の物語。
どんな大怪我を負っても復讐への執念で生にしがみ付いていた主人公が、目的を達成した途端「ふっ」と…。



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1 コメント

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過酷な環境下の演技 (もののはじめのiina)
2016-05-18 09:28:54
>序盤から画作りの特殊性と物語の構成の妙に全て心ごと持って行かれる映画でもあります。
ベタ褒めでしたから、★★★★★の評価もガッテンしました。^^

「よくがんばったディカプリオ」と声を掛けたくなる過酷な環境で演技しました。

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