チェケラッチョ！！

漬けらっきょう！　島らっきょう！　ちぇちぇっちぇちぇっちぇっ　ちぇけらっちょ！！
のCMに惹かれて「チェケラッチョ！！」を観てきました。
★★★★

まるで沖縄版「スイングガールズ」（平岡裕太もいるし）。青春ものの王道を行く根性と恋愛でストーリーは成り立っていて、思うように展開していく。
だけど、HIP-HOPと陽気な沖縄が舞台なのでノリが良く、全く灰汁が無くて清々しい気分で劇場をあとにできた。

ORANGE RANGEの楽曲をBGMに（ほとんどフルだったような）美しい沖縄の景色と甘酸っぱい青春が調和していた（おっさんくさ）。

主演の市原隼人がハマりすぎていて、他の３人（井上真央、平岡裕太、柄本佑）がイマイチなのも気にならない良さでした。
ただ、市原隼人は頭が小さすぎて井上真央と並んだ時にかなり違和感が（笑）　井上真央の頭がデカイわけでは無いんだけれど。

沖縄のなまりは…どうなんだろう、私には上手くやっているように聞こえましたが。
下手な関西弁を話す映画を観ているとイライラする事があるけれど、この映画のなまりは違和感無いものなんでしょうか？

劇中に出てくるHIP-HOPバンド“ワーカホリック”のボーカルは、はじめHIROKI（ORANGE RANGE）のカメオだと決め付けて見ていたので「こいつやっぱソロのが良いんじゃないの？」なんて思っていたのですが、なんと実は玉鉄。上手さにびっくりです。
観終わった後で気になったので調べてみましたが、やっぱりあれは玉鉄自身が歌っていたみたい、凄いね。
というか、むしろ市原隼人も歌とラップ上手くてびっくりですよ。

韻（ライム）の踏み方初級者講座的なところもかなり面白いです。
劇中「松島や　あぁ松坂屋　高島屋」と透が言ってたのを聞いて「あ、ウマイ！」と思ってしまいました（笑）

最近韻のルールを無視したラップの楽曲が増えて尚且つヒットなんかしていますが、韻の踏み方は下手でも言葉の壁を越えて耳には楽しく聞こえるものだから守って欲しいですねぇ。

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