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グランド・マスター

2013-06-01 | 劇場映画れびゅー
久しぶりのウォン・カーウァイ監督作は、なんとカンフー映画!?
グランド・マスター』を観てきました。
★★

まるで天下一武道会が始まるかのような予告編に期待した方、そんな映画じゃないです。

オシャレ過ぎて凄い。
カンフー映画を撮ってもウォン・カーウァイはウォン・カーウァイだった。
カンフーの達人がバンバン登場するのに、オシャレ過ぎて拷問に近い。さすがスタイリッシュ・ムービーという訳の解らん表現を生み出した監督。
カンフーの場面が素晴らしくカッコよくて美しいのだけど、ドラマパートが無駄にオシャレで無駄に間延びして、無駄に長い。
激動の時代を生きたカンフーの達人達の半生記という部分が主題であり、カンフー映画では無いところが観る上で知っておいたほうが良いポイント。

でないと、アクションを期待して観に行った人は「んー、もう良いよ、戦えよー」となってしまいそう。
(かく言う私は、ウォン・カーウァイだと知って観ていてもムズムズしていました)

『マトリックス』以降増えたカットの繋ぎで作り上げる似非カンフーの達人のアクション・シーンには若干違和感が付きものですが、今回手足の動きにアニメチックな残像を残す映像表現を用いる事で臨場感を増す事に成功している。

2010年頃からやたらと抗日が背景にある映画が増えてるのが気になる。
同じ時代を描いた映画でも、以前はこんなに日本を仇として表現していなかったと思うのだけど。



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