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人間味あふれる第82回アカデミー賞

2010-03-09 | 映画+
ハート・ロッカー』が主要な部分をかっさらい、『アバター』は技術面、『イングロリアス・バスターズ』は『ハート・ロッカー』の隙を縫って脚本とか編集辺りを一つ位取るかな?
なんて思ってたけど、『イングロ』が食い込めなかったとこが予想外。

昨年の低予算でエコを逆手に取ったショーのウケが良かったからでしょうか、今年もスターをバンバン登場させて値切りやすい人件費に費用を割いてる分、地味なステージを豪華で華やかに感じさせる作りの授賞式でした。

でも改めてよー考えるとなんか地味過ぎ。
ショービジネスでは有名な方が演出をしたらしいけど、オープニングのミュージカルで期待させておいてその後は地味で平凡な展開が延々と続く。

今年も受賞結果よりも斜めから観た独善的な感想で書きます。

歌曲賞のショーがカットされてる?!
ライブで歌ってくれるだけで盛り上がる歌曲賞のショーが無かったのはガッカリ過ぎ。
アカデミー賞のステージで一番盛り上がるパートやのに、そこまでお金に困ってるんかな?
作曲賞メドレーに付けてたストリートダンスも地味過ぎ!
あんなあの場に似合わんショーならやらん方が良い。

その分司会の二人、スティーブ・マーチンとアレック・ボールドウィンの『恋するベーカリー』コンビが盛り上げてくれるのかと言えば、アレック・ボールドウィンがちょっと浮いてるのをスティーブ・マーチンがフォローしまくり。
アレック・ボールドウィンは最初のトークだけにして、後はスティーブ・マーチンひとりで会場中いじくり倒した方がおもろかったような。

主演男優、主演女優をスター達が一対一で紹介するのは昨年に続いての演出やけど、今年は昨年のような華やかさ重視じゃなくて本当に仲が良かったりゆかりのある人物が担当。
紹介のスピーチがむっちゃ心打つ演出。
でもやっぱ地味なんよ。

目新しかったのはホラートリビュートくらい?

WOWOW的には滝川クリステルが全く役に立ってなかったとこも微妙。
戸田奈津子大先生様が出てなかったとこは良かったけどw

毒づくのはこの辺までにしておいて、今年の見所。


主演女優賞のサンドラ・ブロック!
選ばれた瞬間から気丈に振舞ってたよなー。
メリル・ストリープにハグされてたら絶対泣いてたと思う、ハグされそうなのを避けて逃げてたし。
スピーチで泣かないように指示されてたせいもあって、泣くのをこらえてたところがが映画と被って余計にグッときた。
昨日ラジー賞で潔いスピーチした後だから余計にカッコいい。元々ファンやけど余計好きになった。

それから、監督賞の発表の後、間をおかずに作品賞を発表したトム・ハンクス。
あれもう『ハート・ロッカー』が獲るって確信犯のタイミングで、それも『アバター』と賞レースになってたのを意識しての「Winner」発言、オサレすぎる!

あと、ジョージ・クルーニーの人気者っぷりもw

ベン・スティラーの仮装もおもろかったけど、どうせなら当初予定してた通りサーシャ・バロン・コーエンとの掛け合いが見たかったなぁ。
難癖付けてサーシャ・バロン・コーエン下ろしたのは、内容云々よりもよっぽどジェームズ・キャメロンが彼自身を嫌いだったせいな気がしないでもない。



その他もろもろ、今回はついったーでもつぶやきまくってますのでよろしければそちらも。

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