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イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密

2015-03-14 | 劇場映画れびゅー
『SHERLOCK』の続きが観たくて禁断症状なところに、ベネディクト・カンバーバッチが天才数学者役を演じると言うところに惹かれて『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』を観てきました。
★★★★

数学の天才でアスペルガーな主人公アラン・チューリングが、大戦を終わらせる切掛となったドイツ軍のエニグマを解読するコンピュータを作る話なのだけど、演じるベネディクト・カンバーバッチが『SHERLOCK』と同じくぶっ飛んだ天才を演じていて楽しませてくれる。
ヒューマンドラマとミステリースリラーの要素が混然となった展開になっているから飽きることは無い。むしろエニグマの謎を解く過程の物語のそこかしこで謎(伏線フラグ)が生じ始めて、話が進むほどに観てる側はハマっていく。

「彼が抱える切ない秘密」だとか、「泣けるミステリー」だとか言う宣伝文句も言い得ていて、そこを気にしながら観ていてもブワッと泣いてしまいました。
一見とっつきにくいように思えますが、“人”が面白い映画なので、ゆっくり落ち着いて観たい方にオススメです。

ネタバレ
絶対に言えない秘密の答えの察しが付いた辺りから、物語のテーマが二つになって、もの凄く複雑な気持ちでの観賞になりました。
時代は変わって、世の中は寛容になったとは言っても、日本では誰もがオープンに出来る訳ではない社会構造なのは相変わらずです。



SHERLOCK/シャーロック シーズン1-3 コンプリート Blu-ray-BOX
ベネディクト・カンバーバッチ,マーティン・フリーマン,マーク・ゲイティス
KADOKAWA / 角川書店

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